デッドマン・ワンダーランド #05『死肉祭-カーニバル・コープス-』

マキナは所長に会いに行くも、面会謝絶とことで叶わず(´･ω･`)


羊は今まで貯めたCPの入ったカストカードを取り戻すためにも、丸太を助けに行こうとするシロと協力することに。
シロは丸太のことを心配していた。

「丸太は昔っからダメっ子だよ！」
昔……？
シロは丸太のことを知っている様子。


ウッドペッカーとクロウによる死肉祭が開始される。
丸太はまず木の上に登って距離を確保。そこからクロウに向けて血弾を放つ。
が、

「ズッパシ！」

いくら撃ってもズッパシと斬られてしまう。
もっと強く……そう力を込めた丸太の弾でもクロウに止められてしまう。

そこで丸太の体に異変が表れる。
それも当然のこと。丸太は血弾を撃っている…つまりは血を消費しているのだから貧血に陥っても無理はない。

クロウはその点、血の扱いに慣れている。
血の量を一定に保ちつつレンジを広げる。それにより丸太のいた木は切り刻まれ、逃げ場がなくなる。
死にたくないと願う丸太のその気持ちは戦う理由となり、確かに力を与えただろう。しかし、それだけではここで勝つことはできない。

丸太はもはや死の淵にいた。
そこで思い出すのは過去のこと。かつても痛みと怖さを感じたことがあり、そこには……シロがいた。

丸太のことを弱いと言うシロ。

「すぐ泣くし、泡吹くし、痙攣するし」
シロが強すぎるだけでんがな(´･ω･`)

今の丸太にはトドメを刺す価値もないか。
クロウは倒れた丸太を無視し自陣へと戻っていこうとする。


シロは丸太が弱いと言いながらも、彼のすごいところを一つ思い出す。

「何度でも立つんだよ！」

丸太はクロウを逃がすまいと、その足を…服を掴み立ち上がる。

生きたくて、赤い男を見つけたくて……
痛くて怖くて……
それ以上に嫌なことがある。今の今なら最も望むことがある。

「やられっぱなしで……負けたくない！」

諦めることが一番怖い。そんな丸太は血弾を上に撃つ。
そこに吊るしてあったモニュメントを自由落下させての攻撃。それはクロウに切り刻まれるが、もちろんそれも計算の内。丸太はクロウの懐に入り込む。

「このガキ…！」
否。

「五十嵐……丸太だぁぁぁぁ！！」

ゼロ距離での渾身の一発。
それはクロウのハートにズッパシ！
で、勝負あり。



ようやくいつもの場所に戻ってこれた羊とシロ。
そんなところで、羊が依頼しておいた情報を掴んだと言う男が現れる。
羊には探している女がいて、その者はここの地下……つまりG棟にいるのだという。

変な歌を歌うシロとともに再びG棟へと向かう……
そのシロにはG棟へ向かうための役割があり、羊は彼女が力になることを信じていた。



丸太はぼんやり。
とりあえず、生きながらえるためのキャンディを口にする。

先ほどの死肉祭の勝利後、彼はクロウと拳を合わせた。一見怖い人であるが、クロウは意外とそうでもない。
ここでやっていくこともできるかもしれないと感じていた丸太であったが……

そこで敗者残念ショウなるものが始まる。
そこにはクロウが出ていて、罰ゲームがおこなわれようとしていた。
スロットを回し、当たったのは“右目”。
するとその場で右目摘出の罰ゲームがおこなわれ……見ているだけで辛いものだ。



「ぅがーーー！！」

シロは暴れ回っていた。
その暴動の連絡をするのは羊。システムが乗っ取られる恐れがある旨を報告し、この区画の電源をシャットアウトするように言う。それにより動いているファンを止め、止まっている隙にそこからG棟のある地下へと潜入するという計画である。
ここから先は羊ならではのオリジナル。犯人の特徴を伝える。

「女です。白い髪の女が、一人でした」
悪い顔(´･ω･`)

電源が止められ、今こそが地下への潜入チャンス。
見事に羊の計画通りに事が進んでいたが、計画外の出来事もあった。

「子守唄が……やんだ」

地下へと潜入しようとする羊であったが、そこに肉片が降り注いでくる。
全てはシロの所業。とんでもない悪魔が目覚めてしまったのかもしれない。

全て現実。
羊が見たものも丸太が見たものも、全てはここでの現実。

「キシッ！」

シロは微笑む。
赤い男のように。

デッドマン・ワンダーランド 1 (角川コミックス・エース 138-8)
角川書店
片岡 人生


Amazonアソシエイト by