音ノ木坂学院は入学希望者が予想を上回る結果となったため、来年度も生徒を募集することになった。 そのことが理事長から全校生徒に向けて正式に発表される。 その理事長の言葉の後、生徒会長からも挨拶というところ。エリーチカは立ち上がり、一人拍手でその者の登壇を待つ。 その静かな拍手の中、舞台の袖から現れ登壇したのは、スクールアイドルで御馴染みの…… 「高坂穂乃果と申します!」 生徒会室。 生徒会長挨拶を終えて緊張を解く穂乃果。 彼女に対してことりチュンは優しい言葉をかけるが、一方で海未ちゃんは辛辣だった。 というのも仕方ない。昨日三人であいさつ文を考えたのだが、結局穂乃果はそれを全て忘れてしまったのだから。 とにかく。 海未ちゃんは大量の資料を穂乃果の目の前に置く。それを全て処理してから帰ってとな。 それだけでなく、海未ちゃんは一般生徒からの要望書も提示する。 「学食のカレーがまずい。アルパカが私に懐かない。文化祭に有名人を……」 なんというわがままか。 穂乃果もそれに倣ってというわけではないが、ちょっとくらい手伝ってもいいじゃないかと頬を膨らませて副会長の海未ちゃんに訴えかける。 言われずとも、海未ちゃんは既に資料には目を通してあった。 仕事はこれだけではない。校内で溜まった放置忘れ傘の件や、各クラブの活動記録のまとめ、三年生からの引き継ぎファイル等々…… 「ドゥフ…」 頭を垂れる穂乃果の気持ちもわからなくない。だからことりチュンも手伝うようにと甘い言葉を囁くが、海未ちゃんはそれを一蹴。 そんなこんなで生徒会長の大変さを思い知っていたところへ…… 「わかってくれた?」 エリーチカ。 「頑張ってるかねー、君たち」 そして希がやってくる。 特に用事はないものの、推薦した手前心配でやってきたのだという。 希のカードによると穂乃果は相当苦労するとのことで、だからこそことりチュンと海未ちゃんのフォローは欠かせないか。 屋上。 そこでは、花陽と凛ちゃんの前でにこちゃんが特訓の成果を見せようとしていた。 「にっこにっこにー☆ あなたのハートににこにこにー☆ 笑顔届ける矢澤にこにこー☆ あぁっ、ダメダメダメ! にこにーは、みぃーんなのも・の!☆」 「気持ち悪い」 「ちょっと! 何よ! 昨日一生懸命考えたんだからぁ!」 「知らなぁい」 真姫ちゃん可愛い┌(┌❀◍╹ω╹◍)┐ とことで、屋上には四人がいた。 これからは一年生が頑張らなくてはいけないということで、にこちゃんがいろいろと教え込んでいるようだった。 にこちゃんはネットでアップするためのビデオカメラを取り出し、日々レッスンしている様子もアピールしようと考えていた。 「ぐふ。いっひっひ……こうやって一年生を甲斐甲斐しくみているところをアピールすれば、それを見たファンの間に、にこにーこそセンターに相応しい、との声があがりはじめて、やがて…!」 「全部聞こえてるにゃー…」 「あっ……! にこぉ!」 誤魔化し┌(┌❀◍╹ω╹◍)┐ そんなところで花陽の携帯が鳴り、そこに示されたものに花陽は衝撃を受ける。 とことで、花陽はすぐさま部室へ行き発狂。 花陽だけでなく、そのとある報せに衝撃を受けた四人はすぐさま穂乃果のもとへ向かう。 生徒会室へ行ってみるも、穂乃果はおらず。 教室の方が捗るからそっちで仕事をするというヒデコからの情報を聞き教室へ行ってみるも、そこにも穂乃果はおらず。 どうしても体を動かしたいから屋上へというフミコからの情報を聞き、屋上へと戻ることに。しかしそこにも穂乃果はおらず。 お腹が空いたから何か食べてくるという情報をミカから聞く。 その情報をもとに何故かアルパカのもとに来る四人。花陽はアルパカに穂乃果の居場所を訊く。 そしてついに穂乃果のもとへとたどり着く。 そして、もう一度アレがあることを伝える。 穂乃果だけでなく、海未ちゃん、ことりチュン、希、エリーチカも部室にて知ることになる。もう一度、ラブライブが開催されるということを。 A-RISEの優勝と大会の成功をもって終わったラブライブの第二回開催が早くも決定したのだという。 「今回は前回を上回る大会規模で、会場の広さも数倍! ネット配信のほか、ライブビューイングも計画されています!」 ハラショー。 今回はまた規模が大きくなるのに伴い、大会形式も変わるという。 各地で予選が行われ、各地区の代表になったチームが本選に進む形式になったという。 これぞまさにアイドル下剋上。一度ランキングから外れたμ’sも十分に可能性があるというわけだ。 「やらない手はないわね」 「そうこなくっちゃ!」 にこまき。 やる気が出てきたμ’s面々だが、ここでエリーチカは気付く。 