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zoom RSS 「とらドラ! 25話『とらドラ!』」

<<   作成日時 : 2009/07/24 20:26   >>

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朝。
やっちゃんは涙を流し、竜児の名を呼びながら駆ける。
着いたのは実家。

「竜ちゃん!!」

と、玄関の戸を開け放つとそこには竜児が。

「な……何で。……竜ちゃん…元気……。い、命は……?」

やっちゃんの背後にはやっちゃんの両親。
竜児が生まれてからは当然一度も会わなかった両親が。

「竜児くん……元気にでっかく育てたねぇ」

母のその言葉を聞き涙を流すやっちゃん。

「うん……。そだ……育でだぁぁぁぁぁ!!

号泣するやっちゃんに、やっちゃんの母も嬉しくうっすら涙を浮かべる。


竜児が命に関わる事故に遭った。
大河が留守電に残したその嘘に、やっちゃんははまったのだった。

散々泣いた後、父親に散々怒られた。
それでも家族。会わなくなってからどんなに経っても家族だった。


やっちゃんもそのまま実家に泊まることに。

「結婚……してなかったんだな」

それが真相。
竜児の父親は、生まれる前に死んだのではなく、他の女とどこか行ってしまったと。
みんなは竜児の出産を反対した。だけど……

「やっちゃんは守りたかったんだ。竜ちゃんだけは、絶対に」

でも結局守りきれなくていろんなことを壊したと言うが、

「壊れてねぇだろ」

竜児はやっちゃんよりもデカイ。それは立派に育ててもらったから。
竜児が大河と共に走り去って行った背中。それはすごく大きかった。それが嬉しかったけど怖かった。だから……離れていくのが怖かったから、やっちゃんは自分から離れていった。

「逃げたって何も始まらねぇ。俺は大人になる。お前の知らないところでじゃなく、ちゃんと、お前の目の前で大人になる。だから、見ててくれ。……ずっと」



夜。
竜児と大河の布団は同室に用意されていた。

やっちゃんの母が、どうせ結婚するなら同じ部屋でいいんじゃないかと。

「このアバウトさが泰子の顛末を招いたんじゃねぇのか?」

隣の部屋からはやっちゃんの笑い声も聞こえてくる。両親とはうまくいってるようで。

大河は部屋の電気を消させ、窓を開け星を眺める。
本当は不安だった。駆け落ちして結婚はうまくいくはずないんじゃないかって。だけど夢が見てみたかったと。

竜児はここから始めればいいと言う。みんなに祝福してもらえればいいと。当然、大河の親にも。

たとえ時間がかかるとしても、

「どうせ幸せになるんなら、俺たちだけじゃなく、みんなで幸せになった方が……きっと、ずっといい」

じゃあ今ちらっとだけしておこうかと大河は言う。

シーツをベール代わりにして、竜児は誓おうとする。が、うまく言えない。

「やっぱ約束とか言わない」

大河は言う。
竜児と大河は虎と竜。昔から並び立つって決まっている。だから約束なんて必要ないと。
大河に迫る竜児だが、目が血走ってて鼻息が荒いと。
そして唇ががさついてる。キスしても痛くて……痛いだろうと。
それでも二人はキスする。

「もう一度」

で、無限ループ。





後日。
帰宅する3人+1羽。

夕方、家に着く。晩御飯はとんかつだが、大河は着替えてくると言い、一度別れる。
大河の家には母親がいるはず。しかし入ってみても誰もいない。
大河は携帯の留守電をチェックする。

画像


『大河!! あんた何考え      
『あなたね、こんなことしてどうなると思      
『いいかげ      
『……大河……大河……私がそんなに嫌いなの      

大河ははっとする。

『…………もういいわよ!! あなたが何しようがどこに行こうがもう知らない!! お母さん帰るから!! 好きにすればいいじゃない!! バイバイキーン!!』

それに笑う大河。
大河はずっと、自分なんかが誰かに愛されるわけないと思っていた。でもそれは逃げてただけなのかもしれない。自信がないのを周りのせいにして。
でも、竜児はそんな大河をそのまま愛した。だからこそ大河は決意を固める。

