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zoom RSS リトルバスターズ! 18話『答えは心のなかにあるんだ』

<<   作成日時 : 2013/02/10 12:58   >>

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雨が降り出す。

葉留佳の格好をしている佳奈多が何をしていたのか。足元に落ちているシフォンケーキに気付き、葉留佳はこんなの認めないと言い。佳奈多は無言で逃げ走りだす。
理樹と葉留佳が彼女の後を追うと、佳奈多は観念したかのように立ち止まっていつもの姿に戻る。
佳奈多がやったことについて、同じシフォンケーキを作ることでなんでもできることアピールをしたと判断して責める葉留佳。自分がまた惨めな扱いをされたとも思っているようだ。

「けどどうして? あんたは卵に触れないのに、どうしてシフォンケーキが焼けるの!?」

そのことについて、佳奈多は葉留佳の思い込みだと言う。
葉留佳は葉留佳で、卵アレルギーというのは佳奈多が言ったことだと主張する。この食い違いは何だろうか。
卵料理が得意だというのが葉留佳の取り柄であっただけに、こうなっては落ち着いてはいられない。

「そうやって、あんたは私から奪っていくんだ! 何もかも!」

そんな悲劇のヒロイン。
憐れんでくれる人がいて良かったねと言いつつ、佳奈多はそれが幻だと言う。

「人は人を救えない。神様じゃないんだから」

葉留佳は佳奈多に物理的ダメージを食らわせんとする。しかし、それには力がこもっておらず、またこの際に佳奈多の髪留めが落ちて手が止まる。

「どうしたの? あたしが憎いんでしょ? ならもっと真剣にやりなさい。……ハッ! その覚悟もないからろくでなしと言われるのよ!」
「あんたなんか……いなくなればいい…。ウソつき………ウソつきぃっ!」

物心ついた時から嘘つきである。そう認めた佳奈多は、さようならと小声でつぶやいてこの場を後にする。

途中から様子を見守っていた鈴と小毬が、雨に濡れた葉留佳を抱き起して屋内へと運ぼうとする。
佳奈多とルームメイトであるクドはどうしたらいいのかわからずわふわふ。
理樹は佳奈多が落とした髪留めの片玉を拾う。

『何故だろう。僕には降りしきる雨が、二木さんの涙のように見えた』

クドは理樹に話しかける。
佳奈多を悪く思わないようにと、彼女の部屋での様子から何か苦しいことを抱えているであろうことを打ち明けるクド。
夜にうなされていることと、あと……
もう一つはでも簡単には口にできないようなことであるようだった。見たのは顔を赤らめてしまうものでもあるが、そうでもない深刻なもの。
結局、何かしたくて……でも何も詳しいことは話すことのできなかったクド。でもきっと、理樹には何か大切なことは伝わったはずだ。



雨で大層濡れたため、佳奈多はジャージに着替える。
髪留めの片玉を見つめ、思い出すのは過去のこと。

『いつか二人、手を繋いで……』

行こう。

そんなところへ、理樹がやってくる。
あらお着換えタイムでしたか、そら失礼(*´ω`*)
とばかりに出て行こうとする理樹だが、出ていく必要はないと言われ、それじゃあお楽しみタイムを……(*´ω`*)
ではなくて(´・ω・`)

佳奈多は何故あのようなことをしたのか。
その質問に対して、理樹を試してみたかったのだと佳奈多は答える。神様気取りのその本心はどこにあるかと。
だが理樹にとってそのことはさして重要ではないのかもしれない。

「君は……三枝さんに何故嘘をついたの?」
ほう(´・ω・`)

とことで、佳奈多は語り始める。


――小学校の頃。
家庭科の課題で自宅で料理を作って写真を撮っていくことになった。その日は偶然にも品評会……葉留佳と佳奈多、どちらが劣っているかを比べる日。だから料理がそのままお題となった。
葉留佳は卵焼きを作るとのことだったため、佳奈多も卵焼きを作ることになった。

