コンビを組むとことで、タイガーはバーナビーが運転するバイクのサイドカーに乗る。
相手は動く巨大石像であったが、バーナビーは直接そのもとには行かず、少し離れた位置でデータ収集をおこなう。
それも大事なことだが、目的は他のヒーローと登場パターンが被らず目立つため。それは皆を守れることに繋がらない。タイガーはそれを主張しようとするが、そんなところで番組がスタートする。
まず派手に登場したのはブルーローズ。
「私の氷はちょっぴりコールド。あなたの悪事を完全ホールド!」
右下に見切れ職人こと折紙サイクロンがいるのがご愛嬌^^
その間に、バーナビーとタイガーは競って石像のもとへ。
タイガーは先輩ヒーローとして、ワイヤーを使って相手を倒そうとする……も、ワイヤーは出てこず。いくらベテランとは言え、新スーツに慣れていない現段階ではそんなこと関係ないか。
タイガーが苦戦している間に、バーナビーはカメラ目線での番組登場。そして石像へと飛び乗る。
タイガーも石像に向かってワイヤーを放つものの、それがちょうどバーナビーの着地点とかぶってしまい、味方同士でワイヤー巻状態に。そこへ巨大石像の鉄槌が迫る―――
虎徹はなんとか助かっていた。
それは、巨大石像が何故か動きを止めたため。
意図が読めない犯人の目的も気になるところだが、それよりもタイガーは自身のことを考えねばなるまい。彼はバーナビーを引き立てる2番手という立場で契約されたのだから。
タイガーは不満なようだが、それが上の考え。それに逆らうことはできないか。
メカニックも怒ってたとことで、タイガーはその者のもとへと向かう。
異常なほどに小さな声で喋る彼は、スーツを開発した斎藤という男。昔タイガーが着ていたスーツと性能確認をし、斎藤はどや顔。
タイガーは新スーツの高性能さを認め、さらには腕に付いていた機能も知る。どんな凄い機能かと思いきや……時計かよw
現在時刻は午後3時28分。
それを見て、虎徹は大事なことを思い出す。
彼には、娘である楓のスケート姿を見るという父親としての仕事が残っていた。4時からとことで、すぐに向かうことを楓に電話で約束するが、その直後でタイガー&バーナビーに出動要請が発令される。
それがヒーローの辛いところか。
楓はチャンピオンのアイザックが出場すると喜んでいるだけに、余計心苦しさを感じるところだろう。
タイガーは3分遅れでバーナビーと合流。
そして現場へと向かう。
よく見てみると、石像の腕の中には子供がいた。
早速助けようとするタイガーだが、バーナビーの推理によると彼が石像を動かしている犯人だろうとのことだった。
それでも関係ない。タイガーは助けようと動き出すものの、先ほどはタイガーの判断ミスでやられたとあって止められる。
コンビとしては最悪の相性な二人だが、会社命令とあれば仕方ない。そんな二人のもとに、再び石像の攻撃が迫る――――
過去。
虎徹は、人質の一人として強盗犯に捕まっていた。
そこへヒーローがやってくる。
ミスターレジェンドと呼ばれる彼は、その特殊な能力で犯人の攻撃をものともしない。しかし、人質を盾にされたらさすがの彼でも動けず。
そのはずであったが、犯人にとって盾にする相手が悪かった。その少年は虎徹であり、彼は特殊能力を発動することができたのだから。
犯人はたちまち吹っ飛ばされてしまうも、虎徹自身の問題が解決したわけではない。
ミスターレジェンドが手を差し出すも、虎徹はそれをとらない。人を傷つけてしまうからと。
しかし、それは違うとレジェンドは言う。
「その力は人を守るためにあるんだよ」
虎徹はレジェンドの手をとり立ち上がる。
「君のお蔭で助かった。これで君もヒーローだ」
それが虎徹の第一歩――――
目覚めると、タイガーはバーナビーとともに石像につかまっていた。
またも動きを止めてるとあって、抜け出すなら今の内。しかし、能力を使わねばならない。
5分しかもたないとことで、バーナビーはこんな場所で使うことを躊躇うが……
「じゃあバニーちゃんはご自由にどうぞ」
