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zoom RSS 夏目友人帳 肆 04話『代答』

<<   作成日時 : 2012/01/24 21:57   >>

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夏目が部屋で原稿用紙とにらめっこしていると、下から塔子さんの声が聞こえてくる。
玄関の扉を開けてくれないかとのことで、夏目はそれを開けてやることに。

カギをなくしちゃっただなんて、塔子さんはまったくドジっ子だなー(*´ω`*)
しかもそもそもカギなんてかかっていないのに、塔子さんはうっかりさんだなー(*´ω`*)
なんて夏目が思ってるかどうかは定かではないが、ともかく扉を開ける。するとそこには誰もおらず、夏目はすぐに嫌な気配を感じて扉を閉める。が、もう既に妖怪が入ってしまっていることに気付き、ニャンコ先生を呼んで非常事態を告げようとする。

間もなく、夏目は塔子さんの声を真似た妖怪に遭遇し、友人帳の在処を求められる。よこさなければ腕を折ると言う人並みに荒っぽい妖怪だが、夏目も黙っているわけにはいかず、えのきパンチを食らわせる。
ゴフッと決まりました(´・ω・`)
そのタイミングでニャンコ先生がやってくる。

「おい夏目。ジャムの蓋開けてくれ」
ヲイ用心棒(´・ω・`)

でも侵入してきた妖怪を見ても別段大きな警戒をすることがないことから、この妖怪はそれほど強いわけではないのだろう。
実際、夏目のようなもやしに屈したのだから。しかし、この妖怪は力押しで敵わぬことを想定して、とっておきの秘密兵器を用意してきたようであった。それは……

「ちゃんと袖の下を用意して来てくれたわー!」

最初から出せ。俺は賄賂に弱いのだぞ(´・ω・`)
なんて夏目は思ってなどいないだろうが、とにかく妖怪は行儀よく正座して頭を下げ、

「お願いします」
ホント最初からそうしてくださいな(´・ω・`)

とは言ったものの、友人帳をやるわけにはいかない。

「では、貸すというのは?」
「無理だ」
「……チッ」
ヲイ舌打ち(´・ω・`)

とにかく話を聞こうじゃないか。
この妖怪は、カリカミという妖怪に用があるようだった。彼自身はまだ会ったことがないとのことだが、そいつが友人帳に名が載っていると噂で聞いて呼びだしてほしいとことで来たのだという。
目的は、彼の持つガビガビした手紙にある。
ふむ……?(´・ω・`)

「わからんのか鈍ちんが! しょうがないから話してやろう。長くなるぞ、覚悟しろ!」
と、酒を出す。

「えー…」

ちなみに、この妖怪が持ってきた袖の下はニャンコ先生がおいしく食しており、酒も含めてニャンコ先生には満足なご依頼っぽそうだ。


とにかく、長くなる話を聞くことにする。
妖怪の名はヨビコ。声真似が得意で、もとは狩山山道の古木に住んでいた。

いつの頃からか、その前を人間の女が通るようになり、毎日のようにやってきたという。
人間になど興味はなかったが、山深いそこは人には危険だろうと少し心配になり、ただの気まぐれで女をつけていたというヨビコ。
するとその先に古いお堂があり、眼差しの涼やかな男が来ていて、女はとても嬉しそうに……幸せそうに笑って話をしていた。
二人はそこで逢引を……と言っても、会って他愛もない話をする程度のものだが、毎日毎日……

「覗いてたわけか」
「違う。古堂を荒らしたりせぬか見張っておったのだ!」
先生メッ!よ(´・ω・`)

二人は睦まじい恋仲に見えたが、男はいろいろと忙しいらしく、少し話してはすぐ帰っていった。
女は男の帰った方をいつまでも眺めていて、日が暮れようという頃にやっと山道を帰るものだから、獣や蛇に襲われぬようヨビコが追っ払ってやっていたのだという。

「ぷぷっ」
笑ってやりなさんな(´・ω・`)

