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zoom RSS いつか天魔の黒ウサギ 07話『抜き打ちテストの新任教師』

<<   作成日時 : 2011/08/20 13:37   >>

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大兎は生徒会室へとやってくる。

「呼んでないぞ」
「俺がお前に用があるんだ」

月光は大兎を呼んでいない。その代わり、印刷したメールを読んでいた。

紅 月光殿

これまで再三にわたり要請を出してきたとおり、先日校内で起きた、魔女サイト・ヒメアとその犠者、鉄大兎に関する件の詳細を報告書としてまとめ、速やかに、『軍』に提出することを求める。

これ以上の任務放置及び、命令違反は、『軍』への反逆行為とみなし、宮坂高校生徒会長、紅月光の身柄拘束のため、我々は動くことになる。


以下略(´・ω・`)

それに構わず、大兎は話す。

「俺はもうヒメアを悲しませたくない。だから、彼女を守る力が欲しいんだ」

月光は紙をくしゃくしゃにし、ゴミ箱へと投げ捨てる。
天才だからもちろんゴミ箱にイン。

「あれだけ何もできず、俺やサイトヒメアに迷惑をかけ続けていて、それでものうのうと何もしないのなら、お前はクズだ」

でも大兎はこうして考えて行動を起こそうとしている。

「雑魚が雑魚なりに、無駄に足掻きたいというわけか」

口は悪いが、月光なりの雑魚への賞賛といったところだろう。
それは大兎にだってもうわかっていること。もちろん月光のそれを無条件で受け入れるのは癪だろうが……でも今はそんな場合でもないのだろう。

「じゃあ俺、その無駄な足掻きをしたいんだよねぇ」

そう言う大兎のため、月光は生徒会室の壁に《道程》を開く。

「この先の主に会って来い。そいつに代償さえ差し出せば、たいていのものは与えてくれる」

話だけ聞けば簡単だが……さて、この先には何が待ち構えているのやら。
大兎はその中へと向かい、その彼に月光は言う。

「なるべく死ぬな」

意味深なその言葉を聞いて間もなく、大兎は穴の先へと吸い込まれていく……



遥は普通に授業を受けていた。
その左隣の席はもちろん空席。

『生徒会って大変なんだなぁ…』
むふぅ……(´・ω・`)


ヒメアは屋上にいた。
退屈そうな彼女であったが、チャイムが鳴り、次は体育。大兎の姿が見られるとあって、ワクワク。

「特等席から、いっきまーす」



その頃、大兎は暗く妖しい世界へと来ていた。

月光が言っていた代償のことを考える。
金であればマズイ。大兎はそんなもの全然持っていないのだから。
でも、そんなものであるはずがない。

【お前の願いは何だ?】

ふと、声が聞こえてくる。

「お前がここの主か?」

姿は見えない。
が、だからこそここの主らしく感じられる。

【私はエデルカ。欲望の天秤を統べる者。願いの釣り合いをはかる者】

そう言う主に、大兎はここに来た目的を話す。



美雷はまたも落書きをしようとしていた。
それを描くため、美雷はゴミ箱をあさって紙を取り出す。
先ほど月光が捨てたものだが、彼はそれを気にせずどっしりと構えている。そして先ほどヒメアを守る力が欲しいと言っていた大兎のことを考える。

『力を得たとしても、奴にそれを受け入れるだけの器があるかだ』



【お前が欲する、どんな力でもやる】
「本当か!?」
【その代わり、それに釣りあう代償を、お前から勝手に奪うぞ】
それに大兎の選択権はない。

【体の一部にしようかしら。大切な思い出…、夢や希望もたまらない……!】

ここの主は決して趣味がいいとは言えないようだ。
この前ここに来た欲深い国王からは、その国の全ての人の命を貰ったという。

【さあ、私と一緒に、冥訃の輪を潜りましょうよ】

そう言ってエデルカは大兎の頭に何かを施し、次の瞬間彼の頭の中にとある映像が流れ込んでくる。
そこにはヒメアがいた。肩から下を失った大兎を大事そうに抱えた彼女が。
そんなヒメアはここに来て、今の大兎と同じようにエデルカに願った。

『彼を……大兎を生き返らせて欲しいの』

死んだと思っていた。
15分間に7回死んで、もう二度と生き返らないと……そう思っていた大兎。しかし、彼は何故か生き返ることができた。その真実がこの映像に表されていた。

たかが人間だとしても、命の蘇生は決して安くない。
ヒメアはそれを知った上で躊躇しない。それほどに大切な存在だから。

『彼が大切なの。どんな代償も……払うから』

そして、ヒメアは大兎の蘇生に釣りあう何かを失った――



体育には大兎がいなかった。
特等席の木の上を陣取ったヒメアであったが、お目当ての彼がいなくてちょっとしょんぼり(´・ω・`)



映像が消えた後、大兎の前にエデルカが姿を現す。
その禍々しい姿を前にして、大兎は現実感を取り戻す。

『俺、やっぱりあの時死んでたんだ……!』

自分のためにヒメアは大事なものを失ってしまった。
エデルカによると、ヒメアはほとんどの魔力を失ったのだという。そのことを愚かだと言うエデルカだが、大兎はそれを否定する。

