札幌戦はこれで3-1。
この試合のジーノは大活躍とことで、サポーターは素敵な王子に酔う。
「自分に酔ってんじゃないスか」
まあそれもあるだろう。
残り10分。
ここで世良に代えて堺を投入する。
代えられた世良は悔しさを隠せない。というのも、チャンスがあったのに決め切れなかったから。内容が良かったとしても、FWをやる者としてはゴールを決めなければ意味がないとこだろう。
世良はもう一回試合に出たいと悔しさを顕わにする。とてもめんどくさい奴だ。
試合は3-1で終了。
今季本拠地初勝利&初の連勝で調子が上がって来たETU。しかし、リーグ戦とカップ戦でそれぞれ一勝したまで。まだまだこれから。
早朝。
徹夜で疲れの残る達海は、頭をシャキッとさせようと外に出る。すると、練習場で不審者が転がっているのを発見。
笑った後泣きだすその不審者。
『間違いなくあいつは……タチの悪い酔っ払いだ』
とことで通報しようとする達海だが、その男は不審者ではなくここの選手だと言う。
世良はとぼとぼとやって来るものの、気を取り直して元気よくロッカールームへ入る。
すると、そこで目につくのは『11 NATSUKI』という名札。とことで、夏木が戻ってきたことを知らされる。
夏木は変な奴。
達海ですらそう思う彼は、去年怪我で半分を棒に振ったもののチーム得点王だったという。
懐っこい夏木は同じFWの世良にも無邪気に話しかける。そして先輩FWの堺の話も無神経にする。まあ無神経だが憎めないような奴なんだろうな。
「夏木陽太郎! めでたく、今日からETUに復活しまーす!」
彼が戻って来たことでETUにどのような変化がもたらされるか……
去年はFWの補強に失敗したというETU。
元アルゼンチン代表のフェルナンド。今季金がないのは、高給でろくな働きをしなかった彼のせい。それでも踏ん張れたのは、ここぞという時にゴールを決めてくれた夏木がいたため。
そんな彼も怪我で離脱してからは危うかったが何とか残留して今季を迎えている。
夏木がチームから離れてリハビリしていたのは、近くにいたらボールを蹴りたくなり怪我を悪化させてしまうため。その彼が8ヶ月ぶりに戻って来たというわけ。
夏木に簡単な挨拶を交わしたクールな達海。彼とうまくやっていけるか不安を感じる夏木だが、世良はそれとは別のベクトルで、ワントップのポジションが奪われないか不安を感じる。
夏木は別メニューで練習開始。
見た目には悩みがないように見える彼だが、監督が変わってからは頻繁に村越に電話をして、今のチームについていろいろ訊いてくるようになったという。とことで今季はまた一層気合が入っているという夏木だが、世良も負けてはいない。
「俺だって、フォワードなんだ!!」
実に頼もしい。
フォワードは我が強くてフォワードというポジションに拘るくらいの方がいいね。
別メニューの夏木は、達海が自分のことを見ていると気づく。
とことで、アクロバットなプレーを披露してアピールする。
「見たかー!」
ま、達海は当然それを見ていないわけだけどwww
しかし、世良はバッチリそれを見ていた。
コーチや緑川に怒られるお茶目な夏木だが、怪我明けとは思えぬ彼のプレーに、世良はレギュラー落ちの危機を感じる……
GIANT KILLING 01 キックオフ特別フ゜ライス [DVD]
ポニーキャニオン
2010-07-21
ユーザレビュー:
元気をもらえます!! ...
キャラ萌え文化からの ...

Amazonアソシエイト by

ポニーキャニオン
2010-07-21
ユーザレビュー:



Amazonアソシエイト by

この記事へのコメント