優しいなと思えてついつい声が漏れてしまったのだが……

「いや、優しくなど……」

ニャンコ先生はお酒に夢中〜(´・ω・`)
画像


とにかくカリカミを呼び出してくれとのことだったが、夏目は自分には呼び出せないと言ってやる。
確かに、友人帳があれば絶対遵守の力を使うことができる。が、それは顔と名前を知ってる場合ということになり、名を集めたのが祖母である以上、夏目はほとんどの妖怪に対して何をすることもできない。

「何ィィィー!?」

ただ酒を飲まれてこの結果じゃあショックも大きかろう。ま、飲んだのはニャンコ先生だけど。
今夜はここで休ませてもらうとことで、ヨビコはすぐに寝てしまう。

『こういう 自由なようで 何か想いを抱えている妖に触れてしまうと……』

その夜、夏目は案の定夢を見た。

『誰かを呼ぶ声は あまりに悲しげで。 それを聞く妖も きっと……』


そんなこんなで夏目が翌朝目覚めると、同じ布団の中にヨビコがぴったり(*´・ω・`*)

「貴志くーん。ごはんよー」
塔子さんの声が唯一の癒しでさぁ(´・ω・`)


朝食。
夏目とニャンコ先生は、藤原夫妻と楽しく食事。
その頃、ヨビコは部屋で一人手紙を手にして何を思うか……



「それで、どうすることにしたんだ?」
「仕方がない。自力でカリカミを探してみることにする」

ヨビコがそう決めたのならそれで仕方ない。しかし、そのことに関してまだ訊いていないことがある。

「どうして…そのカリカミに会いたいんだ?」

その質問の返答を聞く前に、夏目の背後から友人帳を狙う妖が襲い掛かってくる……!
が、気付けば夏目はヨビコに抱えられ木の上に。襲ってきた妖怪はただの小物だったようで、ニャンコ先生がカジカジぺしぺしとする。

「ありがとう、ヨビコ。助かった」
「……なるほど」

何を納得したか、ヨビコは夏目を拉致する。
ヨビコはカリカミの顔を知らずとも、住んでいるという場所は知っていた。友人帳の夏目が来れば、向こうから名を返せと寄ってくるかもしれないとことだった。

「俺を餌にする気か?」

そう訊て夏目に、ヨビコは諭すように説明する。

「カリカミは穏やかな妖者と聞いている。私が必ず守り、家へ帰すと約束しよう。だから今しばらく、お力を! 夏目殿!」

ならばこそ。
「ちゃんと訳を話してくれ」

それが道理ってもの。ヨビコも納得し、事情を説明する。

カリカミは古紙を修正する妖者だという。だから、雨ざらしで開けなくなった手紙を開けるようにしてくれるだろうと、そういう考えであった。
それに関連して、昨日の話の続きに触れる。

男と女の逢引は、ある日から男の方がぴたりと来なくなったという。
それでも女は古堂に来て男を待っていたとのことで、ヨビコは気になって男の家に様子を見に行ったという。それまでの二人の話から、男が町の名家の長男と知っていたからそこに行ったらば……

男は富豪のお嬢さんと結婚していた。
これで傾きかけていた名家もやっと安泰。しかしその代償は……

「人と妖がともにいられぬのは知っていたが……、人と人もいくら想い合おうと、ともにいられぬことがあるなど…」

しかし女は何も知らずに待ち続けた。毎日毎日、男の名を呼び続けた。その美しい名前を。
返事など返ってこようはずもない。
しかし……

「はい」

古堂から返事が聞こえた。
女が待ち焦がれていた男の声で。

しかし、彼はちょっとした病にかかってしまい近づけないからと、扉を開くことを許さなかった。
でも女を心配させてもいけないからと、病はほとんど治っていること、しばらく用心のために会っていなかったこと、会えないことを告げる。
女はそれに笑顔を見せて安心する。……相手がヨビコであることも知らずに。

