ブルーローズのいつもの決めゼリフ。今回のそれには覇気がなかった。
そのことを、彼女の母親が指摘する。
ブルーローズをやっているカリーナ・ライルの両親は、ともに娘がヒーローをやっていることを知っている。母親はそれほど気にしていないようだが、父親は娘の衣装が気にくわない様子。仕事内容も危険と言えるから心配でもあろう。
しかし、カリーナは大丈夫だと言う。
「ヒーローなんて二の次なんだから」
装甲現金輸送車が強奪された。その事件にヒーローが駆り出される。
車を盗んで逃げてるだけということに、ワイルドタイガーは余裕げな様子。しかし、バーナビーは違う。相手は装甲車なのだから。
だがバーナビーは理解していない。
「走行じゃなくて装甲」
しかしおっさんはわからず(´・ω・`)
彼らが待機しているところへその車が来てようやく、タイガーは装甲車であることに気付く。
さて、今日は何をぶち壊してくれるか……そんな煽りのもと、タイガーたちは装甲車を追う。
タイガーは装甲車に飛び乗り、そのタイヤを潰して車の動きを止める。
車から犯人が逃げ、ブルーローズが待機している方向へと向かう。
路面は雨でぬれているとことで、凍らせて足止めするよう上から指示が出る。とことでいつもの決めゼリフで登場したブルーローズだが、銃を向けられ……
「えっ!? 嘘!?」
本当です(´・ω・`)
銃を連射されてバランスを崩して落ちるブルーローズであったが、そこをなんとかバーナビーに救われる。
そして犯人を仕留めるのはドラゴンキッド。これで+200pt。
おいしいとこは持っていかれたものの、誰かのお蔭で救助ポイントを得られたバーナビーはそれで良しとする。誰かというのは、言わずもがなブルーローズのこと。
「あんたの相方……感じ悪い」
それは認めるけどと前置きした上で、ぼーっとしているブルーローズも悪いとタイガーは言う。
あのバイトのせいか。
「バイトしながらヒーローか。そんな生半可な気持ちでできるほど、ヒーローは甘くないぜ」
カッコイイ……(*´ω`*)
「何よ。今シーズンまだポイント0のくせに」
「えっ!?」
カッコ悪い……(´・ω・`)
普段何をしようと勝手だと言い、ブルーローズは去っていく。
「別にヒーローなんて、やりたくないわよ」
カリーナは普段、普通の女子高生として勉強をする。
先生は彼女がヒーローとして苦労していることを理解しながらも、学生の本分である学業を疎かにしてはいけないと言ってやる。
その後、学生友達と帰宅途中。ヒーローとしての招集がかかる。
放課後の遊び……寿司バーに行くことすらできない。彼女は急用で友人たちと別れることになる。
補習の彼女を待っていた事もそうだが、彼女の用事を理解してあげるこの友人たちは素敵だ。
カリーナは上司のところへ行き、最近の働きが会社のイメージダウンに繋がっていることを指摘される。
突然サブマシンガンを向けられれば彼女のようになってしまうのも仕方ない。しかし、そういった犯罪者と戦うのがヒーローとしての仕事。仕方ないかもしれないが……
「スポンサーのためですか?」
カリーナが疑問を抱くのもごもっとも。彼女自身は命をかけて戦っているのだから。
会社のため、スポンサーのため、市民のため……
どれが正しいか、答えは一つというわけではないのかもしれない。これはビジネスでもあるのだから。
しかし……
「ヒーローなんてやりたくてやってるわけじゃありません!」
歌手デビューの条件だからやっていただけ。そう言うカリーナは難しいお年頃。
愚痴はファイヤーエンブレムことネイサン・シーモアも聞いてやることに。
しかし、彼……彼女は自身がオーナー。カリーナの気持ちをわかりきってやれないか。
カリーナが文句を言いたくなる気持ちもわからなくはないが、虎徹はそれに黙っていられず。
「俺たちはな、別に誰かに評価されたくて命を張ってるわけじゃねぇんだ」
それにネイサンも深く頷く。
「で?」
でっていう(´・ω・`)
カリーナは不機嫌そうに去っていく。
何か言いたげなバーナビーだが……
「ただちょっと被ってしまって」
何が被ったか。それはこの後のテレビを見ればわかることになる。
ライル家にてテレビを見るカリーナとその母。
ヒーローをやってると報われないこともたくさんあるでしょうねというコメントに対し、バーナビーは……
『僕は誰かに評価されたくて、ヒーローやってるわけじゃありませんから』
それが“被った”という意味。
やはりナイスコンビじゃないか。
母はカリーナにバーナビーを手本にしたらと言うが……
「ヒーローやめるから」
