その件に関して、バーナビーは不機嫌になっていた。
自分の問題だと言う虎徹だが、バーナビーにとってはそうもいかない。コンビとしてマイナスポイントなのだから。
虎徹は市民のためと言っているが、バーナビーはタイガーのおせっかいにうんざりだと言う。
「市民を守るためとか言って、結局建物壊しただけですよ。余計なおせっかいじゃないですか」
それだけではない。
彼はバーナビーのプライベートにも口出しし、ちゃんと飯食ってるかなどを訊くという。ホント、とんだおせっかいだ。
そんなとこで、バーナビーに気付いたとある女性がサインを求めにやってくる。
彼女が抱いている子供が大ファンだというが……まだ超ミニマムなんですけど(´・ω・`)
それはともかくとして、女性はバーナビーにおめでとうと言う。それは、明日が誕生日だから。
バーナビーくらいになればゴージャスな誕生日を過ごすのだろうと言う女性だが、実際はそうでもないようで、バーナビーは否定する。
バーナビーが女性にペンを返そうとしたところで、それを落としてしまう。虎徹がそれを拾ってあげようとするも、誤って蹴ってしまいそれをちょうど走ってきた車に踏まれてしまう。
ホント、とんだおせっかいなことをしてくれる(´・ω・`)
虎徹はアポロンメディアへと出社する。
「こんな青空見てたら、賠償金なんてちっぽけなこと気にしてる場合じゃねぇって気になるね~」
いやいや(´・ω・`)
そんな中、隣席のバーナビーがふっと軽い溜息をつく。
「あなたの顔を見たら、昨日のことを思い出してしまって」
昨日のこと。
それはつまり、虎徹が女性のペンを蹴り飛ばして壊してしまったこと。
しかし、虎徹は別のことと勘違い。
誕生日をゴージャスに過ごされるのだろうと言われたバーナビーが、特に何もと答えたことを思い出す。
「バースデイパーティー!?」
「そう! みんなでバニーを祝ってやろうじゃないか!」
「いいじゃない素敵」
虎徹はバニーの寂しそうな顔の真意を勘違いしていた。
「余計なおせっかいってことないか?」
アントニオ・ロペス……つまりは牛角さんの言うとおり。
そうでなくとも、カリーナはバーナビーを祝うことを辞退する。別に感謝されたくもないのだし、それに何より、ヒーローはライバル同士なのだから。
ネイサンもそれに納得し、やらないという方向で話がまとまりかけていたが……
「素晴らしい!」
スカイハイの中の人、キース・グッドマンが声をかける。
「実に素晴らしい! 誕生日とは特別な日。そんな日はみんなで祝ってやるのがハッピーだと私は思う。なあ、ワイルド君」
「いやでもこいつらがさ……」
「やっぱお祝いしよ」
「キング・オブ・ヒーローが言うなら、従ってやるか」
「さすがスカイハイ。いいこと言うわ」
「おい! ほとんど同じこと言ってたぞ!」
そこはカリスマ性の差ということで(´・ω・`)
「では諸君! みんなで協力してバーナビー君を祝おうではないか!」
「「「おー!」」」
ともかく、プレゼントはどうしようか。それを考えることに。
「お前、こういうの似合うんじゃない?」
虎徹はバーナビーの前に雑誌を示し、あからさまに好み情報を手に入れようとする。
「絶対に着たくありません」
しかし、なかなか彼の情報を手に入れることはできない。
それでも虎徹がしつこく構ってくるため、バーナビーは適当に答えておくことにする。
「じゃああれ」
彼が指さしたのはテレビ。
「じゃなくて、あのダイヤですよ」
時価600万シュテルンドルのヘラクレスの涙。
そんなもの手に入れられるわけがない……
が、それを手に入れようとしている者がいた。
そのわがまま坊ちゃんはNEXTの能力者。彼は悪事を企んでいた……
「お前を呼んだのはほかでもない。どうやらこの辺に窃盗団が潜んでいるらしいんだ。一緒に捕まえないか、バニー」
『ショウガナイデスネー』