「私はこの時本当は、彼に代わり別れを言ってやるべきだったのだ。なのに、彼女の笑い声はあまりに楽しげで」

また明日。

また明日。

そう日を重ねていき、ヨビコは何度も女に会いに行った。

ある日、女……ヨウコは見た夢の話をする。
小さな窓から海を見た。海は静かで、キラキラ光っていて。
そんなところに行った記憶はないのに、何故か懐かしさで胸がいっぱいで。
そこに帰ってきたかのような、穏やかないい気持ちで……

「……行ってみたい」

夢の話なのだが、ヨビコは自然と純粋な思いを口にしていた。
まるで本当の隆彦じゃないみたいだとヨウコに笑われ、からかわれ……

「会えば会うほど、彼女が笑えば笑うほど……、罪の重さを……知ったのだ」


顔を見られなくなり声だけを聞くようになってから、前よりもっと親しくなれたような気がするとヨウコは言う。
けれどほんの少しでいいから顔を見たいと、会いたいと望み……ヨビコはついに耐えられなくなった。

「すまん、ヨウコさん。 あの男は家のためにもうここには来れなくなった。私は彼のふりをした偽物なのだ。 すまん……」

罪を贖えるとは思わない。
けれどせめてもの思いで罪悪感を吐き捨て、ヨビコはその場から去って行った……


「何とも……許されざるおこないだ。 傷ついた彼女の顔を見ることができず、それっきり……。 自分の罪と彼女が怖くて、それ以来古堂や古木には帰れず、旅に出た」

人にとって長い時が経ってから、ヨビコはもう一度あの古堂を訪れた。すると、そこに飛ばされぬよう石の置かれた文を見つけたのだった。
全く関係のないかもしれない。しかしひょっとしたらヨウコが残したものかもしれない。だとしたら隆彦に宛てたものかもしれないし、ヨビコに宛てたものかもしれない。

「怒りや憎しみの言葉であるなら、私は受け止めなければならない」

ずっと逃げてきたもののどうしても忘れず、ヨビコはそれを受ける覚悟をした。

「もし叶うなら、この文を読んでみたいのだ」

これで、夏目の中のヨビコの目的ははっきりした。

「そこまで聞いたなら……俺も中身が気になるな」

夏目は同意をして、囮となっての作戦決行に向かう。

用心棒であるニャンコ先生も、チョボマユ妖怪ことヨビコを探して追う。
するとカリカミを探す夏目の声が聞こえてきて……

「あのアホめ、またしょうもないことを〜!」
素早いブタ猫だこと(´・ω・`)

カリカミを呼んだことによって、物陰からブタ猫が姿を現す……!
と思いきや、それはニャンコ先生であった。

しかし間もなく、強い風が吹きつけてきて、一体の妖怪が現れる。
変態だとかとは無関係な紳士然とした雰囲気を感じさせるその妖怪こそがカリカミ。

夏目たちは、友人帳の力を行使して命ずるのではなく、ただ純粋なヨビコの願いとして頼む。

「この文を元に戻していただきたい」
「どうか、お願いします」

夏目がレイコとはまた別の変わり者であることを察したカリカミは、名を返してもらうことの礼として願いを叶えることを約束する。


『我を護りしものよ、その名を示せ。 カリカミ。君へ返そう。 受けてくれ』

Oh……(´・ω・`)


――かつての記憶が蘇る。
レイコに負けたカリカミはその名を記した紙を与える。いつかその紙が古びでもしたら直してあげることも約束して――



名前は確かにカリカミに返った。では次はこちらの番とばかりに、カリカミはヨビコの持つ文を元の形に再生して帰してくれる。
Oh……!(´・ω・`)
画像


「ありがとうカリカミ殿。 ありがとう、夏目殿」

袖の下を一人占めしたニャンコ先生が一番何もしていないという(´・ω・`)


文を再生したカリカミは、それがどんなものかなんとなく感じていた。書いた女はもうこの世にいないことを。

「……はい」

もちろん、それはヨビコ自身がよくわかっていることであろう。

『そうだ。あの紙の色…。 妖の胸には 今も鮮やかな あの声も 笑顔も みんな……。 ずっとずっと 遠い日々。 人はあまりに… あっという間に… 流されて…』

レイコももうこの世にいない。カリカミはそれも感じていた。

――紙が古びたら……。
それを聞いて、レイコはこう言って笑っていた。

「やあね。そうなったら私、もうおばあちゃんじゃない」

それは遠い日の記憶――――





夏目たちは帰途へつくことに。

「お前は、これからまた旅を?」
「いや。もうもとの古木に帰ろうと思う。古堂も残っているし、またあの場所を見守っていこうかと」
ふむ……(´・ω・`)