「でも、同じものを作って私が勝てば、葉留佳が痛めつけられる。だから……」

だから佳奈多は味噌汁にした。
明確な差異が出ないようにと。
しかし結局は吹っ飛ばされた葉留佳。いつものことのようにして気にしないで振る舞おうとする彼女は、佳奈多がどうして卵焼きにしなかったのかと純粋に問う。そこで佳奈多は答えたのだ。
卵に触れないからと……優しい嘘を。

「じゃあ卵料理ができるの、あたしだけなの?」
「う、うん」

自分にだけできることがある。それが葉留佳の支えとなっていたのだろう。


「あの子はそんな昔の嘘を未だに信じてた。 滑稽な話よ」

理樹はこれらの事情を、恭介立ち合いのもと葉留佳に打ち明ける。すると……

「どうしてそんなこと言うの?」

今まで信じていた相手に裏切られた。そんな感覚なのだろう。
佳奈多が悪くないのであれば、誰が悪いのか。誰を憎めばいいのか。あらゆる意味で感情の行先、拠所を失った葉留佳は走り去っていく。

恭介曰く、否定され続けてきた葉留佳は誰かを憎むことで自我を保っていたのであろうとのことだった。
このままでは葉留佳が黒い感情に押し流されてしまう。辿りつくべき結末はどこなのか……その答えは、葉留佳自身が見つけるしかないとも恭介は言う。

「お前があいつに伝えなければならないのは、そのことなんじゃないか?」
ほう(´・ω・`)

「憎しみという見えない鎖から自由になるためには、それしかない。そう思わないか……理樹」
ほう(´・ω・`)




雨上がり。
葉留佳が理樹のもとに戻ってくる。
先ほどのことを謝る彼女に、理樹は佳奈多の髪留めの片玉を渡す。葉留佳から返すべきだと言って。


夕方。
理樹は葉留佳が望んでいることについて、探りを入れる。
葉留佳はどっちの子か知ることだと答えるものの、それはいずれのパターンにおいても成り立つものではない。葉留佳が本当にはずれだったとして、それで諦めがつくと……それはわかりやすいパターンなのかもしれない。しかし……

「じゃあ、その反対で、二木さんがそうだったら?」

今度は佳奈多が貶められることになる。
葉留佳がこれまでそうだった分と考えると、そうなればいいと……心が根底から歪んでいるものであれば本気でそう願うかもしれない。が、葉留佳はそうは見えない。マイナスを押し付け合ってもどちらも幸せになれないと、心の底ではそのことに気が付いているのだ。
だから、葉留佳はどうしたらいいのかと理樹に訊く。
でももちろん理樹には答えられない。答えは葉留佳の心の中にあるのだから。
憎しみに囚われていたら本当の答えは見えなくなる。葉留佳は自分が望んでいるものを見なくては。憎しみよりも大切なものを。いつか二人で誓った“それ”を……



葉留佳の大切な時を、リトバスの面々は皆緊張の面持ちで待っていた。
自らが提唱した幸せスパイラル理論を持ち出して皆を元気づける小毬や、悩んだときはまず筋肉を鍛える真人。割といつもの光景だ。
そんなところで、部室に葉留佳がやってくる。
冴えないイルカであるはずなのに、その表情は何かを決めたかのように晴れ晴れしいものであった。



