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zoom RSS ちはやふる 14首『はなよりほかにしるひともなし』

<<   作成日時 : 2012/01/11 21:36   >>

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個人戦当日。
前日のこともあってだろう。大江は袴着用を義務付けず、皆は涼しい格好で臨もうとしていた。

千早も復帰。
体調は万全と言い切れないかもしれないが、ほぼそれに近いだろう。

個人戦は団体戦と違って予選なしのため、参加者は400人を超える。
千早はA級、太一と肉まんくんはB級、机くんと大江はD級。バラバラになるが、階級ごとの戦いとあって実力は拮抗しているだけにそれはそれでやる気が出るものだろう。
しかし、太一はB級としか当たれないことを残念に思っているようで……ならば早期にA級になるしかあるまい。


会場では初戦の対戦相手が発表されていた。
千早の相手は鹿児島の花本瑠璃。いい名前だ(´・ω・`)

どんな子だろうかと千早が楽しみに思っていると、隣にはいつの間にか須藤がおり。クイーンが出ていることを指摘し、その名を指さす。

若宮詩暢。
初戦の対戦相手が北央の甘糟那由太である彼女は、小4でもうA級になっているほどの逸材。今もまだ高校一年生。

「史上最年少クイーンだ」

ちょうどその若宮がやってきて、千早は若宮が昨日近江神宮ですれ違った相手であることに気付く。
彼女自身はかわいいのだが、格好はとんでもなください。それがまたかわいくもあるのだが(*´・ω・`*)

彼女は須藤に気付き言葉を交わす。

「団体戦で出場逃したのに個人戦で出場やなんて、余程かるたがお好きなんやね」
イラッ☆

「ぶっ殺す!」

去って行った若宮を指さし、須藤は気合を入れる。


初戦。
取ったり取られたり。
A級同士の対戦だけに、やはりそう簡単には勝たせてもらえない。
そんななか、

「ありがとうございました」

いち早く終わった試合が出る。
それはクイーンと甘糟との試合。
驚きつつも千早は目の前の札に集中。初戦を突破する。

若宮と甘糟は24枚差だったという。つまり、クイーンは1枚しか取られなかったということ。A級同士の戦いでこれは大したものだ。

2回戦の組み合わせが発表される。
クイーンに当たりたい。当たりたくない。
相反する考えが巡りつつ、千早が最後に望んだのは……

『当たりたい!』

その思いが呼び寄せたか、若宮の対戦相手場所に置かれた紙は“綾瀬千早”であった。
大江ママンからビデオを借りた女帝がその旨を千早に伝えようとするも、彼女はもうクイーンとの試合しか見えていなかった。


とことで、2回戦。
クイーンと対戦する機会はめったにない。読手から近い席は僥倖と言えるか。

『聴け、最初の音…!』

「ほ――」

皆よりもワンテンポ速く、若宮はその札を払っていた。
次も同じ。千早は音を感じることができないでいた。

『真空を飛ぶ、針のような……音のしないかるた…!』

B級。
2回戦の組み合わせが発表され、太一は不戦勝だった。
だから彼はA級の試合を観に行くことにする。
まずは対戦を確認し……そこで、千早がクイーンと戦っていることを知る。

女帝の老いた目では、若宮のかるたは速すぎて何が何だかわからなかった。
しかし彼女にだってわかることはある。千早の陣は、まだ1枚も減っていないということを。

大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立

太一が来た直後のそれも凄まじい速さで若宮が取る。
太一は女帝が撮影しているビデオカメラの映像を確認。二人の動きを分析する。札が詠まれてからの動き出しは千早の方が速かった。敵陣の“おおけ”を攻めにいき、自陣の“おおえ”が出札でも完璧に戻って取る体勢だった。一方、若宮は“おおえ”まで動かず聞いていた。それで間に合うほどに動きに無駄がないのだろう。

千早も狙ってる札ならクイーンと遜色のない速さで取れるはず。しかし、クイーンは場にある札全てを全方位で狙えている。
だからと言って、クイーンにも隙がないわけではないはず。千早は自分を落ち着かせ、“なにはえ”と“なにはが”が分けていないことに注目。それをまとめて狙う意思を見せる。
が、狙い札を決めすぎるが故にミスも出てしまい、若宮との差は広がる一方。

