テレビ未放送、DVD(Blu-ray)のみに収録されている話。
大量に買った林檎を食べきれず飽き、それでも意地を張るホロ。
林檎のパイを勧めるロレンスだが、ホロは知らずそれを信じない。が、話を聞いていくと食べたくなって尻尾を振る。まあホロなら真偽はわかるだろう。
晩飯は肉。ということで市場に出る二人。
前話で一難去ったこともあり、平和な光景が続く。
服を買いたいが細かい金がないというロレンス。
今の時代とはこういったところで大きく違う。
今のリュミオーネ金貨はトレニー銀貨の35枚分。慎ましく生活すれば銀貨1枚で7日は暮らせる。
ホロが着ている服は金貨2枚。つまりは相当高いもの。
両替せねばならない。となれば行くのはワイズのもと。
今日の相場は、リュミオーネ金貨1枚に対してトレニー銀貨34枚ちょうど。手数料はリュート銀貨なら10枚、トリエ銅貨なら30枚。
大事なお客様より大事な娘様。素直なワイズ。
両替を済ました二人は服を買いに行く。
ミローネ商会と懇意になったと言うだけで一気に態度の変わる店員。社会では大事なことか。
ボロい服は着れないと言うホロ。トレニー銀貨7枚で良い服を買ってもらう。
ホロは商人とは違った、世間知らずな感じの値切り方をしますな。
店を出たロレンスは、買ったばかりのボロい服を売るという。
それ自体の収支ではロレンスは損をするのだが……。
ここで種明かしをする。
ホロが着ていたローブは高級なもの。そんなホロをつれたロレンスのような者は、普通ああいう店(ボロ服をあつかう店)には来ない。そのため、店側はそういった者と良い関係になりたいと思う。よって、安くものを売ろうとする。
そこでボロい服を買うのだが、まずはそれをそこそこ安く売る。で、そんなボロい服を銀貨2枚で買ってくれるような客だから、続いて買うホロの服はかなり安くする。しかし、その二つの値段には大きな開きがある。値引きの割合を考えればわかるだろう。
つまり、差し引きで考えればかなりの得となるのだ。先に買ったボロ服で損をする以上に、次に買う服の値下げで得をする。実に姑息な手ではあるが、それが商人の知恵である。
こういったところは非常に興味深いところだ。
そして二人は酒場へ向かう。
平和な一時。
次回こそ、『狼と正しき天秤』
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ポニーキャニオン
2009-01-30
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