とことで、葉留佳は佳奈多を呼び出す。

「決めたんだ。あんたと話し合うって」

怯えや恨み……そういうのは取り払って、真っ向から。

「話してほしいんだ。私の父親が誰なのか」
「時間の無駄ね」
「お願い」
「じゃあ土下座してみなさいよ」

そう言ってはぐらかす。葉留佳は感情的になって話しの本筋からは外れてしまう……というのがいつもの光景だったのかもしれない。しかし……

「話してください」

葉留佳は土下座をして、佳奈多に頼んでいた。
それに最も驚き狼狽えたのは間違いなく佳奈多であろう。

「私もう逃げないことにしたんだ! 向き合うんだ!」

誰かが神様になって葉留佳を救ったというわけではない。

「僕らの世界には、僕らがいるだけだ。僕らは向き合って、話し合って答えを探しただけだ」

佳奈多も望んでいるのではないだろうか。

「知ってしまえばなくしてしまうのよ。今までの日常を。それでもなお、話せというの……?」

うむ。
そう思える要素……大切な仲間が、今の葉留佳にはいる。
今までの自分を終わらせるために、葉留佳は真実を求める。

……とことで。
佳奈多は事実を語り始める。

どちらが犯罪者の子なのか決定した後も、佳奈多が一族の面汚しかもしれないという疑念は消えることがなかったという。手を抜けば革のベルトで打ち据えられ、その身には蚯蚓腫れの傷が多数残っていた。そしてそれをクドは見てしまっていたのだ。
心も体も痛みを我慢して、佳奈多は努力し続けた。三枝の跡継ぎはかくあれという姿を示し続けようと、必死に。
そこまでするのは、どちらも跡継ぎに相応しくないとなれば互いに用済みになるからだ。
佳奈多はこう命令されてもいた。葉留佳を蔑むように…と。

「そんなこと…、できなかった。だって………葉留佳は私の……私の…………妹だもの! 妹なのはもう誰にも変えられないもの!

物欲になんか負けず、佳奈多は葉留佳を蔑むことを拒んだ。
その結果、佳奈多は葉留佳になるようにと……葉留佳の身代わりとしてなるようにと言われた。しかし、佳奈多は頷くことができなかった。そんな自分が怖かったという。
だったら間引くか、と言われた。佳奈多に与えられた二択はとても残酷なもので、そのため彼女は葉留佳に辛く当たるしかなかったのだ。

「もういいよ。 もういい」

事情を知った葉留佳は優しく声をかける。
酷いことをしていたのは事実だとして葉留佳に背を向ける佳奈多。そんな彼女の腰に葉留佳は手を回す。

「ごめんなさい…」

自分だけが辛いと思っていた。
本当はわかっていたはずなのに。



――昔。
パパンとママンからこっそり送られてきたという誕生日プレゼントを、佳奈多は葉留佳にも渡す。
今は仲が悪いフリをしているけれど、二人のために送られたそれを、二人が繋がっている証しとして誓いあう。

「いつか二人、会いに行こう。お父さんとお母さんのところへ」
「行こう」
「手を繋いで」


いつの間にか信じられなくなっていたけど、その頃の約束を葉留佳の心は覚えていた。
全てを許し、葉留佳と佳奈多は向かい合って手を合わせる……




全てを終わらせるため、二人は晶のもとを訪れる。

「父さん。私、あの家と決別することに決めたの。だから、葉留佳に話してあげて。本当のことを」


土手に場所を移して、晶は語り始める。
葉留佳と佳奈多のママンにあたる人物ともう一人のパパン、そして晶は三枝の家で育てられた幼馴染であった。
だが、ママンが本当に愛したのは晶の方ではなく、そのことを悟っていた晶は双子が生まれたときに身を引こうと決めていたのだ。
パパンとママンも双子を連れて三枝家を出て行こうとしたのだが、怒った三枝家は強引に双子を取り上げた。だから晶は乗り込んだのだ。大事な者を護るために。

その結末が今につながるのだが……だが覚えておいてほしいことがある。葉留佳も佳奈多も望まれて生まれてきた存在なのだ。
そんな二人に、晶はママンからの手紙を渡す。
その想いを大切にして……

最後に、晶は葉留佳が気になっていた質問に答えようとする。が、もう今の葉留佳にはこれで充分であった。

「私、世界中が私を憎んでると思ってた。誰もが心の中に憎しみを抱えてると思ってた。でもそうじゃなかった。私は世界に悪者がいないか、確かめたかっただけなんだ。 誰も悪くない。誰も憎まなくていい。それがわかった。だから、どちらの子か知らなくていいんだ」
うむ。

「私は私で良かった。それが、本当に私が知りたかったことだったんだ!」

何より信じたかった――

誰も悪くない、世界を――――



そして二人は家族のもとへ。


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