達海は正装せず、戦闘服で臨む。ま、いつも通りとことだけど。
気合の入った村越に話しかけるのは、名古屋の新監督だという不破。
フロントがきちんとしていないと監督や選手は泣きを見ると言う不破。彼はETUの監督をしていたこともあり、その時は2部に降格させた酷い実績を持つ。
確かに、フロントが悪ければ上位は狙えないかもしれないが、監督が酷くなければ2部には落ちない。不破は監督としてはダメなんだろうな。
監督陣はステージに上がることを控えてステージ裏に集まる。
その中で、大阪ガンナーズのダルファー監督は達海に目をつけ、握手を求める。
手を握った瞬間わかるものがある。
「ひょっとしたら彼は…、とても才能のある監督なのかもしれない」
ダルファーは達海から何を感じ取ったか……
監督それぞれが今シーズンの意気込みを語る。
東京ヴィクトリーの平泉監督は国内タイトルを独占することを宣言。
それに対して、達海は気楽なコメント。記者は笑い、誰もがETUは下位に定着するだろうと考えている。
「ウチにとっちゃ最高の環境だ」
負けて当然だと思われているETU。とことは、他のチームはそんなETUに負けたら赤っ恥というプレッシャーが付きまとう。
達海はそのことを指摘し、ジャイアントキリングの様を想像させ言う。
「この国のサッカー界……俺が面白くしてやるよ」
でっかいことを言ってくれる。
その後、達海は英語を喋る変なおっさんに誘われ外に出る。
監督をやっているというそのおっさんだが、どこのチームの監督をやっているか達海は知らない。
そんなこんなで歩いていると、二人は道に迷う。
そこで、子供たちがサッカーの試合をしているのを発見。
たとえ負けていようと、達海は青のチームが勝つと予想する。
「だってあいつらの方が、一生懸命走ってるし、声もよく出てる」
そして何より、顔が輝いている。
そんな子供たちに可能性を感じる。
達海の考えにおっさんは共感する。
監督としての二人は非常に似ているか。
有里は抜け出した達海を発見する。
そしてその隣に日本代表監督のブランがいることに驚き、しばらく様子を見ることに……
「君ならきっと、いいチームが作れる」
達海がブラン監督に激励されたところで、ブラン監督を迎えに来た者が。
怒られてるブラン監督を見て達海は言う。
「駄目だぜおっさん。大人が怒られるようなことしちゃ」
そんな達海にも声をかける者が。
怖い怖いw
シーズン開幕を翌日に控え、皆それぞれ最終準備に。
幸太は選手名鑑で選手のプロフを暗記。
有里は代表招集に希望を抱く。
サポーターのスカルズは横断幕を用意。
「チームを強くするのはサポーターだ!!」
いいサポーターだ。
とことで迎えた開幕戦当日。
対戦相手はジャベリン磐田。よりにもよって磐田かよw
パッカ君は観客に握手を求められ、快くそれに応じる。
女性限定だけどw
選手入場。
そこでスカルズは用意していたビッグフラッグを披露。スタジアムは大いに盛り上がる。
隅田川スタジアムに足を運んだ藤澤という女性記者。
今年はETUを追いかけようとのことだが、磐田の発音からしてこの人ダメだわ。
試合開始。
序盤から攻勢に出るのはETU。
先制点を匂わせる攻撃をし、自分たちのサッカーが磐田に通用することを実感。
相手のクロスの名手・田辺が蹴りそこなうほど、プレスも効いている。
『完全にウチらのペース……!』
しかし――――
不運にも、ボールはゴールネットに吸い込まれる……
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