宣野座功(29)。
57戦56勝1敗。
個人資産98億7000万円。
そんな彼の次の対戦相手が公麿であった。
その前に、公麿はある者とディールを行う。
まずはアセットを倒し、その後はアントレから消費した分をいただき僅差の勝利を手にする。
公麿もこちらのディールに慣れてきたか。
真朱も勝つことで気分が良くなることを実感する。
そんなところでお腹ぺこぺこ。
カップラーメンを食べることに。
真朱と仲良くそれを食していると、どこぞのイケメンが話しかけてくる。
この男が宣野座功。公麿の次の対戦相手である。
宣野座はディールをパスするのにかかる金額が自己資産の半分であることを公麿に教え、その額を肩代わりするからディールをやらさずに済まさないかと提案してくる。自分の資産の半分ではキツイからと、公麿にそれを持ちかけてきたというわけ。
それは毎回のことだが、受けてもらえたためしはないという。受けても何ら問題はなさそうなのだが、この世界ではそう簡単に相手のことを信用すべきではないとことか。まあ他人を信じれない人が多く集まってしまっているということもあるだろうが。
気が向いたら返事をしてくれとことで、彼は去っていく。
「感じいい」「感じ悪ぃ」印象正反対(´・ω・`)
公麿は現実世界に戻り、宣野座が有名人であることに気付く。
NPO法人代表の彼はボランティア王子。とっても素敵なイケメンだと思うのだが、公麿はやはり彼のことをお気に召さないよう(´・ω・`)
そんなこんなで帰宅しようとしているところへ、一台の車がやってくる。
「急いで乗って。君のおばさんが……。詳しいことは中で。早く!」これは一大事。
公麿が車に乗ると……
カチャッ!
鍵を閉められました(´・ω・`)
公麿を騙したのはサトウ。
彼女は公麿と話をするため、彼を連れだしたのであった。
金融街には、飲みこまれている者とそうでない者がいる。公麿はもちろん後者で、壮一郎もそう。
しかしながら、壮一郎のやっていることは危うい賭けだとサトウは言う。
今の経済を安定させるために、未来を食いつぶしてもいいだろうと彼は思っているのだと。それはサトウの考えにすぎないかもしれないが……ともかく、彼女は金融街を潰すべきだと考えていた。そしてそのために、公麿に協力を申し出ようとする。
手段としては、椋鳥ギルドのような集団を一つずつ潰していくというもの。
ギルドは何も悪いことをやっているはずではないのだが、それに投入された巨額のミダスマネーが結果どれだけ未来を奪うことになるのかわからないとサトウは言う。
しかし、サトウの話自体が最もよくわからないところだ。確かにギルドのやっていることが正しいとは言えないかもしれないが、だとしてもサトウがやろうとしていることもまた正しいとは言えないだろうに。
宣野座もサトウに近い考えを持っていて、“未来”のことを考えていた。
それは彼が一度負けた際に、未来の変化を経験したからでもある。
でも彼が“今”ではなく“未来”のことを考えられるのはそれほど幸せであるという証拠だろう。
公麿のバイト先のおじさんは、カツカツの生活で“今”しか考えられないでいた。
そうなったのは考えようによっては“過去”に“未来”のことを考えなかったからかもしれないが……まあ、適度が一番ということだろう(´・ω・`)
公麿は壮一郎に会う。
彼も(ボクと)同じ考えを持っていた。
“未来”のことを考えるのは、強い者の論理。
「本当に弱い者は、その日、その日を、もっと、切実に、生きている」そう。
もちろん未来を考えていなかったからこそ今を苦しんでいる者もいるかもしれないが、常に“今”と戦い続けている者だっているのだ。
宣野座はその者の考えを理解せねばならぬだろう。
ディール。
公麿と宣野座のそれが始まる。
何だかんだ言って始まったら容赦なく戦う宣野座。そんな部分に、彼の信用できない裏の部分が垣間見える。
傷つけられた真朱を目の当たりにし、公麿は力を発揮し(略)
宣野座はスタッフも少数精鋭にして出直すとのことだった。
大規模な援助はできなくなったが、それでも彼はボランティア王子であり続ける。
ミダスマネーに頼るわけでもないその人生の方が彼には向いているのだろう。
最後に、公麿にカップラーメンをプレゼント。正確には真朱にということだが。
ダイヤモンドを一周した宣野座はホームベースを踏むことはなかった。
最後の最後でダメになった。それはルール上客観的に見れば、これまでしたことが何の意味もなさなかったことを意味している。
しかし、彼の中の主観的価値としては、大いに意味を持つものであっただろう。
自らの価値観を見出すことができたことは、何事にも変え難い大きな経験なのだから。
真朱と公麿が彼に対する第一印象が違ったのも、価値観の相違による。
自分の価値観を大事に。そして、それを他人に押し付けないように。
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【C】6話 肝心の戦闘シーンカットってマジなんなの?