『でも……欲しいよな1枚目が』

その思いは充分理解できる。
そして満を持して狙いの“なに〜”がくるものの、それでも若宮の方が速かった。
千早はあの2枚をまとめて払うつもりで飛び出した。

『でもクイーンは……あの一点を払う鋭さ』

札の角っこ。そこしか狙っていなかった。
これで取れないのであればどうしようもない。
原田先生の教え通り攻めているというのに……

「ダディベア!?」

千早が深刻に考えていると、それにそぐわぬリアクションが対戦相手の若宮から発せられた。
彼女が反応したのは千早の着ているシャツについてであろう。それを受けて千早は初めて若宮の着ているTシャツがスノー丸のものであると気付く。
バケツをとるとちょんまげがあるというそのキャラ好きということは、若宮が16歳の女の子であることを思い出させてくれる。
画像
勝てないこともないのだと、千早は戦意を取り戻す。

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

そこでまたも若宮の好プレーが飛び出す。
千早の陣には“よのなかよ”、若宮の陣には“よのなかは”があり、お互い自陣の札に囲い手をした。そして読まれたのは千早の陣の札だったというのに、千早が押さえるよりも早くクイーンの手が僅かな隙間から札を射抜いたのだ。

『できない……。勝つ想像が……できない…』

イメージするということはどの競技でも重要なこと。それができない今、千早に勝機はないか。
周りから見ればまさに公開処刑状態でもある……

攻めがるたを真骨頂とする千早にとって、枚数差をつけられればつけられるだけ不利になる。確率の問題で自陣の札が増えてしまい、気持ちに守りが入ってしまうから。
それにクイーンは自陣に強い守りがるた。その牙城を崩すのは一筋縄ではいかない。

おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖

千早もついに攻めることに躊躇いまで見えるようになってしまう。

この状況。若宮はまたやと感じていた。
最初は皆、若宮に威勢よくぶつかっていく。しかしいざ試合が始まるとそれはどこへやら、若宮が一人でかるたをしているようになっているのだ。

『まあ、別にかまへん。早いとこ終わらせよ』

15枚差がついた。そんなところで、観戦していた者が壁に寄りかかった拍子に電気を消してしまい、ワンテンポ中断することに。
その際、千早は太一と女帝の姿を発見。多少気分を改めることができたか。

しかし冷静に考えてみてもその差は圧倒的で、こんなの初めてだと……いや、前にこんな状況があったことを思い出す。
新と初めてかるたをやった時のこと。せめてもの思いで、千早は1枚の札を取ったのだ。

「失礼します」

千早は一度立ち上がる。
流れが悪い時に須藤がやっていたこと。それをやって今さらながらにクイーンが左利きであることに気付く。
いかにテンパっていたかがよくわかる。それに気付くことができ、千早はさらに集中力を増す。

『12歳のあたしに、気持ちで負けてどうする』

次の札から、千早の攻めが戻る。
また取れなかったものの、千早が教わったのは攻めがるた。その原田先生の悪魔な教えを思い出す。

『守りに自信がある人が自陣の一番奥を抜かれる。それがどれだけショックなことか』
『流れはそうやって引き寄せるんだ…!』

難波江の 蘆のかり寝の ひと夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき

その札に触れたのははほぼ同タイミングだった。
ちょいと感心した若宮は、その札を千早に差し出す……が。

「いえ、今のは同時だから、そちらの陣の取りです」

原田先生のかるたではあり得ないことだが……まあ仕方あるまい。
ここは近江勧学館。名人戦もクイーン戦も同じ畳の上でおこなわれるとあって、まぐれは嫌だと感じていたのだから。

『この子から取る最初の1枚が……1月のあの席に繋がってる…!』

名人位・クイーン位決定戦。
その席に千早がいる……その光景を、千早はイメージすることができた。
勝負はこれからだ!(`・ω・´)

そして次の1枚……

「f――――」
バンッ!

最初の音が聞こえない。それくらいの速さで、千早はクイーンの利き手側の一字決まりを抜いた。

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
その最初の一字“ふ”になる前の音を聴き、千早はこの札を抜いたのだ。

『“ふくからに”も、千早の得意札だ…!』

千早の新たな1枚目。
これが千早の神話の……再びの始まりか。(某皇帝風)

千早が送り札として選択したのは“ちは(や)”。
次に詠まれたのもまさにその“ちは(や)”。千早は送り一発でその札を連取し、屈辱を受けた若宮も静かに燃え上がる……!

『この1枚が……クイーンに繋がってる!』


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