と、カリーナは言う。
そしてバーで歌うため、彼女は家を出ていく。
バーでまたも虎徹と遭遇。
カリーナの歌声を素直に評価する虎徹はチップを渡す。
「歌一本でやっていくのも、いいんじゃねぇか?」
そう言い去ろうとする虎徹に、カリーナは問いかける。
「ねぇ。あんたは何でヒーローやってんの?」
とことで、二人でじっくり話すことに。
その際のちょっとしたやり取りでも、カリーナが真面目であることが見て取れる。
彼女が飲んでるのは未成年なりのミネラルウォーターだし、それに彼女なりにいろいろと真っ直ぐなのだから。
カリーナが虎徹に問いかけたように、虎徹もカリーナに問いかける。
「お前は何で歌ってんだ?」
その問いかけは虎徹なりの答えのようなもの。
「好きだから。みんなに歌を聴いてもらいたいから」
虎徹だって同じ。
「俺は困ってる人を助けたいからヒーローやってる」
本当にやりたいことの動機なんてそんなもの。
ただ単純に、やりたいから。
カリーナの部屋に、父が訪ねてくる。
ヒーローをやめると言っていたことを聞いた父はそのことについての話をしに来た。衣装を心配している彼だが、それ以上に中途半端なカリーナの気持ちを心配していた。ヒーローをやめること自体は賛成でも、彼は彼なりに娘のことを思っている。そんな彼の手にはブルーローズのカードが握られていた。
もし今やめたら、そのカードもいずれ価値が出るかもと言って。
パパ……(´;ω;`)
でも娘がやめる情報を得たからって買占め転売しないでね(´・ω・`)
そんなところでヒーローとしての招集がかかる。
それと同時に、急なバイト出演の依頼まで。彼女はどちらを選択するか……
事件発生とことでヒーローが駆り出される。
しかし、そこにブルーローズの姿はなかった。
事件が起きたのは海上油田プラント。爆発事故が発生し、作業員のほとんどは避難したが逃げ遅れた一名が取り残されてるとことでヒーローが駆け付けた。
しかし、火の勢いは止まることを知らず、ヒーローであっても近づけない状況であった。
そんな中、カリーナはバーでバイトの歌を担当する。ヒーローたちの様子がテレビで伝えられる中で……
アニエスはヒーローの命も考慮して彼らを待機させていた。
しかし、これ以上は待てないとおっさんタイガーは言う。
「俺おじさんだから聞こえねぇわ!」
おじさんであることがこうも役に立つとは。
とことで、彼は動き出す。
「ヒーローは希望がある限り、命を見捨てるわけにはいかないんだよ!」
実に短絡的。だが、悪くない。
「ヒーローは、希望がある限りポイントを見捨てるわけにはいかないんです」
とことで、二人とも能力を発動して現場へと突入する。
ガムシャラなその姿はとっても素敵だが、苦戦しているヒーローへ、バーの客からは厳しい言葉が浴びせられる。
カリーナは二人の言葉を思い出し……
「別にあんたに認められたいわけじゃないわよ」
ヒーローが救出できるかどうか賭けをおこなおうとしているその客に、カリーナは突っかかる。
現場では、ワイルドタイガーやドラゴンキッド、ファイヤーエンブレム達が必死の活動を行い、折紙サイクロンもしっかり見切れている。
そんな様子を見て、カリーナは拳を握りしめる。
「いたぞ! こっちだ!」
そう言うのは牛角さんことロックバイソン。
そこにタイガーとバーナビーも駆け付け、被害者の上に乗ったパイプを持ちあげる。
「ハリボテかよその体」
「お前こそ能力切れてるくせに。デカイ口たたくんじゃねぇ」
「お前とは鍛え方が違うんだよ……なぁ!」
「鍛えてるとこなんか、見たことありませんけど」
ですよねー(´・ω・`)
なんとかパイプを持ちあげ……
「今だスカイハイ!」
見事な連携で救助が達成される。
しかし、爆発が進みタイガーたちが危険な状況に……
てなところで、降り注ぐのは氷の結晶。
「来てあげただけで、ありがたいと思いなさい」
あ、その冷たさもいいかもしれない(*´Д`)
ブルーローズは答えを見つけた。
「困ってるみんなを助けたい。動機なんてそんなもんじゃない?」
そう。それで充分。
とことで、タイガーはバーナビーに10ドルを払うよう要求する。
「さっき賭けたろ。あいつが来るかどうか」
(・_・)エッ..?
賭けてたとは、サイテーなおっさんだw
「もう知らない! ……んふっ」
そしてブルーローズの決めゼリフ。
「私の氷はちょっぴりコールド。 あなたの悪事を完全ホールド!」
やっぱり彼女はこの姿が素敵(*^ω^*)
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