TIGER & BUNNY #19『There's no way out.(袋の鼠)』

頭の中がごちゃごちゃ。
記憶の中の犯人が次々と塗り替えられていき、眠れぬ夜を過ごしたバーナビー。
朝になると、誰かが訪ねてきたことを呼び鈴が告げる……


やってきたのは虎徹だった。
彼はバーナビーのためにチャーハンを作るが、何故そんなことをするのか。

「お前が心配で」

それは嬉しいことだ。だからこそバーナビーはそれを食べようとするが……
その前に、今の胸中を明かす。犯人の顔が次々と変わり、苦しいのだということを。

「虎徹さんの顔にも…」
「一応言っておくけど…俺犯人じゃねぇぞ」
わかっている。
だからこそバーナビーはキツイのだ。

「曖昧な記憶に振り回されるなんて……耐えられない!」

そう苦しむバーナビーに、虎徹はあの事件の日の行動を辿らないかと提案する。
何がきっかけで犯人の顔を思い出すかわからないのだから、やるだけの価値はあるだろう。

「早く、いつものお前に戻ってもらいてぇんだ」
虎徹さん……(*´・ω・`*)



二人はスケートリンクへとやってくる。
早くもクリスマス的モニュメントで彩られたここは、事件の日にバーナビーが来た場所である。
あの日も今と同様に賑わっていて、楽しく滑るバーナビーをマーベリックさんが優しく見守っていた。

「当時もあんなのあったか?」
と虎徹が訊く店。
そこでバーナビーは事件の日、マーベリックさんにサンタ帽を買ってもらった。
まーべりっくおじちゃんありがとー(*´・ω・`*)

バーナビーがそんな記憶に浸っている間に、虎徹はその店でバッヂを購入していた。
画像
虎徹は自分とお揃いでバーナビーの分も購入したのだが、なおさら結構だとバーナビーに言われる。
それでも二人の今日の思い出なのだからと、虎徹はそれをつけようとする。
虎徹さん……やめてください(*´・ω・`*)

今日の思い出はいらないのだと、バーナビーは言う。

「僕らの思い出なんて、この先いくらでも作れるじゃないですか」
バニーちゃん……(*´・ω・`*)

なんてわけにはいかない。
虎徹はもうヒーローをやめようかと考えているのだから。


二人はスケートリンク近くに飾られた大きなクリスマスツリーの前へとやってくる。

「僕もあの日、撮ったんです」
バーナビーもマーベリックさんとともにここで記念撮影をした。

『帰ったら、これ、パパとママに見せるんだ』
フラグまで立てちゃってまあ可愛らしい(*´・ω・`*)

「お前とマーベリックさんのツーショットか……なんか笑っちゃうな。ぷっ…」
笑わんといて(´・ω・`)

ここにマーベリックさんと来たことは明確に覚えているのに、どうして犯人の顔だけ……
このまま思い出せなかった時のことを考え、バーナビーは苦しみその場に手をつく。
彼の突然の行動に周りの者も思わず足を止めて凝視してしまうが、あまり関わるべきではないと判断したからか、すぐに歩みを再開する。

このままではクリームの言った通り。
「僕は……一生過去に苦しめられながらいきていくんだ!」

そう言って泣くバーナビー。
彼を前にし、虎徹は決断する。

「この問題にちゃんと決着がつくまで、俺も傍にいるって決めた」
「え……?」
「こういう時に支えんのが相棒ってもんだろ」
虎徹さん……(*´・ω・`*)

安心してか、間もなくバーナビーは地面にべったり。気を失ってしまう。



ベッドの中。
バーナビーはあの事件の日を思い返していた。
マーベリックおじちゃんと楽しみ帰宅したのち、銃声が鳴りそこで銃を手にした犯人を……――

そこで、バーナビーは目覚める。
悪夢から目覚めはしたものの、現実にあるそれからは逃れられぬか。


その頃、虎徹は何を思ってかトラの乗り物に乗りながら母ちゃんに電話をかけていた。
楓のことが心配でかけたものの、細かいことはまだわからず。とりあえず楓自身は元気で問題ないが……それよりも大きな問題は虎徹自身にある。

「あんた、いつ帰ってくるつもりなの?」

その問いに、明確な答えは出せない。バーナビーのことが解決するのはいつになるかわからないのだから。
本当にすぐ帰って来れる場合もあるし、逆にいつまで経っても帰れないなんてことも……

「もう帰ってこなくていい!」
と、楓。

「明日仕事辞めるとか言って、嘘ばっかじゃん!」
「ぁ…、いや、帰らないって言ってるんじゃないんだよー」

バーナビーは、そんな会話をしている虎徹を発見する。

「どうせ私のことなんてどうでもいいんでしょ!?」
「そんなわけないだろー! ホントはすぐにでも楓のところに帰りたいんだから。でも今仕事辞めるなんて言い出せる雰囲気じゃないんだよ」
虎徹ー! うしろうしろー!

