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zoom RSS ちはやふる 19首『ながらへば』

<<   作成日時 : 2012/02/15 21:51   >>

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吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ

千早ほどではないとは言え、会心の取りで手ごたえを感じる太一。
千早の方に目を向けてみるも……彼女はこちらを見ておらず(´・ω・`)

千早が注目するのはD級決勝。
大江と机くんの間に感じの差はそれほどない。しかし、徐々に差が付き始めていた。

それはお手付きの差。無条件で相手との差が2枚つくそれを、机くんは2回おかしていた。
千早もよくやるお手付き。彼女はそれを2枚取り返せばいいのだと思っていたが、先の自分の試合で思い知っていた。ミスをしない相手に対して、お手付きは致命傷であると。
怖いのは単なる枚数差ではなく焦り。それによりリズムの乱れが生まれ、相手にも余裕ができてしまう。それは単なる2枚差で済むものではなくなる。

机くんは敵陣の札を抜く。それにより相手に1枚送り札を送ることができるのだが、集中力を欠いたせいか誤って一字決まりの札を送ってしまう。
焦りがさらなるミスを呼ぶ。机くんもまた、相手ではなく自分との戦いに入り込んでしまったか。


終盤にきて8枚差。
机くんはこれまで、負け試合の様相を呈してくると決まって次の試合に頭を切り替えていた。しかし、これは決勝。今回は次がないのだ。
そのことをちゃんと意識して今に臨めているかどうか……。


汗が滴り落ちる。
それは大江のもので、太一や肉まんくんも同じく肩で息をしていた。

それを見て、机くんは札の配置を変える。
自陣右の札を全て左に寄せるそれは、残り10枚という状況ではなかなかやらないもの。だが、それを全て払えるのであれば確率論ではアリな戦法か。あくまで運に委ねる要素が強い戦い方でもあるが。
でもそれは一種のブラフであるのかもしれない。2枚取った後、自陣ばかりを守りに入っていると見せて、机くんは敵陣に送った一字決まりをしっかりと攻めて取る。先のミスを挽回するそれは、まさに自分に負けたくないという思いがあってこそ実ったもの。
これで5枚差にまで迫って来た。

大江もこのまま黙っているわけにはいかない。当たり札にだけまっすぐ速く手を伸ばすように心掛けて……でもそんなすぐにはうまくいきましぇ〜ん(´・ω・`)

と言いながらも、二度目のチャレンジで“ちは(や)”をゲット。少し前に机くんが“おおえ”を取ったように、大江も友達の得意札が自分の得意札になりつつあった。

これで大江は残り1枚。
机くんは自陣札を死守して徐々に迫る……が、最終的には大江が自陣の最後の札を取って勝負あり。

「「ありがとうございました」」

深く長く頭を下げる大江を前にして、机くんは心の底から自然と言葉が出てくる。

「かなちゃん。おめでとう」

これで彼女は優勝。いろんな思いがこみ上げてきているのであろう、涙を流す。
千早ももらい泣きして鼻をちーんとかみ、隣をチラリ。そして気付く。

『忘れてたぁぁぁぁぁー!!』
太一と肉まんくん……(´・ω・`)

大江と机くんも接戦であったのだが、こちらはそれ以上の接戦。ということはつまりどういうことかと、その場を見てみると……
どちらも残り1枚。運命戦へと突入していた。

互いに自陣右へと配置しているそれは、自陣を守っている限り、どちらの札が読まれるかという運命戦。なんてこったですよ(´・ω・`)

しかし、太一はこれを単なる運命戦だとは考えていなかった。残っている札と読まれていない空札を改めて考えてみる。
太一の持っている札は“せ”の一字決まり。それに対して、肉まんくんの持っている“あし”の方はというと、“あまの”“ありま”が残っていて一字決まりではない。だから、太一はまだ敵陣を狙っていた。
当然その場合のリスクはある。自陣を確実に取れる保証がなくなることだ。だから、セオリーとしては自陣を確実に守り運命に委ねるしかないのだが……太一は自分の力で勝利をものにしようと考えていた。

『運命なんかに……任せねぇ…!』

“あまの”が出たため、残る鍵は“あし”と“ありま”。
肉まんくんは残り札の細かいところまでは把握していなかった。しかし、太一の目を見ればわかる。まだ“あ”から始まる決まり字が残っていて、攻めてくる気満々だということを。

月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそしらね かはく間もなし
ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり

どれにおいてもやはり攻める姿勢を見せた太一。観客の方も気が抜けない試合になっている。
でも一番気を抜けないのは当然ながら試合に臨んでいる二人。常に集中を切らさずに次の1枚を待ち……

有馬山 ゐなの篠原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

これで“あ”の決まり字は1枚になった。しかし、それでも太一の目は攻撃的。
“あ”になる前の音、“せ”になる前の音がわからなくとも……!

