デュラララ!! #11『疾風怒濤』

波江の部下が首傷女奪還を失敗したとことで、誠二は自分の力で取り戻そうと焦る。
波江が部下の使えなさに呆れていると、携帯に電話がかかってくる。

『私は、竜ヶ峰帝人といいます』

驚きなところか。
帝人は波江に取引を持ちかける。

二人は待ち合わせをし、そして取引の話をする。
波江が求めている者の引き渡しと引き換えに、帝人は真実を求める。

「率直に言います。自首してください」

帝人がそういう人だと知った波江は、弟の邪魔をする帝人の存在を否定する。
これで、帝人も波江がどのような人かわかったか。

波江は弟が大事。そんな理由で人を殺し、あのようなことをしたという事実が、帝人には許せないだろう。

「あなたの自己満足で、矢霧君を不幸にさせるつもりなんですか？」

互いに互いを否定する波江と帝人。

「確かに、こんなのありふれた考えかもしれません。でも、ありふれてるっていうことは、それだけみんながそのことを考えてるってことなんですよ！」

ご都合主義だとしても、ハッピーエンドが大好きな帝人は、おもむろに携帯を取り出す。
帝人の言いたいことが終わったと悟った波江は、近くに待機させていたSPを呼ぶ。

「理屈も通じない相手に、挑む力も知恵も、僕にはありません。努力する時間さえも与えてもらえない……だから！」

帝人は高らかに宣言する。

「僕は数に頼る！！」

そして携帯のボタンをポチっとな。
まるでウルトラマンにでも変身してしまいそうな押し方をした帝人。

ボタンを押して送信。
その程度で何ができるのやらと思ったであろう波江だが、周辺のあらゆる人物がメールを受信していた。
近くにはドタチンたち４人も控えており、それぞれ特徴のある着メロを鳴らし受信。

あまりの光景に波江は焦るか。
この場で待ち合わせた時点で、既に帝人が主導権を握ってたとことか。

ドタチンは首傷女を連れ、屋上へと向かう。
そこではセルティが待っていた。


着信音が鳴り響く街中。それらは全員ダラーズとことか。
その中に……

「ねぇ～アイザックゥ～」

………………！！
アイザックとミリア登場！！
すっご～い！！w

帝人の過去。

地元の空は、高くて、広かった。
でも……何もなかった。

いいじゃん田舎w

そんな田舎生活なある日。
帝人はインターネットを始め、世界が広がることとなった。

その中でできたチャット仲間と共にダラーズを作った帝人。その当初は、遊び程度のものだったか。
しかし、現実の世界にダラーズと名乗る者が現れ始め、メンバーも増殖するようになっていた。裏で糸を引いている人は誰か……

怖くなったのか、一緒にダラーズを作った仲間はいなくなり、帝人＝田中太郎は孤独となった。
それでも帝人はやめられず、ダラーズをいい集団にもっていこうとする。

『壁の落書きを消すとか、、、』

当然ながら、そんな言葉に賛同は得られず。
しかし、翌日のニュースでは落書きが消されたことが報道されていた。

まさかと思いつつ上京した帝人。
そこでダラーズに関する様々な情報を得たとのこと。

「ダラーズ最っ高ぉぉぉぉぉ！！」

岡崎じゃねぇかwwwwwww


そんなこんなで今に至るのか。
今この場に集まった皆には、以下の内容の指令が送られている。

『今、携帯のメールを見ていない奴が敵だ。
攻撃をせず、ただ静かに見つめろ。』

波江とそのSPは、皆から冷ややかに見つめられる。



ドタチンたちの前回の続き。
豹変した渡草だったが、その前に首傷女が現れる。

首傷女を保護したことをダラーズの掲示板に流すと、詳細を求めるレスがあったと。それは帝人のものか。

「手はずは整いました。彼女と会わせます」

そして今、セルティは首傷女と会えるようになったとのこと。

『名前は？』

そう問うセルティに対して首傷女は答える。

「セルティ」

それを聞いたセルティは、屋上を駆け地上へと到達。

相手を薙ぎ払っていく中で攻撃を受け、ヘルメットをとられてしまう。
首なしライダーは噂にとどまらず……か。


帝人は静かに現場を後にしようとしたところで、誠二に見つかる。

「セルティを、返せぇぇ！！」

もう怖い人ばっかり。

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