「私は、もう逃げない。私は変わる。全てを受け入れて……自分に誇りを持って、竜児を……愛したいから      




その日、大河はとんかつを食べに来なかった。









後日。
学校に戻った竜児。しかしそこには大河の姿はない。

ホームルームでゆりちゃん先生は言う。

「みなさんには、残念なお知らせがあります。逢坂さんは、ご家族の事情で、この学校をやめることになりました」

それを聞き驚くばかちー、みのりん、北村。
竜児は拳を握り締める。

「ちょ、嘘でしょデマでしょヤラセでしょ、それ!?」

春田や木原たちも動揺するが、ゆりちゃん先生は続ける。

「あなたたちには、これからもいろんな分岐点があります。立ち止まりたくても、引き返したくても……それでも必ず、何かを選んでかなければならないの」

大河がいた席を見つめる。

「逢坂さんの選んだそれは、みんなとの別れに繋がってしまうかもしれないけど……」

皆をしっかりと見る。

「でも、一生懸命選んだはずだもの。応援してあげましょ。ねっ?」

ゆりちゃん先生は教師として素敵な言葉を生徒たちに与えた。…………が。
クラスメイトは皆一斉に携帯を取り出し連絡をとろうと試みる。

ま、仕方ないわな。






竜児は大河の部屋に行く。と、そこには荷物が残されていた。
その中には必要であろうものも含まれていた。

そしてさらに手帳の中には、文化祭の時の大河と北村の写真が。懐かしむ竜児。
が、その下にもう1枚の写真。竜児と大河の写った写真が入っていた。

「ホント、ドジだよな……」

そんな時、大河からメールが。

『そういや、好きって言われてなかった。』

そのことを思い出し、悔やむ竜児。

『ドジ』

そのメールには真っ黒な写真が添付されていた。
北村、香椎、ばかちー、木原、能登、春田、みのりんにも同様の写真が送られてきていた。




翌日。
みのりんと昇降口で遭遇する。
竜児の言ってたことがちょっとだけわかった気がすると。


教室。
大河にメールした全員に写真がきたらしいと。

この写真何だろうと言うクラスメイトに、

「夜空だよ」

とみのりんは答える。みのりんには確信があった。

「頑張るって……言いたいんだと思う」

クラスの皆はみのりんの話に静かに耳を傾ける。

画像


「なんにも見えない、真っ暗な空でもさ……星は確かにどっかにあって、光ってて、今よりもっともっと光り輝けば、きっとちゃんと見えるようになる」

みのりんは続ける。

「自分勝手だな〜と思うよ、大河のこと。でも……それでもさ。空は繋がってる。私たちもそれぞれ、輝くことができれば、どんな遠いところにいたって……頑張る姿を、確認し合える」

その言葉にわざとらしく泣くばかちー。

「く、クサすぎて辛いよ〜。背中がゾクゾクするよ〜」

それでも皆は、

「でも、なんかいいなそれ」
「うん」
「なんか青春って感じじゃね?」
「私も。だったら嬉しいかも」
「そうね」
「星って言えばさぁ。いつか誰かさんが大変だったよね」

星のことで“あのこと”を思い出すばかちー。皆も思い出す。

「この写メにさ、返信してやったら、喜ぶんじゃない? あいつ」

クラスメイトはすぐさま行動を開始し、体育館であの星を捜索する。

ばかちーと二人で倉庫内を探す竜児。
人を喜ばせることを考えるのがうまいばかちー。

「前はさ。あいつのこと…ありのまんま、そのまんまみんなとぶつかれて、それでも愛されて、って羨ましかった。でも……そうでもなかったんだよね」

大河は人の顔色は窺うが、自分の本当の顔は見せたがらない。

「誰かと一緒じゃねぇか」
「そ。誰かには見抜かれてた。最初から」

ばかちーは、大人のふりしている自分が嫌いで、みんなに受け入れられてるのが歯がゆかった。でも、大河を見ていて思った。

「わかってくれる人が、一人でもいたらきっと……大丈夫なんだよね。……たとえそれが、恋じゃなくたって……」

そこでお宝が見つかったとの報告が入る。




皆は教室に戻り、写真撮影をする。

「ほら高須くん、笑って」

笑う竜児。

画像


………………



「笑いなよ」

「笑ってんだよ!!」

みのりんとばかちーは両側から竜児の頬を引張り、無理矢理笑わせることに。
北村の大明神パワーが切れて危ないことになってるが写真撮影完了。

画像






校舎裏に竜児一人。

「俺は竜。お前は虎。虎と竜は……昔から並び立つって決まってる。たとえ……今ここにいなくたって。距離も時間も飛び越えて……いつも傍らに」

竜児は歩き出す。

「この気持ちは……壊れない」

そしてED。
今日は卒業式。といことで、やっちゃんは「い、いいい、い、いい」というインコちゃんに話しかけながら化粧をしていた。
そして最大の衝撃が。


「インコちゃん」


………………………………


手に持っていたものを落とすやっちゃん。

「い、インコちゃんが……名前喋ったぁぁぁぁ!?


卒業式。

北村は卒業後アメリカ留学と。北村会長の噂が下の学年内で流れる中、その前の文化祭も凄かったと話題に上る。
2-Cの完全優勝と。手乗りタイガーの活躍と共に。

泣くゆりちゃん先生。
ソフト部から送られるみのりん。
男共が集まるばかちー。
木原のところへ、能登を一押しする春田。
生徒会メンバーに送られる北村。

そんな北村に呼ばれ、校舎の方へ振り返る竜児。
これまでお世話になった教室を見ると、そこに見覚えのある長髪が風になびいていた。

竜児は走り出す。

『この世界の誰一人、見たことがないものがある』
『それは優しくて、とても甘い』
『多分、見ることができたなら、誰もがそれを欲しがるはずだ』
『だからこそ、誰もそれを見たことがない』
『そう簡単には手に入れられないように、世界はそれを隠したのだ』
『だけど、いつかは誰かが見つける』


竜児は教室の扉を開ける。が、そこには誰もいなかった。竜児は迷わず掃除用具入れに歩いていく。

『手に入れるべきたった一人が……ちゃんとそれを見つけられる』

そこには大河がいた。

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1ミリたりとも伸び縮みしていないと言う大河に、竜児は一言。

「好きだ」

照れた大河は竜児に頭突きする。そして以前のような言い合いをする。

『『そういう風に……できている』』

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実に良かったよ、うん。


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