そんなところで虎徹のバッグが盗まれてしまい、虎徹とバニーでその犯人を追うことに。
「見つけたぞ!」
犯人を追いつめたところだが、そこには窃盗犯の親分もいた。
「貴様に名乗る名前などない! お前みたいなクズ野郎、とっとと捕まえてやるぜ!」
しかし、そう簡単にはいかない。
「手を挙げな!」
虎徹の背後にはもう二人、窃盗犯のメンバーがいた。
「うちの親分に酷いこと言ってくれるじゃないか。ぁクズ野郎だなんて」
「どうしようバニー」
『ソンナコトイワレテモー』
「ふっふっふ。これで終わりだな。そしてジエンドだ!」
そして銃声が鳴る。
「ハッピーバースデーイ!」
(´・ω・`)
「はーいオッケー」
リハーサル終了。
とことで、これはバーナビーの誕生日を祝うサプライズ企画の練習であった。
「私はどうだった? アドリブ入れてみたんだが」
なかなか良かった。しかしアドリブは別。
「これで終わりだ。そしてジエンドだって、意味わかんねぇだろ」
「すまない。アドリブは慎むよ」
サプライズはうまくいきそう(ツッコミ不要)だが、バーナビーへのプレゼントは決まらず。カリーナのアドバイス通りファッション系でアプローチを試みたのだがうまくいかなかった……
「そっか。ごめん……」
落ちこむことはない。
虎徹はカリーナの頭を撫でてやる。
ちなみに、このリハーサルでバーナビーの代わりに使っていたバニーぬいぐるみが皆からのプレゼント。
どういうチョイスや(´・ω・`)
バーナビーは自室にてメイドと映像で通話する。
彼女のプレゼントは焼いてくれたケーキ。昔から変わらずそれを贈ってくれるメイドのサマンサ、彼女なりのその思いは大切にしたいところだ。
サマンサとの通話が終わったところで、虎徹からのコール。
『大変だ。大事件なんだ。今すぐ来てくれ』
ヘラクレスの涙。
それが今まさに奪われようとしていた……
しかし、虎徹がバーナビーを呼んだのは、そんな窃盗とは一切関係ない。あのリハーサル通りのことをおこなうため、彼らは定位置で待機していた。
プレゼントはどうしたかというと……
「俺がプレゼントってことでいいかなと」
つまりどういうことだ……w
全然ダメなのだが、そこへバーナビーが来てしまう。
「お前を呼んだのはほかでもない。どうやらこの辺に窃盗団が潜んでいるらしいんだ。一緒に捕まえないか」
「お断りします」
早くも脚本から外れました(´・ω・`)
そんなところで虎徹のバッグが盗まれてしま……い……?
「何やってんだよ」
「引っかかっちゃってよ」
「早く行けよ」
「だってよぉ」
「お知り合いの方ですか?」
いやまさか(汗)
窃盗犯は虎徹のバッグを盗み、その犯人を追うことに。
「追いかけるの手伝ってくれ」
「嫌です」
無理矢理連れて行こうとしたが、そこに通りがかった女性と接触してしまい、荷物を散らかしてしまう。
犯人を完全に見失いました(´・ω・`)
しかし、これは偽りのものである。犯人が必ず逃げるはずの場所が用意されてるため、虎徹はバーナビーを連れてそこへと向かう。
詳しい場所は忘れていたものの、なんとか窃盗犯を見つける。
「お前だな。窃盗犯の親分は!」
その男は本物の窃盗犯。
しかし、虎徹はそれに気付かない。
「貴様に名乗る名前など」
「バーナビー」
「エッ?(´・ω・`)」
バーナビー。つまりはヒーロー。
それを名乗れば相手も抵抗しないだろうとことで帰ろうとしたバーナビーだが、虎徹は彼を引きとめる。
「手を挙げな!」
そこへ二人の窃盗犯(偽)が来てくれた。
「うちのオヤビンに酷いこと言ってくれるじゃないか。クズ野郎だなんて」
「そんなこと誰も言ってませんけど」
うん(´・ω・`)
そして銃声が鳴る。
それは全然ハッピーなものではなく、リアルな銃弾が虎徹たちをかすめる。
「今どうして弾出たの?」
虎徹は犯人(偽)に話しかけ、そこで初めてバーナビーは“Happy Birthday”の文字を目にする。