ところで手紙は誰宛てで何が書いてあったのか。ヨビコは人の字が読めぬとことで、夏目が代わりに読んであげることにする。

それは紛れもなくヨウコが書いた手紙で、恨みつらみを書き連ねてなぞいなかった。
ただ短く、こう記してあった。


『本当のことを話してくれてありがとう。』


そこに存在する思いは、ただ純粋な“感謝”そのもの。
空からは優しい雪が降る……


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも思いますが、酒ビンを塔子さんに見つからないように始末するのは大変だったろうなと思います。
酒やヒノエのタバコの匂いとかも。
オッサンに添い寝される夏目には同情しますよ。タキに添い寝されてたら、ゲイ・ボルグで刺されちまえ!って思いますが(笑)。


原作だとカリカミとレイコの回想ってありませんでした。いい演出でした。スタッフの愛を感じます。
原作を読んでたときは思いませんでしたが、彼女もヨビコの嘘に薄々気づいてたんでしょうね。
ヨビコの気持ちもわかりますが、まあ優しい嘘はあっても、ついて許される嘘はありませんからね。


「人間風情が」と言いながら人間に肩入れする妖怪は、情に篤いからそんな風に無関心を振る舞うんでしょうね。人間と触れ合い親しくしても、置いてかれるのはいつも自分達妖怪。置いてかれたら、寂しいし悲しい、そんな思いをしたくないからわざと、斜に構えるのでしょうね。
タキのお祖父さんと妖怪たちの話がそんな感じでした。
妖怪たちがよく被っている仮面は心を隠すためなんでしょうね。人間も仮面を被っているのと同じなんでしょう。


ヨウコさん可愛かったなぁ、まったく前髪直線は最高だぜ!!
ヨウコさんの声優は馴染みがない人でしたが、夏目友人帳に茅野愛衣さんが登場して欲しいです。茅野さんの可憐な声音は世界観に合うと思います。
次回予告の女性は伊藤静さんですね。
あるるかん
2012/01/24 22:11
>あるるかんさん

酒瓶もそうですし、一気に空になったジャム瓶であったりとか、そういった後処理は地味に大変そうですね。ヨビコとの添い寝等ストレスが溜まりそうなイベントも多いですが、昔を考えると今の方が余程幸せでそれが夏目の精神を支えているのでしょうね。あまりこういったことが続きすぎると夏目の今後が不安にも感じますが、今のところはこんな感じでいいのでしょうね(´・ω・`)

名前を返して過去を振り返る。最近ではそう多いイベントではないので、それを大事に表現してくれるのはとてもいいですね。
ヨウコはヨビコの嘘に気付いていたからこそ、それを正直に打ち明けてくれたことへの感謝の気持ちがあったのでしょうね。打ち明けてくれたからこそ、それまでの嘘は優しい嘘であったと証明されたわけでもありますから……(´・ω・`)

人間風情がという類の言葉を割と聞きますが、考えてみればそれはツンデレですね。こんなところでもやっぱりツンデレはいいなーと思ってしまうものです。でも妖怪たちにしてみればそういった無関心を装わなければ彼らもやっていけないのでしょうね。
仮面を被っている理由、それはなかなか興味深いものですね。たまにその中がちら見することもありますが、それは心の一部を見せてくれた、そんなものなのかもしれませんね。

ヨウコさんはこの世界の人物らしい雰囲気を感じました。実に良かったですね!
そして確かに、茅野さんもこの世界に合いそうですね。まだまだ回ごとにゲスト登場の余地がありそうなので、話とは別にそっち方面も楽しみなところです(`・ω・´)
本隆侍照久
2012/01/25 10:50

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