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zoom RSS リトルバスターズ!〜Refrain〜 09話『親友の涙』

<<   作成日時 : 2013/12/01 12:04   >>

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塞ぎこんでしまった恭介を救うためにも、理樹は自分がリトルバスターズを作ると強く心に誓う。みんなを連れて行けば恭介は必ず笑ってくれると確信しているから。あの頃のように、きっと……



真人が加入し、次の狙いは謙吾。
真人によると、子どもの頃、恭介は道場破りに行ったのだという。この街の小学生が剣道の全国大会で優勝したという噂が飛び込んできて、街のヒーローとなった彼の道場に道場破りを挑んだということだ。そこで師範である謙吾の親父に挑み、倒すことで謙吾は仲間になったという……


教室。
謙吾は消しゴムを落としてしまい、それを怪我している右手で拾おうとする。しかし、やめ……。ちょうどやってきた理樹がそれを拾ってやる。
理樹は昔恭介が道場破りをした話に触れ、どうして謙吾本人ではなく父と戦ったのだろうかと疑問を投げかける。
理樹の意図を見透かしている謙吾は、改めてリトルバスターズの仲間にならないことを断言。

「お前はこれ以上、もう先を目指すな」


理樹は恭介の部屋を訪れる。
彼は相変わらず壁に背を預けていた。
何かあったかと力なく訊いてくる恭介に、理樹は弱音を吐いてしまいたい衝動に駆られる。しかし、強くならなくちゃいけないと感じる理樹は恭介を気遣う言葉だけを残し、部屋を去ろうとする。
そんな理樹に、恭介は一言。

「謙吾は……一つだけ嘘をついている」

それ以上は語らず……


しかし、その言葉は大きなヒントだ。
理樹は鈴と真人に相談してみる。
実は双子でよく入れ替わってるとか、実は60歳で総入れ歯とか、二人の意見はスルーしておこう。

教室の謙吾を遠目から観察する。
すると、謙吾はページを右手でめくろうとし、それをやめて左手でめくるという不自然な行動をとっていることに理樹は気づく。理樹はそのことを謙吾に指摘。消しゴムを拾おうとした件といい、明らかに不自然だと。怪我はもう治っているか、それとも……そもそも怪我をしていないとか。
謙吾は怪我を理由に新人戦出場を辞退している。それは何故なのか。

「その問いに答えれば、リトルバスターズの仲間集めをやめてくれるのか?」

謙吾は理樹の知らないことを知っている。
だから彼は、このまま理樹が進んだ先、どこに辿り着くのか教えてやる。

「そこに待つのは、暗闇だ

どうあがいても絶望。
ならば理樹はただ楽しく遊んでいればいいと謙吾は言う。
しかし、理樹にしてみればそれはできない話だった。みんなが笑わなくなって恭介が変わり果ててしまって、それでも楽しくなんてできるわけないから。
昔恭介がしてくれたみたいにみんなを笑顔にしたいという理樹の思いを聞いた謙吾は、ならばとそっと立ち上がる。

「お別れだ」



いったいどうすればいいのか。グラウンドを前にして悩む理樹の前に野球ボールが跳ね転がり、それが波紋のようにして理樹の記憶を刺激する。
理樹はいつかどこかで誓ったことを思い出す。恭介に負けないリーダーになると。
リトルバスターズをやめないし、謙吾も諦めてやらない。
やはり単純な勝負で挑む、それだけが手だ。その手段をどうするかと言えば……

「野球だな。 野球で対決だ!」

先日野球を始めたばかりなのだが、真人はいい勝負になるだろうと言う。勝負はやってみなければわからない。だからこそ、勝負をするということに意味があるのだから。
そうと決まれば練習あるのみ!



理樹は謙吾に野球の勝負を申し込む。
決戦は明日の放課後だ。

それだけを言って理樹が去った後、謙吾は理樹の知らないこの世界の秘密を交えてこれまでのことを振り返る。
この世界は何度も繰り返され、理樹はそれを忘れていたのだ……。

謙吾は恭介の部屋を訪れ、理樹が野球の勝負を挑んできたことを伝える。

「かわいそうに…。あいつはあの日の勝負も忘れているんだ!」



――――雨の日のコールドゲーム。
真人が一本柵越えを放った後、理樹が投じた一球。それは謙吾にとって絶好球で、いけると確信できるものであった。しかし、瞬間――!