ぴょこぴょこ跳ねてお耳が長いバーナビーを、タイガーは蔑称で呼ぶ。
それに反論するバーナビーは、顔出し名前出しで活動することからも何か拘りが感じられる。しかし、今はそんなことを考えている場合ではないか。また別の石像が動き出したという情報が入り、タイガーは能力を発動してその現場へと向かう。
ちなみにバーナビーは無視。
その道中、タイガーは楓に電話するも、彼女は鳴っている電話をとろうとしたところでアイザックとぶつかってしまい電話をとることができず。
ともかく、タイガーはその石像のもとへと向かう。
ようやくその石像を見つけたはよかったものの、文化遺産とことでワイヤー禁止令が出る。
平和を守るためには仕方ないとこだったが、賠償金のことを指摘されあっさり了承w
その石像にも、やはり少年が乗っていた。
タイガーはそこから降りるように語りかけるも、少年は言うことを聞かず、あるホールへと突入する。
そこは楓たちがいるスケートリンク。少年も石像を制御しきれないようで、会場は混乱に包まれる。
タイガーは塞がれた出口を自慢の力で切り開き、観客を安全な場所へと避難させる。
そんな中、楓がスケートリンクで倒れていることに気付き、すぐさま彼女のもとへと向かう。
そこで瓦礫が楓のもとへと降り注ぎ……タイガーの伸ばした手は間に合うことはなかった……。
しかし、楓は助かっていた。
バーナビーの手によって。
ほっと一安心……
だが、事件自体はまだ終わっていない。
石像に降り飛ばされるアイザックを受け止め、石像を操る少年に何故このようなことをするのか訊く。
その返答によると、少年はNEXTの能力を気持ち悪がられていたため、それに反発したとのことだった。
「君の気持ちはよくわかる」
タイガーは自分も同じ境遇であったことを話し始める。
彼もこの少年と同じころにNEXTになり、人に気味悪がられるその力を恨んでいた。そんな彼に、ある日レジェンドというヒーローが教えた。その力は人を助けるためにあるのだと。
この少年も同じはず。
「いつか必ずその力が役に立つ時が来る!」
タイガーがそれを保障し、少年は投降することに。
これが少年の第一歩。ここから彼は更生の道を辿るはず……
というところで、スケートリンクがあった会場が崩れ落ちかけてしまう。
スカイハイとブルーローズがすぐさまそれを支えに行き、牛角も射出されてそこへ向かう。それにしても牛角さんのリアクションw
下の市民の避難もそうだが、会場にはまだアイザックが残されているため何としても守らなければならない。しかし、タイガーの時間切れは僅か。とことで、彼は少年トニーに助けを求める。トニーならばできると……!
タイガーは時間切れで力を失う。
会場は一気に落ちるかと思われた……が、それを巨大石像が支えた。トニーが皆を救ったのだった。
「これで君も、ヒーローの一員だな」
たとえ原因がこの少年にあったとしても、その後の行動もまた大事。それが今のトニーなのだから。
そんなトニーにとって、タイガーは忘れられぬ存在となったことだろう。たとえ彼が人気の無いヒーローであっても、トニーにとっては唯一無二の存在。それだけでも、タイガーはヒーローとして誇らしいことだろう。
タイガーがトニーを認めたように、また彼の活躍を認めた者がいた。
それはついさっきまでトニーを怖れていたアイザック。
「カッコ良かったぜ」
素直にそう言えるアイザックもまたカッコイイ( ^ω^ )
タイガーはと言うと……
「まだ、能力残ってますよね」
そうバニーに指摘される。
今になってようやく時間切れ。
トニーを信じた彼なりの粋な演出だったというわけか。
コンビを結成したばかりだが、バーナビーはやはりタイガーと組むことに難色を示していた。
それでも、彼には名前を売ることが必要。やはり彼には本名を明かして活動する意味があったか。
楓はそんなバーナビーのファンになる。
命の恩人なのだから、虎徹もそれくらいは認めねばね^^;
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