「もう一人の主役がご到着だ!」
ロレンスが走り向かった先には、アマーティ。
アマーティは、ホロの借金を返済すると同時に、ホロの自由を取り戻し結婚を申し込むと言い、誓約書を提示する。
借金がなくなったからといって、ホロの選択の自由はある。
しかし、アマーティにはロレンスについていかないという自信があった。
ロレンスが応じれば契約は成立する。
ホロが背負っている借金はトレニー銀貨1000枚ということになっていた。それを明日の夕方までに返済するというのが契約の内容。その契約にロレンスは応じ、向けられたナイフの柄を握る。
アマーティと同じように、ロレンスにもホロがなびかないという自信があった。
ロレンスは宿に帰り、アマーティとの契約のことをホロに話す。
ロレンスはホロを信じている。それは純粋なもので、ホロもその通りの行動をするだろう。
しかし、それは大人の行為ではない。アマーティとの契約を断るという選択も充分に可能であった。それをしなかったのは見栄であろう。同時に、ホロに慕われているということを自慢したいのだろうな。
なんだかんだ言って、ホロはロレンスと祭に行きたいということで。
アマーティでなくロレンスを選ぶというのは、もはや決まりきったことのようだな。
で、一緒に街に出てマルクのもとに向かう。
マルクの協力もあって、弟子の少年ラントからアマーティの財産を知る。
それによると、トレニー銀貨で800枚ほど。借金を返済できるかという点だけ考えて博打の可能性も考慮しても、今のところロレンスがわずかに有利な状況と。
ロレンスも余裕でいるだけでなく、アマーティに監視をつけようとする。が、アマーティは自分の力だけで立ち向かうだろうとマルクは言う。純な子なんだろうな。
しかしロレンスは商人。横の関係を使うことに躊躇わない。
悪だくみではないが、ちょっとルルっぽい感じ。
二人で歩くロレンスとホロ。そこに祭の合図が。
人ごみで様子が見えないホロに、ロレンスは宿へと引きつれる。そこは絶景ポイントか。
祭の雰囲気を目の当たりにし、ホロもロレンスと祭に参加することに。
散々騒いだ後は、いつものようにベッドへと直行するホロ。
ホロを寝かしつけた直後、ロレンスは手紙一通とマルクからの伝言を受け取る。
その手紙はディアナからのもの。
ホロがメスの匂いを敏感に嗅ぎ取ったため、ヨイツの話を聞きに行ったことを正直に告げるロレンス。
有益な手がかりを得られたというその情報に、ホロは早く教えてほしかったと言う。どこか寂しげな表情を浮かべつつ。
ロレンスは伝言を受けるためマルクのもとへ向かう。
マルクはロレンスに便乗して儲けさせてもらっていると言う。それは黄鉄鉱で。
占い師の腕と、教会のマークにより価格は上昇。
黄鉄鉱の価格を、ロレンスは高く見積もって100と予想するが、実際は270。想像をはるかに上回る値段だったが、さらに上るだろうとマルクは言う。
数時間前に始めたマルクでさえ儲けている黄鉄鉱。アマーティはこれで凄まじく荒稼ぎしているという。ロレンスがホロと踊っている頃に、すでに戦いは始まっていた。商人としては情けないことか。
しかしまだ遅くはない。
ロレンスはマルクから黄鉄鉱をいくらか買うと言う。
アマーティがホロの借金を肩代わりするのはほぼ確実。しかしロレンスにはまだ自信と余裕があった。
宿に帰ると、そこには手紙を片手に涙を流すホロが。驚くべきは、ホロが字を読めたということ。
ホロの帰る場所はもうない。
しかしロレンスはそのことを隠していた。そんなことを知らずに浮かれていたホロは、それだけに反動が大きかった。
ロレンスは前からホロの故郷が滅びたことを知っていた。そうすれば説明がつく。
そのことが多くの誤解を招く。
「わっちは主の何じゃ?」
動揺し狂うホロに、ロレンスは黙るように言う。
そんなロレンスを前に、ホロは自分を必要としてくれている存在がいることを告げる。それはアマーティ。
それでもホロを信じているロレンスは、ホロに声をかけようとするが……
「すまぬ」
その謝罪は何を意味するか……
次回『狼と浅知恵の末路』
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