地区予選ということは、そこでA-RISEとぶつかるのではないかということに。 その瞬間、全てが終わった。 いっそのこと全員転校するという手もなくはなかったが、海未ちゃんは諦めていなかった。 それにエリーチカ、そして真姫ちゃんも賛同する。 エントリーする方向で話が進む中、穂乃果は一人落ち着いてお茶を飲んでいた。そして…… 「出なくてもいいんじゃない?」 衝撃的な一言。 そのあり得ない言葉を受け、皆は穂乃果に何かあったのか問いただす。 そこでお腹の虫が鳴り、誤魔化すように食べ歩きへ。ハラショーなプリクラを撮ったりで平和に楽しむ…… ありふれた日常を純粋に楽しむ穂乃果。彼女に対し、各自何を思うか。そして穂乃果自身も、何を思うか…… 夜。 皆で通話し話す。 真姫ちゃんとにこちゃんが二人で何をしていたのかは置いておくとして、にこちゃんのアイドルに対する想いはと言うと…… 「もちろんラブライブに出たい!」 そらそうだ。 高坂家。 穂乃果の部屋に妹の雪穂がやってくる。 ラブライブの報せを聞いて、彼女もエントリーするのが当然のことだと思っていた。でも出ようとしていないことを察すると、開催日を言う。 来年の三月。それは雪穂と亜里沙が間もなく新入生となる時期であり、それはつまり…… 「もうわかるでしょ?」 わかる。わかるからもうそれ以上話さないでおくれやす……:;┌(∩´﹏`∩)┐;: 翌日。 再度ラブライブが開催されるという告知は既に校内に貼り出されてあった。 それを見て何か決心した様子の穂乃果。彼女のもとににこちゃんがやってきて…… 「勝負よ!」 とことで、石段をダッシュで競争ということに。 にこちゃんが勝ったらラブライブに出る。穂乃果が勝ったら出ない。 その真剣勝負を穂乃果は受けることに。 スタートで若干のずるがありながらも、まずはにこちゃんが先行する。 しかし、ずるが祟ってか途中で転んでしまう。 勝負は有耶無耶になってしまうが、ずるをしてでもラブライブに出たいという強い想いをにこちゃんが抱いているということはよくわかった勝負となっただろう。 勝負の後、エリーチカらはわかりきった事実を述べる。 三月になったら三年生の三人は卒業する。スクールアイドルでいられるのも在学中だけだから、次のラブライブがラストチャンスなのだと。 卒業してからもプロを目指して続けることはできるかもしれない。 「でも、この9人でラブライブに出られるのは、今回しかないのよ」 たとえ予選で負けたとしても、9人でがんばったという足跡を残したい。 その想いを大切に。 ことりチュンは穂乃果の選ぶ道へついていくつもりだ。 海未ちゃんは穂乃果の心中を察している。また自分のせいでみんなに迷惑をかけてしまうのではと心配しているだろうことを。全部バレバレだ。 「始めたばかりの時は、何も考えないでできたのに、今は何をやるべきか、わからなくなる時がある。……でも、一度夢見た舞台だもん。やっぱり私だって出たい! 生徒会長やりながらだから、また迷惑かける時もあるかもだけど……本当は物凄く出たいよ!」 可能性を感じた。 したらば進むしかない。 後悔したくない目の前に僕らの道があるから……! 「やろう! ラブライブ出よう!」 決めたら雨宿りから逃れ雨を浴びる穂乃果。 そして…… 「雨やめー!」 驚愕。 その行為自体にもだが、それで雨がやんで晴れたからこそ。 「人間その気になれば、なんだってできるよ! ラブライブに出るだけじゃもったいない! この9人で残せる最高の結果……優勝を目指そう!」 やっぱ穂乃果はこうでなければ。 「ラブライブの、あの大きな会場で精一杯歌って、私たち……一番になろう!」 さあ再び走り出そうぞ┌(┌❀◍╹ω╹◍)┐ |
<< 前記事(2014/03/29) | ブログのトップへ | 後記事(2014/04/16) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|---|
さすがこなれたもんだな〜(ジョジョの奇妙な冒険とかラブライブ!とか)
【ブレイドアンドソウル 第1話(新番組)】MMORPGをアニメ化。原作ゲームは未プレイ。う〜ん、アニメーション制作にGONZOの名前があった時点で嫌な予感がしていたが…。全体的に“格 ... ...続きを見る |
アニヲタ、ゲーヲタの徒然草(仮) 2014/04/13 16:20 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2014/03/29) | ブログのトップへ | 後記事(2014/04/16) >> |