バクマン。 06話『アメとムチ』

シュージンは遊栄社に電話をし、翌日の15時に持ち込みの約束をする。
二人は13時に駅に集合することに決め、それぞれ緊張の夜を過ごすことに。

サイコーが思い出すのはやはりおじさんのこと。漫画家は大当たりするか、ある程度のヒット作を続けて出さなければ結局は博打打ち。そう言っていたことを思い出し、緊張の夜は更けていく。



翌日。
二人は約束の一時間前に駅へと到着していた。
素敵なシンクロだ^^


電車内。
シュージンはサラリーマンになりたくないと思い始めたエピソードを語る。

シュージンは高校教師である母親から勉強をさせられていた。
そんな日々が続くある日、大手銀行に勤めていた父親が仕事を辞めさせられることとなった。その時点ではまだよく理解していなかったシュージンだが、勉強をする際に父の仇をとるように言われた。
そこでシュージンは親のために勉強させられていることを感じ、反発したという。
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それ以降は割と自由になって今に至るか。
両親はシュージンが漫画家を目指していることを知っているのだから、一応はいい親なのだろう。

電車からファミレスまでそんな話をした後で、二人は遊栄社のジャックに持ち込みへと向かう。
緊張の面持ちで受付に行き、面接カードを書く。緊張でミスをしながらもなんとか済ませ、ブースに案内される。
通りがかったブースでも持ち込みがおこなわれており、そこでの話を聞くと、今までの自信が嘘のように不安になってしまう。

そんなところで、二人の原稿を見る服部さんがやってくる。
彼が漫画を読む間は物凄く緊張するところだろう。その緊張感がよく伝わってくる。
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そして読み終わったところで告げられた一言は……

「もう一度読ませて貰うね」

……お?


『ふたつの地球』

我々が暮らす地球は真実の地球ではない。
全ては観察、実験の為に作られた複製にすぎなかった。
そう『やつら』によって。

戦争で負傷して本国送還となったハヤト。祖国で彼を待っていたのは、恋人エイミーの死という事実だった。
悲しみに暮れる中、エイミーの姿を目撃したハヤトは光に包まれ、気付くと見知らぬ場所に立っていた。

そこでハヤトはもう一人の自分と出会う。そして、今いるここが真実の地球であること、自分はそのテストモデルとして作られたもうひとつの地球人であることを知る。
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真相に近付きすぎたハヤトは捕らわれの身となるが、そんな彼を『ミッシング』という抵抗組織の人々が救い出す。
彼らももうひとつの地球人。そんな彼らの話によると、クローンである彼らがこの真実の地球に来るのは、もうひとつの地球に調査員を送り込むためだという。その調査員の帰還と共に記憶を消され戻されるのがクローンの運命であるが、調査員が死亡した場合は帰る術を失いここで暮らすことになるのだという。
しかし、ハヤトは帰る術を持っていた。ここに来る原因になったそれを……

もうひとつの地球に帰還したハヤトは、人々に真相を告げた。そして、もうひとつの地球人の反撃が始まった。
オリジナルを殺すことすら厭わない彼らの行動は、真実の地球人に降伏をもたらした。しかしそれは、長年におよぶ観察がもたらした結論でもあった。もうひとつの地球は愚かで野蛮であると……

ハヤトは自分の前に現れたオリジナルのエイミーに銃をつきつける。
そんな彼に対し、エイミーは自分がクローンで、死んだのが調査員だと訴える。しかし、調査員が死んだらクローンは帰れないはず。彼女が言うことが真実ならば、ここにいるはずはないのだが……。

彼女がここにいるのは、ハヤトのオリジナルがそれを許したためだという。彼の優しさを実感しつつも、エイミーは自分が本当に愛した者のもとへと向かう。

愛した人を身近に感じながら、ハヤトは苦い思いをかみしめていた。
『本物』と『偽物』。
『真実の地球』と『もうひとつの地球』――――――――
はたしてどちらが正しい姿だったのか…



原稿を読み終わったところで、服部さんはコーヒーを用意させる。
それはおじさん情報によるところの合格。一応は第一段階を突破したといったところだろう。

服部さんはまずストーリーの評価を下す。
全体的にSFとしてまとまってはいるが、漫画というよりは小説に近い。絵やキャラを通して話を進めないと、漫画にしている意味がない。
その評価はサイコーも思っていたこと。それを聞きつつ、サイコーはこの担当が当たりか外れかを見極めようとしていた。

次は絵の評価。
デッサン力はあるものの、漫画としての絵にはなっていない。自分の漫画としての絵を作らなければならないとのこと。
しかし、サイコーは漫画としての絵を描き始めてまだ二ヶ月。伸びしろはまだまだ充分にあるか。


シュージンはどうしたら売れるかを計算して描くタイプだという。
漫画家にはふたつのタイプがある。自分が描きたいものを描く天才あるいは天然タイプ。もしくは、シュージンのように計算しつくして作品を描くタイプ。大ヒットを飛ばせるのは、圧倒的に前者だという。
計算で描くタイプの方は、ハードルが高いものの、それでヒットを出せるのならば強みになる。そんな話をしたところで、服部さんは名刺を差し出す。

「ジャックで、一緒に頑張りましょう」

メールアドレスを受け取り、サイコーとシュージンは喜びを感じる。
しかしまだまだ。金の卵であれば携帯番号を教えてくれるのだという。
二人は銅の卵といったところ。しかし、そんな話をぶっちゃけてくれる時点で、二人の評価が高いことがうかがえる。

二人が持ち込んだ作品は一応月例賞へと回されることになる。そう甘くはいかないだろうが、実際どうなるかわからない部分があるだろう。わかれば新連載がすぐには終わらないものねw

「作品をヒットさせるのって、けっこう博打なんだ」
おじさんの言うとおり。

ともかく、最初としては充分とも言える出来。
持ち込みを終えたところで、二人は服部さんが当たりだと考える……


服部さんは二人のことをまだまだだと考えていたが、その可能性には期待を抱いていた。
3年後は新妻エイジを越す。そうであるといいが……



翌日。
サイコーとシュージンは互いの仕事にも口を出していき、お互い納得の作品を生み出していこうと話し合う。
そんなこんなで登校した学校。そこで、席替えが行われる。

シュージンはその結果に笑いを隠せずにいた。
それもそのはず……

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『『授業中、お腹とか鳴ったらどうしよう』』

あらあらまあまあ^^


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