そんなことはともかくとして、羊は地下へと向かう。
死肉祭の警備を行う男は、羊から奪ったカストカードを使ってジュースを買う。
そこでそのカードに入っていた驚愕のCPを知る。
90702810 CP。
それは通常ではありえない額。
羊は何のためにこれだけのポイントを持っていたか。
その羊は……
「俺には、やらなきゃいけないことがある」
ある目的のため、彼は再びG棟へと向かう。
ここが異常であることを再認識した丸太。
彼が部屋にいるところで、とある可愛い女の子の声が聞こえてくる。
廊下では、緒花を大切そうに持つ女の子と、それを食べようと迫るデブがいた。
「代わりに……これ」
丸太は自分の食事をそのデブに差し出す。
そのお陰で女の子は助かり、丸太にお礼を言うも……
一瞬で食事を終えてしまったデブは更なる食料を求める。
とことで、二人はそれから逃れるためにとある部屋へと隠れる。
そこはこの女の子の部屋で、素敵なお花に溢れていた。
「私は、水名月と言います」
水名月ちゃん……いい名前だ(*´ω`*)
敗者残念ショウを見てここのおかしさを再認識した丸太。
その考えに、水名月ちゃんも同意する。
「こんな生活……もう嫌……」
水名月ちゃんがいるなら悪くないかも……(*´ω`*)
「いい匂い……だね」
お花も……水名月ちゃんも(*´ω`*)
先ほどまで彼女が持っていたお花はプリムローズ。彼女が一番好きなお花だという。
学名はプリムラで、和名はサクラソウ。
花言葉は“希望”をはじめとして、“可憐”や“美の秘密”など。
水名月ちゃんによく似合う素敵なお花だね(*´ω`*)
ここで水名月ちゃんはおもむろに服を脱ぎだす。
その背中には昔父からつけられたというDVの傷が残されていた。
なんて酷いことをするか……
長らくDVに耐えていた水名月ちゃんだが、それが苛烈になったある日、能力を発現したという。
この力のことを知らぬ彼女の兄は、水名月ちゃんが冤罪で捕まったと信じているという。
兄さんも優しい人なんだろう、うん。
誰かを傷つけるのはもう嫌だと言う水名月ちゃんは、丸太の方を向く際におっぱいポロリ……
父は酷いけど乳はイイ(*´ω`*)b
「逃げよう」
丸太は水名月ちゃんにそう提案する。
罪の枝を使いたくないと言う彼女だが、それであれば丸太が守る。
なんて素敵なんだろう。
とことで、二人はここから逃げ出そうとする。
が、すぐに見つかってしまい、そういうことは明日の試合でやるようにと言われる。
丸太は知らなかったようだが、明日の試合は決まっている。
ウッドペッカーvsハミングバード。
つまりは丸太vs水名月ちゃんと。
とことで、あっという間にその時間がやってくる。
ウッドペッカーとハミングバードの戦いが始まるものの、丸太は絶対に水名月ちゃんを傷つけないと約束する。だから……
「罪の枝……ウィップ・ウイング!」
(´・ω・`)
「気持ち悪いんですよ。童貞のナイト気取り!」
(´・ω・`)
怒った丸太は罪の枝を使用し彼女と戦おうとするが……
「丸太ァァァ!!」
とある男がやってくる。
「俺の…妹に何してる!」
そこにいたのは羊。彼が水名月ちゃんのお兄様であった。
つまりは水名月ちゃんの本名は鷹見水名月。たかみー(´・ω・`)
羊がCPを貯めていたのは彼女のためで、それで刑期を買って一緒にここを出ようとのことだった。
愛する妹のために刑務所に入り、たくさんのCPを貯めた。そのことに水名月ちゃんは……
「最ッ高だわァ!」
(´・ω・`)
羊は丸太が女に手をあげる奴だと知り失望していた。
それに反論しようとする丸太だが、彼に近付いた水名月ちゃんは言う。
「空気読んで喋れよコラ。腐れチンカス野郎」
(´・ω・`)
丸太は悪くない。あくまで、罠にかかった自分がバカだったと水名月ちゃんは言う。
なんて健気でいい子なんだ……
(´・ω・`)
丸太は怒り、水名月ちゃんに血弾を撃とうとする。が、その前に羊が立ちふさがる。
『二人ともとことんバカ。これで確実に殺れるじゃない。骨が浮かぶまで肉をなぶってやる!』
水名月ちゃんはウィップ・ウイングを発動しようとし……
「そうやって親父も殺したのか?」
ふむ。
羊は自分が父を殺したと思いこんでいた。
水名月ちゃんは何もしていない、できるわけがないからと。
しかし、羊はここに来て罪の枝のことを知ったから……
「もう、嘘はつかなくていい」
水名月ちゃんの全てを受け入れようとする。
どんな彼女であっても、自分が守るからと。
そんな彼に苛立ちを感じた水名月ちゃんは、まず羊をなぶることに。
それをやめるよう言う丸太だが、水名月ちゃんは羊が友達を作るような人間でないことを教えてやる。
「何故か偶然ぶつかったことは? 何故か大事なもん失くしたことは?」
ある。
けど、それの何が悪いのかと丸太は言う。
「全部お前のためだろ? お前の無実を信じて、お金を稼ぐためじゃんか!」
丸太は羊に助けてもらったと認識している。羊にどんな意図があったとしても、それは事実。丸太はそれでいいと考えていた。
そんなバカ面の偽善者が嫌いな水名月ちゃんは、ウィップ・ウイングで丸太を吹っ飛ばす。
丸太はそこである手段の可能性に気付き、反撃に出る。しかし血弾は当たらない。
「バカはグチャグチャの肉玉にしてやる…! あの腐れ売○と同じにしてやる!」
母親が死んだ時のこと。
震災に巻き込まれた水名月ちゃんは母に助けを求めたが、彼女は娘を捨てて花を選んだ。なんて酷いか……
てなところで、丸太の血弾が命中する。
それも水名月ちゃんの背後から。
跳弾。
丸太はこれを狙っていたか。
丸太はすかさず血弾を撃ち羊を救出。
が、残ったウィップ・ウイングに丸太は両手を封じられてしまう。
それでも丸太は水名月ちゃんへ説教する。
一度裏切られ絶望しただけで嘘をつき傷つける……
「そんなの……もっと自分が辛くなるだけじゃんか!」
そして渾身のヘッドバット!
これで勝負が決する。
観戦者は不満を露わにして水名月ちゃんを殺すよう丸太に言うが、それに対し彼は中指を立てる。
「誰が殺すかバーカ!」
面白い少年だ。
この試合を観戦していた一人のご老人は、五十嵐家の血を実感。そしてシロに話しかける。
「そろそろ、私の望みを叶えてくれないか。子守唄は……やんでいる」
この記事へのコメント
西京BOY
何故か返せなかったのでURLを載せてやって下さい
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/f31ee03acde2a3d8f9446bd618c67d4e
いつも感謝です!
しかし前半はマジ天使だったのに、
後半になってマジ・・・いや、なんでもありません(笑)。
これからの関係性にも期待ですね。
本隆侍照久
こんにちは!
対応遅くなって申し訳ありませんでした>_<
TBは度々保留されてしまうことがあって、そういう場合は手動で遅れて公開することになってしまいます。今後もこういうことがあるかもしれません。遅れながらも公開させていただきますのでよろしくお願いします。
水名月ちゃんはマジ天使でしたね~(*´ω`*)
前半? 後半? はて……?(´・ω・`)
これからの彼女にも期待ですね(*^ω^*)
あれ、違う……?(´・ω・`)
ありがとでした(*^ω^*)