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C フジテレビ(5/19)
Excerpt: 第6話 Conflict 葛藤 公式サイトから 公麿の次の対戦相手は宣野座功とい
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アニメ「[ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL」 第6話 conflict(葛藤)
Excerpt: 「C」第1巻 【初回限定生産版】(2011/08/19)内山昂輝、戸松遙 他商品詳細を見る
戦い、勝つ。そうすることが、この世界では余程誠実な生き方だと俺は思っている。
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戦いを避ける為 ディールのパスを持ちかけてきた宣野座の考えとは…
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C #06「CONFLICT (葛藤)」
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Weblog: 制限時間の残量観察
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C 第6話 「CONFLICT」
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さて、最小限に食い止めるむくどりギルドと相対する宣野座功の金融街での選択は ...
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仕様ですが、プラチナが、宣野座功仕様になってたの..
Weblog: 橘の部屋2
Tracked: 2011-05-20 23:14
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Weblog: 俺の人生がアニメばかり見ているはずがない
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[ C ] 第6話 「conflict(葛藤)」
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少なからず相手の未来を壊しちゃうのですからね…。
そんな公麿に、ディールをパスすることを勧めて来る宣野座が登場。
▼ [ C ] 第6話 ..
Weblog: SERA@らくblog
Tracked: 2011-05-21 23:02
C 6話
Excerpt: また違う立ち位置の登場人物が現れました。
三國が現在のために戦っているのとは逆に宜野は未来のために戦っているそうです。
しかも、現在への影響をなくすためにディールをパスすることを基本としているそう..
Weblog: すとぅるるるのアニメ日和
Tracked: 2011-05-21 23:04
C・第6話
Excerpt: 「conflict」
ディールのコントロール。回数を重ねる毎に、それが出来てきた公麿。同時に、パートナーたる真朱との関係も良好に。そんな公麿に、一人の青年が声を掛ける……
なんか、だんだん..
Weblog: 新・たこの感想文
Tracked: 2011-05-22 10:29
気分のモンダイ
Excerpt: 絶滅動物!
真朱が可愛かったり、ジェニファー・サトウのサービスシーンが (*´∀`)
『C(シー)』 #6 conflict(葛藤)
公磨は真朱と良いコンビネーションを発揮するようになってきまし..
Weblog: マイ・シークレット・ガーデン vol.2
Tracked: 2011-05-22 18:42
[C] 第6話 「CONFLICT (葛藤)」
Excerpt: 第6話 「CONFLICT (葛藤)」
ディールを調整することを覚え、僅差での戦いで勝つ公麿。
真朱との連携も上手くいくようになり、勝てば気分がいいと言う真朱。しかし公麿は未だにディールに..
Weblog: いま、お茶いれますね
Tracked: 2011-05-22 20:32
『C』第六話
Excerpt: 三國も警戒する公麿の次の対戦相手・宣野座功はディール56勝1敗の歴戦のアントレであり、NPO法人代表にしてメディアではボランティア王子(笑)として取り上げられるような今までの登場人物にはない爽やか....
Weblog: とある猟奇の上段蹴撃
Tracked: 2011-05-23 01:25
C #06
Excerpt: 『conflict(葛藤)』
Weblog: ぐ~たらにっき
Tracked: 2011-05-25 21:59
◎C第6話「conflict(葛藤)」
Excerpt: ジェニファーさんがシャワー浴びる。下着紫だった。センノウザコウについて調べる。宣野座功(せんのざこう)声-柿原徹也57戦56勝1敗、対戦相手はキミマロ。キミマロは、メガ...
Weblog: ぺろぺろキャンディー
Tracked: 2011-09-21 22:25
この記事へのコメント
あるるかん
あ
まぁ11話でしめるためなんだろうけど
漫画でじっくりやったら面白くなりそうだな~
本隆侍照久
今回は非常~に興味深いお話でしたね。
宣野座の言うことも壮一郎の言うことも間違ってはいない。要はどちらの価値観を持っているのかという話ですね。
私は“今”を大切にしたい派なんで壮一郎の方に同意なのですが、宣野座のイケメンさに惹かれました……(*´Д`)
サトウさんは個人的に微妙でしたので悪しからず(´・ω・`) でも彼女のハンバーガーの選び方から察するに、彼女も割と今を必死に生きているのかもしれませんね^^
本隆侍照久
こんにちは。コメントありがとうございます^^
今回は話の内容が興味深いものでしたが、確かに尺の都合による詰め込み感は否めませんね。特に終盤のバトルからの流れはそれが顕著に表れていて、BGMぶつ切りがなんとなくシュールに感じてしまいました(´・ω・`)
じっくりやったら面白そうだというのは強く感じられる作品だけに、もったいないですね。しかしながら、やはり面白いと言えると思いますので次回以降も楽しみですね(*^ω^*)