電話が切れ。
「今のどういうことですか?」

バーナビーは聞いてしまった。
「ヒーローを…やめる……?」

そのことに関して、バーナビーは虎徹に説明を求める。
もしかして楓が目覚めた能力に関係あるのか。そうであるならば何も口を挟めやしないところであったが、そうではないようなのでバーナビーは何故かと虎徹に問い詰める。

「そろそろ、俺も規則正しい生活しようかな、なんて」
は?(´・ω・`)
それで騙せるはずがない。

「そんなに僕には話したくありませんか」
バーナビーがそう解釈しても仕方あるまい。

「苦しい時に支え合うのが、相棒じゃないんですか?」

それは虎徹が言っていたこと。
それでこの状況とならばつまり……

「僕のこと、認めてくれてないんですね」

そういうのではないと虎徹は言おうとするも、
「もしかして、僕がヒーローやめるって言った時、必死に止めてくれたのは、僕がヒーローやめると自分がやめずらいからだったんですか?」

それもあるかもしれないが、その思いはほんの一部だろう。
虎徹がヒーローをやめようなんて考えていなくとも、バーナビーがヒーローをやめようとしたらばきっと止めたであろうから。
しかし、今のバーナビーはそんな冷静な考えに到達しない。

「今日僕に協力してくれたのは、全部自分がやめるためだったんですね」
「いや違っ」
「最低です…。信じてたのに…」
じゃあこれからも信じてくれよ、バニー……(´・ω・`)

「もう僕に構わず、お好きなタイミングでやめていただいて結構ですから。これからは僕一人でやります」
何を一人で……ってそういうことじゃなくて。
ちょ待てよ!

「賛成しますよ。 あなたとコンビを解消できたら、僕も楽になりますからね」
「おいやめろよ…」
「たまには活躍させてあげなきゃって、けっこう気ぃ遣ったんですから」
「おい」
「引退してくれるなら…ホント、助かりますよ」

画像
――――!

虎徹のビンタがバーナビーに炸裂する。
ついつい手が出てしまった。
でもバニーちゃんが悪いんだからねっ!(*´・ω・`*)

そこでバーナビーは能力を発動する。
まさかそれを使っての壮大な痴話喧嘩をするかと思われたが……

とうっ!

いつぞやと同じく、上方射出で帰っていきました(´・ω・`)




夜。
バーナビーはマーベリックさんに相談する。

マーベリックさんは往年の技術を駆使し流れるような動きで万年筆を胸ポケットへ。

「あの事件は、解決してなかったんです」

バーナビーは打ち明ける。
「父と母を殺した犯人は、ジェイクじゃなかった」

クリームが死に際に言ったことをまず告げ、犯人はウロボロスに属する他の誰かなのだろうと…ウロボロスは想像以上に大きな存在なのだと、自分の考えを述べる。
しかし、その話のもととなったのはクリームの言葉。それだけでは犯罪者の言葉を鵜呑みにしたと判断されてしまうところだが、最も最大の根拠は彼の記憶にある。

「ジェイクにはなかったんです! 犯人の右手にあるはずのウロボロスのタトゥーが!」

それだけではない。
ジェイクが犯人ではないとわかってから、バーナビーの記憶も滅茶苦茶になり……

取り乱し気味のバーナビーにマーベリックさんは少し落ち着くようにと言い、彼に一杯差しだす。
ふむ……。胸ポケットにあったはずのものがなくなっているが……それもマーベリックさんの往年の技術の賜物か。

「クリームの話だが、他にそれを聞いた人間は?」

この件は慎重に扱った方が賢明だろうというマーベリックさんに、バーナビーは虎徹も聞いていたことを打ち明ける。
そんなところで電話がかかってくる。
相手はサマンサ。今はちょいと取り込み中だから、あとでかけ直すということを伝えようとしたところで、

「思い出したんです、あの事件の日のこと」
もなこ(´・ω・`)



虎徹はいつもの店へとやってきた。
今日は車置いてっていいことを確認し、焼酎お湯割りを頼む。

そこで、HERO TVのインタビュー映像が放送される。
バーナビーが目標にしているヒーローは誰か。その問いに、彼は特にいないと答えていた。

「でも一人だけ、どうしても敵わない人がいます」
ふむ……

「不器用でメチャクチャですけど、どんな時も自分の仕事にプライドを持って全力でぶつかっていく人です」
やー、照れるなー(*´・ω・`*)
あ、ボクヒーローじゃないや(´・ω・`)

