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zoom RSS 世界一初恋2 06話『Love is without reason.』

<<   作成日時 : 2011/11/12 10:34   >>

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あれは何年前だったか。
本当に欲しいものはいつだって手に入らない。そう思っていた頃のことだ。
彼はいつも……



井坂はバスの中で目を覚ます。と言っても、乗り物の方ではなく浴場の方。とっとと出社の支度をしろとのことで、井坂は世話係の朝比奈に起こされる。
湯からあがったらば拭けと命じるも、世話係だからといってそこまではおこなわず、朝比奈はタオルを投げつけるのみ。

この日は9時から編集会議だから時間厳守で準備を進める。それに関して、井坂はなんでこっちが駆けずりまわらなければならないのかと、編集の仕事を全否定する。それは彼が本来は作家希望であったため。しかし大学を出て無職では体裁が悪いため、一時的に親父の会社に入っただけだという。
そんな井坂に、編集の先輩として朝比奈がアドバイスをする。

「本当に作家になりたいのなら、投稿作品の一本でも書きあげてみなさい」

何もしなければ小説家になれやしないのだから。

そんなこんなで井坂と朝比奈の二人でごちゃごちゃやっていると、電話が鳴る。井坂の親父からのそれは朝比奈に向けてのものだった。急に用が出来たので朝比奈の父に車を出してほしいという旨の電話。旦那様に仕事を頼まれているとあって、朝比奈はそれを光栄に思っているようだが……まあいいか(´・ω・`)



昔。
ある日突然、井坂の遊び相手として新しい家政婦の息子である朝比奈が紹介された。
後で聞いた話によると、朝比奈の父親が経営していた会社が倒産。どうしようもなく追い詰められて一家心中しようとしていたとのことで、事情を聞いた井坂の親父が雇うことにしたのだという。
そのせいで、利発な一つ年上の子供はわがまま坊ちゃまの生贄になってしまう。飽きれば捨てればいいかなんて考えるクソ生意気なガキであったはずの井坂だが、この時は何故か違った。傷だらけの朝比奈を見て、

『俺がこいつを守ってあげなきゃ』

そう思ってしまったのが運の尽き。
気がついたら井坂は、朝比奈を好きになっていて……
しかし朝比奈が好きなのは自分ではない。そのことを朝比奈自身は気付かれていないと思っているだろうが、井坂はそれに気付いている。朝比奈が親父のことを好きなのだということに。
好きな男が自分の親父を好きという……井坂は不毛な恋をしている。



丸川書店。
井坂は姿勢の悪さを朝比奈に指摘されラブラブ。それを女性からちやほやされるのは平和な光景と言えよう。

しかし、彼に関してもやはり悪い話をする者がいて…。
売り上げが一位だったのが社長の息子の井坂であることからそれについて愚痴を言う者がいた。多少ならば妬みの感情を持ってしまうのは仕方のないことかもしれないが、こういったことを口にするほどまでに負の感情を持っていれば、その者の本が売れるわけなどなかろうに。
井坂について悪い話をしている彼らに、井坂は一つ念を押しておく。一位をとったのは大物作家ではなく、下っ端中の下っ端であると。

「人の悪口ぐだぐだ言ってる暇あるなら、売れる本の一冊でも作ったらどうです先輩方」
ごもっとも(´・ω・`)

とっとと作家生活を送りたいと考える井坂だが、彼が編集の才能があるのは事実なのである。そのスキルを自分に活かせればいい作品が書けるはずなのだが……

そんなところで、井坂は宇佐見秋彦が欲しがっていた本を見かけ、それを持っていってやることに。
もうそろそろ学校から戻るとのことで部屋でその帰りを待っていると、井坂はそこで日記のようなものを見かける。しかし読んでみてすぐにわかる。それは小説なのだと。

やがて秋彦が戻ってきて、井坂が秘密のノートを勝手に読んでいることに気付く。
もちろん返して下さいと主張するも、井坂はそんな秋彦に言う。どこでもいいから……いや、丸川書店に必ず持って来いと。


世の中には、大金を積んでも欲しくてたまらないものを当然のように持ち合わせている人間がいる。もちろん、金持ちだってその内。金が欲しくてたまらないボクにしてみれば井坂のような人間が羨ましいのだが、彼にだって羨ましがる相手はいるのだ。
自分には秋彦のようなものは書けない。そう感じる井坂は、圧倒的なものを見せつけられたことによって嫉妬や羨望を通り越して諦めを叩きつけられていた。いや、実のところは彼だって作家の才能がないことは気付いていたのだ。しかし、目の前で現実を突きつけられたらさすがにへこむ。

井坂が本当に欲しいものは手に入らない。しかしそれは他の者だって基本そうであるはずなのだ。あまりに贅沢な願望を抱くべきではないというのに、坊ちゃん育ちの井坂はさすがに贅沢者だ。
だから彼は朝比奈に会いたいと思う。家に帰れば当然のように彼がいる。それだけで充分なはずなのに……


帰宅。
井坂の様子がおかしいとすぐに気付いた朝比奈は、井坂の熱の具合を診てみる。しかしもちろんそこに異常はないのだが……

別の意味で自分が弱っていると感じる井坂はいろんな症状を朝比奈に伝える。それでも、昔から朝比奈といれば何故か元気になると、そう気付いた井坂は自分が本当に欲しいものにも気付く。
薬をとってこようとする朝比奈を引き留め、彼にキス。もちろんそれを拒まれるものの、井坂は構わず彼を押し倒す。

