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zoom RSS リトルバスターズ!〜Refrain〜 13話『リトルバスターズ』

<<   作成日時 : 2014/01/01 17:10   >>

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悲しみや不安に襲われるたび、理樹は眠りの中に落ちていく。
辛いことから逃げているのだ。目を覚ませばみんなを助けられるのに。

逃げちゃだめだ。
恭介は何のために永遠の一学期を繰り返した?
それは弱い理樹を強くするため。
全てをかけて戦ってくれたのだ。

『俺を乗り越えろ、理樹。強くなれ』

その言葉に報いるため。

『僕は、自分の弱さを乗り越えなくちゃいけない!』

だから、理樹はこうなったきっかけはいつだったか、過去を振り返り探す。それを乗り越えるために……――――




リトルバスターズの皆に会った時、理樹は心の傷を抱えていた。
だからそのもう少し前。理樹が家族と過ごしていた時。
事故に遭い、理樹を庇った母親と、車を運転していた父親が亡くなってしまった。ここから始まったのだ。
悲しみから逃げるため、理樹は眠りに落ちた――――




――理樹は知りたくなかった。
生きることが失うことだということを。

まだ生まれていない段階で、理樹はそのことを知っている。
だったら生まれなくていい。そう思っていたが……

理樹の前に現れる4人の子供たち。彼らと出会いたいと、強く感じていた。
いつか何もかも失われるのに、出会いたいと。

出会ってしまったらいつか失う。失うのは怖くて悲しい。
けど、失う悲しみより出会う喜びの方が強いのだ。

『会いたい……。みんなに、出会いたい!』

たくさんのかけがえのない時間が待っている。
理樹は新たな世界へ生まれることを望む――――





『――――理樹』

鈴のもとに、理樹が帰ってくる。
この世界でみんなと生きていくことを望んだから。そう決めたから。

「みんなを助ける」
「あたしもがんばる。閉じこもるのはもうおしまいだ。これからは、言えなかったありがとうをみんなに言うんだ。いっぱい笑うんだ。小毬ちゃんや恭介や謙吾、真人やみんなと一緒に笑うんだ!」

二人一緒にみんなを助ける。
そう決意し、二人は今の現実に舞い戻る。


とにかく今できることをする。
引火したら取り返しのつかないことになるから、まずは一人一人バスの外に出すことに。

まず見かけたのは小毬。意識はないが、脈はしっかりしている。
彼女をいったん外に出し、次の生徒へ。まずは遠くへ運ぶよりも一人一人を外に出すことを先決とする。

そんな折。理樹は何かが這った跡から、横転したバスの底に寄りかかる恭介がいるのを発見する。
鈴とともに駆け寄り、状況把握。バスの底に開いた穴を燃料が漏れないように塞いでいるのだと知る。たった一人でみんなを守っていたのだと。
そんな恭介を助けるのが先決か。答えは否だ。

「今恭介を動かせば、燃料が流れ出てしまう。みんなを守ろうとした恭介の行為が無駄になるんだ!」

それは恭介の望まことだから。苦渋の選択でもあるが、理樹と鈴は恭介に必ず戻ることを約束し、他の生徒たちを助け出すことに専念する。

いっぱいいっぱいのありがとうの想いを込め、鈴は懸命に働く。

『あたし、これからは前を向く。強くなる。だから、楽しいことたくさん……。一緒に笑おう。いっぱい笑おう。みんなで……!』

的確な処置を施しつつ、即席で担架も作りだし、効率よく生徒たちを安全な場所まで避難させる。

『僕のかけがえのない仲間たち。悩んだり……傷ついたり……自分を見失う日もある。だけど……。どんな時も僕たちは……楽しい日も、辛い日も一緒に、支え合って……語り合って……乗り越えていくんだ! 喧嘩しても、ぶつかりあっても。許し合い、認め合って、笑い合って、前に進むんだ! 僕たちは一緒に……歩いていくんだ! ――これからも!