【なら証明しなさい。全てを差し出して、彼女を守りたいとそう言いなさい】

うまく誘導している。大兎が代償を差し出すように。

「俺はヒメアを守る力が欲しい」

代償さえ差し出せば、それを叶えることができる。でも、それにはどれだけの代償が必要なのか。大兎はそれを若干ながら考える。それに……

「でも、自分の力でヒメアを守りたい。だから、ポンと楽して力を貰うのは嫌なんだ」

空手でもそうだった。
自分で努力して強くなる……それが大兎の願い。
それはエデルカにとってとてもつまらないものだ。しかし……

【もしも、その願いの代償が軽いと思って願ったのなら、大きな間違いよ】
「えっ……?」
【あなたの大切なものを、冥訃の輪を潜り、天秤の片方に置きましょう。釣り合いがとれるように】

そして、大兎の頭の中にある情報が流れ込んでくる。
それは彼が努力して強くなるために必要な情報。それと引き換えに、代償として何かが失われていく。

「俺は何を失ったんだ……?」

それは今はわからない。
でもその時になれば知ってしまうのだろう。
自分が大切な何かを失ってしまったことを――



ヒメアは生徒会室へとやってくる。

「大兎は?」
「不死身くんなら出かけたよ」
「お前の口は余計なことを話すためについているのか?」
今更否定してももう遅いが……

「うそうそ。エデルカのところに行ったなんて嘘だから」
「お前は底なしの馬鹿だ」
同意(´・ω・`)

エデルカ。それを聞き、ヒメアは不安になる。
大兎自体のこともそうだし、あのことを知られてしまうと思って……

そこで大兎が戻ってくる。
目の前にはヒメアがいて……
大兎自身が大切なものとして最初に浮かべた彼女は無事であることが確認され、大兎はほっと一息つく。

「これで少しは俺の役に立つか。いや、所詮レベルアップしても奴隷は奴隷か」
まあそんなもの(´・ω・`)



ヒメアに何事もなくて良かった。大兎にも今のところ異常は見られない。

「なら結果良かったけど……それで大兎がまた死んでたりしたら私……どうしたらいいのよ。無茶しないでよ、私なんかのために……」
「ヒメアだって、俺なんかのために勝手にエデルカのところに行ったじゃん」
勝手じゃなきゃ行けませんでしたけどね(´・ω・`)

「俺、またヒメアに迷惑かけてたんだな」
「迷惑、だなんて……」
「言ったよな。俺はヒメアを守れるぐらい強くなりたいって。だから、エデルカに会いに行ったんだ」
不安だったけど、でもとっても嬉しい言葉。

「ヒメアはいろんなこと背負いすぎだよ」

大兎はヒメアにと面と向かった位置に立つ。

「これからは俺にも背負わせてくれよ」
「でも……」
「一緒に背負えば、軽くなるから。二人なら、きっとうまくいくよ」
大兎……(*´・ω・`*)

では宝さがしに行こう。

「ヒメアを守るための何かを探しに」
「私も行く!」
ダメだなんて言わせない。

「大兎言ったでしょ。一緒に背負えば軽くなるって。だから、二人で探したほうが、早く見つかるって」

ヒメアは真っ直ぐ大兎を見つめる。
画像

「そうだな。行こ、ヒメア」
「うん!」

大兎とヒメアはあの公園にやってくる。
エデルカから貰った情報をもとにして、ヒメアの作り出した《道程》から、条件に合う候補地へとやってくる。
一見して何も無いそこであったが、べちょべちょと不思議なものが降ってくる。
この世界の雨だろうか。なんて考えていたところへ、化物が襲いかかってくる。
大兎は貂魔の炎を使ってそれを倒すが、これで1回死亡。

「クソォ、ハズレか」

次も同じく。
その次も……



昼。
1-3にて、大兎は遥お手製のお弁当を食す。

「ノートとっておいたから」
「サンキュー! っいやぁ、持つべきものは幼馴染だな」
「ぶい」

遥は後ろ手でVサイン。応援してくれているお友達に良好な状況であることを伝える。

大兎は遥の美味しいお弁当をガツガツ食べる。

『あれ? でも俺、前は遥の弁当、こんな普通に食えてなかったような……』
まあいいさね(´・ω・`)
ガツガツ食べてくれて、遥も嬉しいだろう。



チャイムが鳴る。

「鉄の奴ったら、いつになったら話をつけてくれるのかなぁ…」

碧水がそう呟いているところへ、

「午後の授業、始まりましたよ?」
と、黒守が姿を現す。
碧水はさっと棒付きキャンディを隠し、体の調子が悪くてと嘘をつく。

「でしたら……ここではなく保健室に」
先生こそポージング的に病院へ行くべきかと(´・ω・`)

まあそれはそれとして、黒守こそ授業はないのだろうかというところ。

「あ、わかった。新任早々嫌気がさしたんだ。この学校、何か変だからねぇ」

とことで、碧水は先日のこと、火だるまの生徒が校内を走り回って火傷一つなかったことを話す。

「学校の怪談ってやつですね」

怪談と言えば夏。あの夏の日の思い出には学校の怪談ももってこい……なんてこたぁどうでもいいんだ(´・ω・`)