真人の目に、古式が映った。
今ここにいるはずのない彼女の姿が。

結果、謙吾はホームランを打つことができなかった。

「茶番だぁぁぁぁぁぁぁ!! 恭介ぇぇぇぇぇ!!!」



この時、恭介は禁じ手を使っていた。理樹の知らないこの世界の仕組みを利用し、謙吾を欺いたのだった。
人の心の倫理さえ踏みにじり自分の計画を貫いた。その結果、理樹と鈴は失敗した。暗闇に突き落とされたのだった。
恭介がこんな腑抜けと化したのは計画が失敗に終わり自分を責めているから。謙吾はそう言い、弱い理樹と鈴を守ってやらなければならないのだと言う。

「いつまでも…、子供じゃないさ。 人は成長する」
「こんな閉ざされた世界でもか!」
現実の一部から閉ざされたこの世界で……

謙吾は理樹に勝つと断言する。そして理樹らに対し、自分たちに守られて楽しく遊んでればいいのだと教えるつもりであった。



勝負の時。
謙吾はこの勝負が終わったら、この世界にいられる限り全力で理樹と鈴を守ろうと決めていた。だから理樹にとって謙吾を脅威と感じるのはこの勝負まで。その後は味方であることを心の内でつぶやき、勝負が始まる。

勝負はいつかと同じような打ち合い勝負。先攻は理樹。
謙吾の初球は凄まじいもので、理樹は手が出なかった。
二球目はバットを振るも当たらずストライク。呆気ない勝負だと感じる謙吾は三球で仕留めにかかるが、その三球目は理樹が辛うじてバットに当ててファウルとなる。
よく当てた。一球一球の中でも、理樹は確実に成長していた。

いずれにしても2ストライクと追い込まれた状況。しかし、理樹はその後もファウルで粘り続ける……
ついには左手にボールを受けて負傷。しかし、理樹は諦めずに立ち上がる。その目は、闘志に満ち、諦めなど欠片も感じられない活き活きとした目であった。

『何故だ……何故諦めない!? 理樹……何故食らいつく? お前は立ち向かわなくていいんだ。 俺に……守られていればいい!』
「僕が謙吾を仲間にする! みんなを一つにするんだ! 今は僕がリトルバスターズの――」

謙吾の渾身の一投。それを、理樹のバットが芯で捉える……!

「リーダーなんだぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁ!」


快音が響き、白球は悠々と柵を越える。



やはり、全てをリセットすることはできないということだ。
しかし、謙吾が打てばタイ。まだ勝負は終わりではない。それは理樹にも同じことが言えるのだが、打つことにパワーを使いすぎた彼はまともな球を投じれそうになかった。
そんなところで、鈴がタイムをかける。

「ピッチャーこうたーい!」

ピンチの時に現れる、それがエースだ。
これは理樹と謙吾の真剣勝負だが、それに水を差すというわけではない。鈴も本気だ。

理樹と鈴がやはり繋がっているのであれば、二人一緒に思い知らせてやればいい。謙吾はそれを承諾する。
そういうことならと、キャッチャーも交代。真人から、理樹に代わる。
鈴がピッチャーで理樹がキャッチャー。それは最近野球を始めたばかりの理樹らがやったことはないはずなのに、どこかしっくりくるものがあった。

ゲーム再開。
鈴の最初の一球は話にならないノーコン。その後も暴投が続くも、肩の力を抜くようアドバイスをもらったところでストライクゾーンにぐっと近づく。不意を突かれた謙吾はタイミングが僅かにずれ、ファウル。ボール球に手を出す必要がないところで無駄にストライクを一つつけてしまったか。

次第にストライクゾーンに近くなってきた鈴の思いは、理樹に感化されて強まる一方であった。その気迫に押されてか、謙吾はまたもタイミングがずれファウルとしてしまう。
今のはストライク球であった。しかし、打つ方にしてみても高めの絶好球と言えた。それを謙吾はホームランにできなかった。何故か……
謙吾は追い込まれていた。それは2ストライクという今の状況もそうだが、精神的なものとしても同じことが言えた。