そして理樹と鈴の二人は、車内にいた全生徒を安全なところまで運び終える。あとは恭介だけだ。


「恭介……。行こう」
「……理樹………なのか?」
返事が返ってくる。

そんな恭介を安心させるように、理樹は皆が無事であることを、安全なところまで運んだことを伝える。

「まさか…。そこまでやり遂げるなんて……予想もしていなかった…。 お前たちは俺が思うよりも…………遥かに強くなっていたんだな…。 嬉しいよ…。 …お前が誇らしい………理樹…。 お前はとうとう俺を……乗り越えていったんだ…」
「何もかも、恭介のお蔭じゃないか! 僕は恭介の背中を追いかけて生きてきたんだ。恭介が、僕に教えてくれたんだ。生きることは……楽しいことだって!

失うことなんかじゃないのだと。
その言葉に返すことなく、恭介は意識を失う。
同時に、火の手が上がる。
引火するのも時間の問題の中、理樹と鈴で恭介を運ぶ。

『僕たちは、生きていくんだ。これからも……ずっと……一緒に!』

そこで、爆発が起こる――――









――――歌う。

鈴が歌う。
そこは教室。

しばらくすると、理樹が目覚める。

「真人に起こしてって頼んだのになー」

外はすっかり秋景色。
そんな景色を眺める二人のもとに、

「鈴ちゃん、理樹くーん!」

小毬が。
さらに、葉留佳、クド、美魚がやってくる。
わんだふるなニュースを持ってきたという4人。

「それはですね……」
「宮沢さんが、帰ってきたようです」

いいとこどりの美魚。そんなこんなではしゃぐ光景は、望んでいたいつもの姿。


あれから三ヶ月、理樹らは平凡な日常を送ることができるようになっていた。
入院した仲間も次々に戻ってきていて、この日は真人に付き添われ謙吾が学校に戻ってきたのだった。
姉御も居て、残るは恭介だけとなっていた。

あれだけの大事故で、命を落とすものがいなかったのは奇跡だと言われていた。新学期が始まる頃にはほとんどの生徒が戻ってきていた……が、最後の一人である恭介だけが昏睡状態のまま集中治療室に担ぎ込まれ、面会を許されない日々が続き、9月になってさらに大きな病院へと移された。
心配じゃないと言ったら嘘になる。けど、恭介の代わりにリトルバスターズをまとめていくのが理樹のすべきこと。
だがそれと同時に、皆は恭介の帰還を今か今かと待ちわびていた。



8人で、今日は何をしようかと相談する。
缶蹴りは前にやったし、お泊り会や肝試しもできぬ。人形劇も恭介が戻ってからの方が盛り上がる。なかなか決まらず……

「やはり……新しい遊びを思いつくのは、あいつしかいないか」
『ただ一人いないだけ。でも、その一人の存在はとても大きい』

「もうじきさ。 きっと帰ってくる」

理樹がそうつぶやいた時。

「恭介!!」

上の階からロープを伝い、窓から颯爽と恭介が現れる。
恭介は華麗に一回転して着地し笑う。

「いつだってそうやって驚かせるんだ。 そして、僕たちに無茶苦茶なミッションを出すんだ!」

その期待に応えて早速……

「最ッ高に面白いことをしようじゃないか! いいかみんな! 俺たちで、もう一度修学旅行に……行っくぞー!!
「「「おーう!!」」」

とことで、免許を取得したばかりの恭介の運転で出発。

途中に真人や謙吾が落下することがありながらも海へと到着。
それぞれエンジョイし、その姿を美魚が写真に収める。
最終的にはカメラマンも交代し、もちろん美魚も一緒に写真へ。
ただひたすらに楽しい時間を過ごす……



もう一度、ここから始まる。

それは、僕たちリトルバスターズの物語。

きっと続いていく……

遥か彼方まで――――





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