「何だこれ?」
サプライズですよ(´・ω・`)
しかし、それはうまくいかず、本物の窃盗犯は仲間とともに逃げていってしまう。
バーナビーのバースデイサプライズを画策していたことを告げると、
「またおせっかいですか。何度言ったらわかるんですかあなたは」
そんなところでアニエスからコール。出動が要請される。
相手はNEXT。ダイアモンドで体を包み込む能力の持ち主。
そいつと戦うため、二人はいつものスーツに身を包むことに。
「準備はいいか! タイガー&バーナビー!」
マイクを通すと声がでかい斎藤さんです(´・ω・`)
スーツにはおまけがついていた。
バーナビーが誕生日とのことで改造を施されたようで、ついでにタイガーのものもだという。
犯人の前に最初に現れたヒーローはスカイハイ。
「君たちのせいで、練習した芝居が無駄になってしまったのだ。 せっかく覚えたのに!」
スカイハイは悔しげ。
とことで、その思いを攻撃としてぶつける。
「スカーイハァァァーイ!!」
車横転。
犯人たちはさらにそこから逃げるも、その前にタイガーとバーナビーが現れ、能力を発動する。
犯人たちは散り散りに逃げようとするも、一人はスカイハイが確保。
「君たちは許さない!」
残りは二人。
その片方の前にはブルーローズが現れ、氷の能力を使い犯人確保。
「私の氷はちょっぴりコールド。あなたの悪事を――」
「遅かったかぁ」
ファイヤーエンブレムが介入し、決めゼリフを言いきれず。
「私だって……決めゼリフが言いたかった」
と、スカイハイ。
「路地裏で一人佇む私。とても寂しかった」
その気持ちがよく伝わってくる……(´;ω;`)
だから最後の犯人を譲ってあげたくもなるところだが、スカイハイはそれを遠慮し彼らに任せようとする。
「だって今日は、特別な日だろ」
スカイハイ……(*´ω`*)
タイガーとバーナビーは空飛ぶ犯人にしがみつく。
そんなところで、能力終了30秒前になる。言わずともそれはわかるのだが、タイガーは敵前でそれを言ってしまう。
もうすぐ能力が切れることを知った犯人は遊んでやることに。
タイガーとバーナビーはそれぞれ得意な拳と脚で攻撃を試みるも相手には効かず。
その能力が切れる直前……タイガーの拳とバーナビーの脚が変形する。
その攻撃がダブルで相手に入り、見事にそのダイアモンドを撃ち破る。
「すごい機能ですねこれ。パワーがアップするんだ」
「いや、パワーは何も変わらない」
(・_・)エッ..?
「それは、戦闘を派手にするために、見た目をカッコ良くしただけだ!」
あらん(´・ω・`)
今の力は二人の連係プレイの賜物だという。
「勘違いしないで下さいよ。今のは偶然なんで」
またまたぁ(*^ω^*)
タイガーは逃げようとした犯人を確保し、そこで思いつく。
「お前にやるよ。バースデイプレゼントだ」
その犯人の首にはあのダイヤがあり……でも、それをプレゼントするというわけではない。
「お前が欲しいのはポイントだろ。ハッピーバースデイ」
お礼は言わないものの、バーナビーはその犯人を受け取る。
それにしても…………歩きずらそうだw
まさか本当の窃盗団とかち会うとは……事件が終わり、スカイハイ、ファイヤーエンブレム、ブルーローズはそんな話をしていた。
そこでプレゼントのうさちゃんはどうしたのかという話になり、
「ああ。あれは確か……」
「別に怪しいもんじゃないって」
そう訴えるどう見ても怪しい人物。彼のバッグにはうさちゃんぬいぐるみが詰め込まれていた。
いろんな意味で怪しすぎる……w
彼……牛角さんはそのまま連行されていく……(´;ω;`)
そんな光景を見ていたギャラリーの一人は、去り際に手にしていた新聞を捨てる。それは青い炎とともに燃え上がり――
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