「やめなさい!」
……失敗(´・ω・`)

「あなたはどうして……いつも私を困らせることばかりして、そんなに楽しいですか!?」

そんなつもりは微塵もないというのに……
そこで電話がかかってきて、朝比奈は何事もなかったかのようにそれに出る。その相手はやはり旦那様であったため、井坂はそれに邪魔をする。
旦那様旦那様と言ってキモイのだと言い、

「そんなに親父と話すのが好きなら、親父の秘書にでもなればいいだろ! 嫌々俺のお守をするくらいなら、やめちまえ!」

その言葉に、朝比奈も黙っていない。
いつ自分が嫌々しているかと……自分のような世話をする者がいなくなって困るのは井坂自身ではないのかと言う。
井坂は心の中では違うとわかっていても、口からは思ってもいないことが出てしまう。朝比奈がいなくなっても何の不都合もないと。
それを聞いた朝比奈は、その言葉に従い井坂の世話係をやめることに。



井坂の世話係をやめた朝比奈は、それと同時に編集から退き親父の秘書となった。
それを良かったじゃないかと思う井坂だが、無理矢理そう思おうとしている感が見え見えだ。

どうしてこうなった……
考えを改めた井坂は、謝ればいいだけの簡単な解決法を考える。しかし、考えるだけならば簡単だがそれを実行するのは物凄く難しいものなのだ。こんな時こそ特権濫用して……と考えるも、いきなりキスされた朝比奈の立場を考えるとそれも実行に移せず。
最終的には、自分は何も悪くないという考えに至ってしまうが、それはウザいこと極まりないってばよ(´・ω・`)

そんなこんなで家で一人騒いでいると、いつの間にか朝比奈がやってきていた。
引越しするとのことで、返すと言われ何かよくわからない鉢植えを渡される。井坂にはまったく覚えのないそれだが、ベテランのお手伝いさんはそれが何かを覚えていた。昔奥様がナルコユリだと思って買っていた鉢植えが実はアマドコロで……とことで、井坂はその頃のことを思い出す。
ナルコユリではないと知ってどうしようかと思っていた奥様であったが、お手伝いさんはアマドコロの素敵な花言葉『元気を出して』を教えてやる。どこか『心の痛みの分かる人』になりたいと思っていたところもあったのだろう。それを聞いた井坂は、その花を貰い朝比奈に貸してやったのだ。

それは子供の時のこと。だというのに、朝比奈は今の今までずっと大事に持っていたのだ。
そんなところでメールが届き、井坂は朝比奈が丸川書店を辞めるとのことを知らされる。その事実に驚くのはもちろんのこと、朝比奈本人からは何も聞かされていない井坂はそのことに関するショックもまた大きかった。


外では激しい雨が降っている。
が、井坂はそんなこと気にせず朝比奈の家へとやってくる。
会社を辞めるということの確認をし、そんなことを聞いていないことへの不満をぶちまける。しかし……

「私はもうあなたの世話役ではないので」

そうなのだ。
改めてそのショックな事実を突きつけられるも、井坂はそんなの許さないと朝比奈の服を掴む。
そんな井坂に、朝比奈は無礼を承知の上で申し上げる。

「私は……あなたが好きなんです」
えっ……(´・ω・`)

朝比奈は自分が井坂の傍にいては迷惑になるから離れたいのだと、そう言う。
親父のことが好きだったのではないのか。そう訊かれれば首肯するところかもしれないが、“好き”の意味が違うのだ。旦那様は命の恩人であるため、尊敬してもし尽くせない大切な方であると、そういうことなのだ。
キスしたら拒否したのだが、それは朝比奈が自分の気持ちを井坂がからかったためだと思っていたからだった。
互いに、相手の素直な気持ちに気付く事が出来ずに勝手な解釈をしていたのだ。

朝比奈はいつから井坂のことを好きだったか。

「あなたはもうお忘れになっているでしょうが、先ほどお返しした鉢植えをいただいた時かもしれません」
「バカかお前は! お前が俺に思ってることは、俺がお前に思ってることだ!」
ホントバカね、どっちも(*´・ω・`*)

井坂は濡れた自分を朝比奈に拭かせる。今のこの状態も含め、本当の自分が嫌いだという井坂の責任をとるため、朝比奈は彼にキスをする。
画像


花をあげた時、朝比奈は初めて井坂に笑ったのだ。
その時から、彼はきっと……




後日。
復職した朝比奈だが編集に戻らず秘書職を続けていた。
井坂も早く作家になって円満退社してくださいと言う朝比奈だが、それはもういいと井坂は答える。その代わりさっさとこの会社を乗っ取ることにしたと。

そんなこんなでエレベータに乗ると、ゴキゲンな社員も同乗。理由を訊くと、すごい新人が出てきたとのことだった。
その名前は宇佐見秋彦。未来の巨匠に期待ってとこか(´・ω・`)

作家の道は彼に期待するとしても、編集の道は井坂に期待だ。

「龍一郎様。早く偉くなってくださいね。あなたならできます」

言われずとも。
井坂の進む先に、朝比奈が待っているのだから――――





だから今、井坂は後悔などしていない。

『本当に欲しいものは、手に入れたのだから――』


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