「なかなか想像逞しい。また新作聞かせてください」
「そうだ、先生。あたしのこと、生徒会委員にプッシュしてくれました?」
「はい。任せてください」

そう言い、黒守は去っていく。

『ふっふ〜ん』
画像



月光は大兎に電話をかける。
大兎はヒメアを守るためのものを探しに出た。そんな彼に繋がらないとあって、死んだかと簡単に月光は言う。
しかし、ヒメアがついてるから問題ないだろう。美雷は何を見つけるかなといろいろな武器を挙げてみる。

「奴隷にはひのきの棒がお似合いだ」
主人公の最初の武器はそんなものでしょう(´・ω・`)

そんな話をしながら生徒会室へとやってくると……

「やあ、懐かしい」

そこにはおじさんがいた。

「新任の英語教師の、黒守・フィリエル・優一といいます。それと、おじさんではありませんので」
ごめんね(´・ω・`)

月光は黒守のことを知らないようであったが、そのことに黒守は苦言を呈する。

「生徒会の仕事も大切ですが、学校の情報のアップデートもよろしくお願いしますよ、会長さん」
「教師と見られたいなら、その趣味の悪い服を改めるべきだな」
そのポージングもね(´・ω・`)

「誰に頼まれた?」
「察しがいい。僕は《軍》の上層部から派遣された管理官です」



大兎とヒメアはなおも目的の場所を探していた。
細かく条件を提示して調べようとすると、過負荷により大兎の脳が融解してしまう。
莫大な情報量に大兎の脳が追いつかなかったための死亡。とは言え、二人はようやく凄い魔獣のいるところへとやってくる。
ヴィショウブ・エレランカがいるそこへ……

ヒメアはヴィショウブ・エレランカのことを思い出す。
ブランスの迷獄に封印された魔獣で、ここはその牢獄の中。

「術者フェーノルズの使い魔として、七つのアルガを滅亡させた罪により、迷獄に封印されたはず」

手強い相手。だがその分期待もできよう。
大兎は絶対に俺のものにしてやると、意気込む。

【はっはっはっ。我が迷獄に迷い込んだ愚か者め。貴様の体も、餌としていただくとしよう】

エデルカの時と同じように、声だけが聞こえてくる。
そののち、魔獣が姿を現し、大兎はそれに果敢に挑んでいく。

【人の分際で……。うえっ!? サ、サイトヒメア!?】

大兎のチョップがあっさりと入り、

「うぎゃあ!」
ホントあっさり(´・ω・`)

「猫……?」

そこにはうにゃーとした猫のようなものがいた。


大兎はそれと契約を交わし、自身の血を与える。
従来であれば死んでしまうところであったが、大兎ならば問題ない。
これで契約が成立した。毎日3リットルの血をやることと引き換えに。

【仕方ないに。お前に仕えてやるに】

ヒメアからも、

「よろしくね」
【は、はい!】
この態度の違い(´・ω・`)

見た目もそうだが、本当に役に立つのだろうか。

【お前が力を使う時は、どこにでも現れるに】

とのことで、ヴィショウブ・エレランカは去っていく。
……と言っても、ヴィショウブ・エレランカは少々呼びづらい。

「よし、ニャン吉に決めた」
【わしはそんな名前ではないに!】
「ニャン吉よろしくね」

ヒメアがそう言うならば、

【はい、こちらこそ!】
あら可愛らしい(´・ω・`)



生徒会室。

「《軍》は君に再三再四、先日の天魔の件、調査報告書を提出せよと言ったはずです」

その紙はぐしゃぐしゃ。
こりゃいかん。

「俺だからあの程度の被害で済んだ。意見するな、無能ども」

そう言う月光であったが、月光が言う無能がどんな者であるかを示すため、黒守は力を見せる。

「はい死んだ」

気付けば黒守は目の前。月光の胸のあたりを指さしていた。
このまま引き下がるわけにはいかない。月光は反撃しようと拳を振るうも、それを指一本で防がれてしまう。

「僕には通じないですよ」

天才危うし……!


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大兎の代償って、感情のような気がします。以前は遥の弁当は恥じらいや焦り等の気持ちであまり食べていたのに、今回は平気に食べていました。いつかはヒメアを愛する感情も消えるかもしれませんね
ガントロ
2011/08/27 14:11
>ガントロさん

原作を読んでいるので大兎の代償については知っているのですが、アニメではそれがわかりやすい感じになっていたかなーという印象です。今ならば事実を知っているので余計そう思えたのかもしれませんが。それ以上についてはあまり言及せず、結末を待ちたいところですね^^

大切なものを失うというのであれば、感情を失うという可能性は充分にあるものです。なんらかのリスクを背負う際には、そういった可能性も考慮して慎重に動かねばならぬことを反省すべきかもですね、大兎は。ヒメアを守りたいというのに、それに関する心を失っては元も子もありませんからね(´・ω・`)
本隆侍照久
2011/08/27 23:40

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