『俺は勝つために……これまでの人生を費やしてきた…! 強靭な肉体と精神を鍛え上げてきたんだ! ここでも勝利は俺のものだ!』

『ここから見える空が好きだ。どこかで、見た空だ』

そんなマウンド上の鈴に向けて、どこからか声が聞こえる。

『鈴ちゃん!』
『鈴くん。君が打たれても、私たちが後ろで守る』
『そうだー!』
『投げやがれー!』
『俺たちを、仲間を信じろ!』
『わふー!』
『怖れるな!』

みんなの思いは、今ここに。

「鈴。今できることを、思いっきりやればいい!」

理樹の言葉に、鈴は強く頷く。
そして渾身の一投……!

「うりゃぁぁぁぁぁ!!」

球はストライク一直線――――

「ど真ん中!
もらったぁぁぁぁぁぁ!!」


謙吾の確信。しかし、軌道は予想に反して凄まじく変化し、謙吾のバットは空を切った。

「ここでライジングニャットボールか……」

それは、鈴が成長の末手に入れた必殺技だ。
これで勝負あり。

『バカな…。この俺が、負けた…? 俺は無敵で…ここで勝利を手にするはずだったのに……。 なんだったんだ…? 勝つことに全てを費やした、俺の人生は…』



――――恭介は謙吾の親父を倒した。
それにより、もう謙吾を勝ち負けに縛る者はおらず。

「お前だって、本当はバカになって楽しく遊びたかったんだろ?」

全くその通りだった。
そして、謙吾は恭介についていくこととなったのだ――――



――謙吾は涙を流す。
どうして泣いてるのかと理樹は問う。

「後悔の……涙だ……」

謙吾は切なる思いを吐く。

「俺はもっと……遊んでいたかったんだ……! お前たちと…!」

それは誰もが抱くごく当たり前の切なる想い。
当たり前すぎて見失いそうになる、ごくありふれた日常。

「もう少し続けようか。野球」
「…もう、勝ち負けは……か、関係なくなる……」
「遊ぼう、謙吾。 バカみたいに楽しく、遊ぼう」

理樹だけではない。鈴も、真人もいる。

「待って……。もう、ちょっとだけ……泣かせてくれ……」



――涙は波紋となり、八つの光を包み込む。
その時、ある世界で恭介は背を預ける状態で座り込み、安心した笑みを浮かべていた。
その目に宿るのは九つ目の光だ……


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リトバス Rf 第9話「親友(とも)の涙」
 長い間、レビュアーなんてものをやっておりますと、「また同じこと書いてる、かなぁ?」なんて、自分の広がりのなさが気になったりするものでございます。元から大したモノを持ってるわけじゃないんだから、そりゃしょうがないと言えばしょうがないんですけれど、でもやっぱり気になるのです。 ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
予想していましたが、今回もかなり泣けました。リキと鈴の2人の成長する姿、謙語の想い伝わりましたね。先週の真人のもそうですが、本当にアニメは原作に負けないくらい感動を与えてくれます!!最後に鈴が最後の一級を投げる時のシーンでみんなの声援があるところは、もの凄く感動しました!!
ガントロ
2013/12/02 23:02
>ガントロさん

うわぁぁ、謙吾やばかったです┌(つд∩)
謙吾の抱えている思いというのは本当に誰しもが抱くものなので、深く共感できるんですよね。理樹や鈴を成長させることもありますが、もし仮に自分がこの立場になったとしたら、本当にただ遊んでいたかったと後悔しますもの……。
鈴の最後の一球は、これまで積み重ねたものが確かにあるのだということを物語っていましたね。謙吾自身も含まれ、その皆の思いに屈する……素敵なシーンでした。
残りもあと僅か。早く見たいと思うと同時に、終わってしまう寂しさを感じてしまうところです。とにかく、今年を素晴らしく締めくくってもらいたいですね!┌(┌❀○╹ω╹○)┐
本隆侍照久
2013/12/04 19:13

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