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

勝負あり。
運命戦に抗うことは叶わず、最後の1枚は肉まんくんが死守した。

「……ありがとうございました」
……(´・ω・`)




熱戦が終わり。
太一は肉まんくんに残りの札が何かわかっていたかを訊いてみる。
しかし彼は把握しておらず、“きり”があることまではわかっていなかった。

「良かったな。運が良くて」

そう言った太一は、直後自己嫌悪に陥る。
運のせいにしたくなる気持ちもわかるが、運命戦になったのは結局そういった状況に持ち込ませてしまった自分の責任なのだ。
でもそんな言い訳が効かない状況がキツイと感じるのは、それだけ一生懸命やっているからでもある。その点については誇ってもいいだろう。

太一が一人でいるところへ、肉まんくんがやってくる。

「俺……、真島がかるた部の部長で良かったよ」
その言葉に他意はない。

「綾瀬みたいなさぁ、人に肉まんとか机とか変なあだ名つけてさぁ…。それで、それがなんとなーく許されるような天然バカより、よっぽどいいし」
画像
千早はバッチリ聞いていました(´・ω・`)
がっくり項垂れる彼女をよそに、太一と肉まんくんは素敵な愛……友情を育んでいた(*´・ω・`*)



ともかく、大江ママンに送ってもらっての帰り。
今回の瑞沢かるた部の活躍はすごかった。5人中4人が入賞で、そのうち3人が昇級なのだから。……3人?(´・ω・`)

「そういえばそうだ。D級は3位入賞でC級に昇級だから、かなちゃんだけじゃなくて、つく……駒野くんも昇級だ」
気にしてますね(´・ω・`)

大江は今日の決勝戦は自分の120%が出せたと言う。
そしてそれは相手が机くんであったからこそ。

「絶対勝たなきゃとか、そういう気負いがなかったから」
気負い……か(´・ω・`)

千早と太一は気負いすぎていたのかもしれない。だから、寝てしまってガラスに頭をぶつけている太一を自分の方に寄せて、千早は言う。

「またみんなで、チームになりたいね」
うむ(´・ω・`)

今団体戦をやったらどうなるだろうか。A級二人だからかなり強そうだ。

「あ、じゃあさ。次のA級の大会では肉…に、西田くんとあたしが当たるかもだよ」

さっきの話を聞いていたのがバレバレ。
ま、千早は天然でいればいいのだ。部長ではなく、千早は千早なのだから――――






新は先週末にやった埼玉大会の結果表を見つける。
そこで彼が注目しているのはA級ではない。

B級準優勝 真島太一。

それを見て、新は名人戦の西日本予選出場を決心する……!


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ちはやふる 日テレ(2/14)#19
第19話 ながらへば 公式サイトから ついに決勝戦。D級は奏ちゃんと机君、B級は太一と肉まん君の瑞沢高校同士の対戦となった。 仲間でありつつも、お互いにライバルとして戦う四人の姿に、千早は様々な強さがあることを知りながら試合の行く末を見守る。 埼玉かるた大会の決勝戦、D級の奏と机。太一は良い感じで速く取れたと思って千早を 見るが自分を見ていなかった。机君はお手付き2回、奏は0回で差がついていた。ミスをしない相手にはお手付きは致命傷だ。お手付きすると取り戻そうとして、焦ってリズムが 乱れる。相手に... ...続きを見る
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2012/02/16 01:27
◎ちはやふる第十九首「ながらへば」
肉と太一が戦うが、チハヤは、カナと机の対戦を見てた。チハヤ;机君、お手つき二回。二枚の差がつく。;取り返せると思ってたけど、致命傷だ。怖いのは、枚数さじゃない、あせり。... ...続きを見る
ぺろぺろキャンディー
2012/10/02 01:59

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内 容 ニックネーム/日時
みんな成長していて、感慨深いです。昔の机君ならかなちゃんの勝利を誉め称えることは出来なかったでしょうね。


太一と肉まん君の戦いは過酷てしたね。「運命なんかには任せない」って台詞は、大好きな仮面ライダー剣を思い出しちゃいましたよ(笑)。太一の言葉は剣の主人公「俺は運命と戦う!そして勝ってみせる!」を思いだし、胸が熱くなりました。太一は本作屈指の燃えキャラですよ!
また魔が指して皮肉を言ってしまい、自己嫌悪する太一に気にするなと言うかのように、「お前と一緒に頑張る」と言う肉まん君もいい奴です。
太一にもご褒美がありましたが、本人が気づいてないのがまた悲しい。しかもあんなことを下心もなく、やってしまえる千早の天然は本当に恐ろしい。何年も側にいた太一は生殺し状態なんですね(笑)。
あるるかん
2012/02/15 23:40
>あるるかんさん

どっちの試合も見逃せないもの。千早の気持ちがよくわかる回でしたね。
どちらが勝ってもどちらかが負ける。そういった意味では複雑な気持ちを抱かざるを得ない決着となるはずでしたが、純粋に大江の勝利を讃える机くんの行為はそれを非常に和らげてくれてとても素敵でした。

一方、太一と肉まんくんはより勝利への拘りが見えた試合で、こちらも必見モノでした。
勝負の行方を運命に委ねない太一…言い訳をしない戦いをする太一は、以前とは明らかに違うのだと感じられて感慨深かったです。
勝利したのは肉まんくんの方だったとはいえ、太一の根性が見えたのは実に良かったですし、肉まんくんの変わらず接する様も良かったです。あと、無理やり普通の呼称にしようとする千早もw

ごほうびに気付かぬ太一。このような報われぬキャラは度々見かけますが、なんとなく癒しになっていいものですw
太一には悪いですが、ずっとこのキャラを保ってほしいなと思いました(´・ω・`)
本隆侍照久
2012/02/16 14:57

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