そらのおとしものｆ 12話『明日に羽飛く彼女達（フォルテ）』

カオスは空のマスターに見つからないように、ダイダロスを治療し元の姿に戻そうとしていた。
智樹が言えることは一つ。

「とにかくこいつを、幸せにしてやってくれ」

それだけを言い、智樹は地上へと戻る。


桜井家。
羽が戻ったニンフの情報処理能力により、イカロスの自動修復プログラムは終了させられる。
それを目の当たりにしたアストレアは、自分の武器を再びパワーアップしてくれるようニンフに頼む。そんな彼女の願いを受け入れず、ニンフはアストレアに自らの力でおこなうよう促す。努力すればできるからと。
さて、どうなるか……

イカロスは起き上がる。
記憶はすっかり元に戻り、全てのことを思い出していた。もちろん、智樹にプロポーズされたという事実も。


一夜明け、朝食の席にはいつものメンバーが揃っていた。
智樹にとって安息の場となるのはやはりトイレ。もう改造はされてないものの、イカロスが扉を壊して入ってきてしまう。

「トイレのマナーさえ知らんとは、どれだけ非常識なんだお前は！」
股間をさらしながら説教するあなたこそw

トイレはまずノック、そして流すのを忘れるなと教え、その後に智樹はイカロスに頼みをする。

とことで、智樹は智子へと変身。
最後のプール授業で智子はプールの水へと変化する。

スク水女子は彼女の手の平で遊ばれる。

ニンフももちろんその対象になるが……プールの外へw

「絶っ対智樹の仕業ね！」

とことで、プールの水を排水溝へ流すことに。
これだけではなく、ちゃんとお仕置きせねばと皆は考える。

地上に復活した智子は、皆に追われていることに気付き、咄嗟に避難する。
そこは女子トイレ。小便器が一つもない未知の世界に、智子は目を輝かせる。

個室に入ったところで、女子がやってくる。

『智子、大人の階段…登っちゃうー！』

とは言え、さすがにそれは自重した智子。

女子トイレから出る暇もなく、そはらたちがやってきてしまう。普通なら個室にいるだけでやり過ごせるところだが、彼女達は掃除でやってきた。
出るように言われ困ったところで、智子は扉をコンコンと叩く。
それはモールス信号。

「そはらをトイレから追い出せ」

その通りだが、通訳してはいけないところだろう。
とことで、美香子はこの個室に入っているのが智樹ではないかという疑いを持つ。
そはらが改めてノックし確認してみると……

「にゃ、にゃ～ご～……」
「…………いる！」

とことで、ノコギリで鍵を切る。上からも脱出できない、出口も封鎖しているとあって、智子が捕まるのも時間の問題であった。そんな智子の脳内に……

『トモ坊』

じぃちゃんの声が響く。

遠くに行ってしまうじぃちゃん。そんな時に彼が言った言葉は……

『いい女は、水に流す』

そしてじぃちゃんは国を出て行った――――

智子は今いい女。自分を水に流すべく、彼女は便器に入り水を流す……

鍵を切り、その光景を見たそはらは、智子の試みをアシスト。
智子は流れていく……


げすいがしょりされるまで。
下水処理者によって下水は回収される。それが下水処理場まで運ばれ、消毒施設などを通り、やがて綺麗な水となって海に放流される……

トイレ内。
そこにいる智樹に話があるというイカロスであったが、彼女は朝のことを学習しノックすることに。
ノックとはつまり、ドアを叩くこと。とことで、ドアをたたき壊して入ってくる。その衝撃で智樹は便器内に落ち、流すことを忘れないということも覚えたイカロスは水を流す……

消えた智樹を探すイカロス。彼女には智樹に相談したいことがあり、それが何であるかを美香子に教える。
それを聞いた美香子は海に流されている智樹を回収し、教会へと連れて行く。

そこでは、新婦のイカロスと神父の英四郎が待っていた。

とことで結婚式が始まる。
誓いのキスというところで、智樹は今の状況が何なのかを問う。
プロポーズはイカロスの勘違い。とことで、いい機会だからと智樹は選択を迫られることに。

現れたのは、イカロスと同じくドレス姿のそはら、ニンフ、アストレア。

イカロスも含め、誰を選ぶのか。その選択を迫られた智樹に逃げる場はなく……
というところで、教会の屋根がぶち破られる。

「おにいちゃぁぁぁーーん！！」

プリチーなカオスが智樹に飛びついてくる。

これで全てはうやむやに……



智樹にはいつか答えを出さねばならない時がくるだろう。しかし、今の日常はそれが全てではない。皆がいて幸せな日々を送れているのだから、それがまだ先のことになっても仕方がないことだろう。

カオスも加わった食卓はさらに賑やかになる。
なんと良きことか……

そらのおとしものｆ　（フォルテ）第1巻 [Blu-ray]
角川映画
2010-12-24


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