「僕も、その人に認めてもらえるように、もっと成長していかないと。まあ、全然目標にはしていないんですけど」
誰かはヒ・ミ・チュ(*´・ω・`*)

しかし、虎徹はバーナビーが言っていたこと……
『僕のこと、認めてくれてないんですね』
それを思い出す。

「やっぱ…車いいわ」

焼酎を飲まず、虎徹は店を後にする。



サマンサは昨日バーナビーに言われてから気になって荷物を整理したら、写真が出てきたという。
それは事件があった日に撮った写真だが……

「どういうことですか、これ……?」

そこには驚くべきものが写っていた。

「私もよくわからないんです。でも、写真が出てきてから、こちらが本当だったような気がして」

自分でもよくわからない。それはバーナビーと同じ状況と言えるか。
落ち着いたらこちらから連絡をすると言い、バーナビーは電話を切る。

「何かあったのかね?」
……(´・ω・`)

「…僕はあの日、マーベリックさんとクリスマスツリーを見に公園に行ったんですよね…?」
「21年前のあの日、私は君と一緒にクリスマスツリーを見た。それも忘れてしまったのかね?」

いや、忘れていない。だけど……!
バーナビーの隣には……
画像
サマンサがいた。

「違う……! あなたじゃない」
バーナビーは思い出した。

「あの日、僕と一緒にいたのはあなたじゃなかった!」

今は記憶がはっきりしている。サマンサおばさんと撮った写真を見て。

先ほどの電話で、サマンサは事件の日の写真を見せた。そこには、ツリーの前で仲良く手を繋ぐバーナビーとサマンサが写っていた。
1957年12月24日。間違いなく、21年前のあの日である。

マーベリックさんは何故嘘をついていたのか……
「本当はあの日、あなたは何をしていたんですか!」
「……なんて目をしているんだ」

マーベリックさんは打ち明け始める。

「幼い君の能力に惹かれ、ヒーローにしない手はないと考えたんだ。そしてそんな私の期待に、君は充分に応えてくれた」
どういうことか。

「あの時。君を彼らと一緒に始末せず、本当に良かった」
「一緒に……? って、まさか……!」

そのまさかだった。
バーナビーのご両親は、正義感が強く慈しみ深い人間。ヒーローTVが始まった当初、マーベリックさんを唯一支えてくれたのは彼らだった。ヒーロースーツのために特殊合金を開発し提供してくれたが、TV局側の尽力の甲斐もなく視聴率は低迷。それはNEXTへの偏見が世間に色濃く残っていたからだった。そこでマーベリックさんは、ヒーロー業界を活性化させ番組の視聴率を上げるためにある計画を思いついた。派手な犯罪を起こし逮捕劇を盛り上げる。そのために彼はある組織と手を組み、故意に犯罪を起こさせた。

「それが……ウロボロス…?」

計画は順調に運び、番組が軌道に乗り始めた頃、バーナビーのご両親に呼び出された。

「あのクリスマスイブの日に」

犯罪者のために開発したわけではないと言うバーナビーのご両親。彼らは、マーベリックさんが組織と手を組み、技術を武器に流用したことを嗅ぎつけた。そして全てを公表し罪を償うようにと迫った。その結果――

「君の両親は賢すぎたんだよ。そして青臭すぎた」

銃声が二発鳴り、そこから先はバーナビーが見た光景へ……

「そんな…嘘だ…。だって、僕の記憶の中の犯人はあなたじゃなかった!」
「君には話していなかったね。私は、人に新たな記憶を植え付けることができるんだ」

そう。NEXT。

「しかし、些細な矛盾が生まれただけで、植え付けた記憶が剥がれてしまうようだ。いかんいかん」

全部、マーベリックさんが……アルバートが仕組んだこと。
しかしそれ以上知ったところで仕方ないと彼は言う。

「君はまた、記憶を失うことになるのだから」
画像

逃げなければ。
しかし、バーナビーは足元がふらつき立っていられなくなる。
それは、さきほどアルバートに出された飲み物を飲んだから。万年筆に仕組まれた薬入りのそれを……

「もう一度。君にプレゼントしよう」

あの冬の日の温もり。
悪い意味でのそれを、再びバーナビーの脳内に……

「おやすみ。バーナビー」


TIGER&BUNNY バーナビー ラバーキーホルダー
コスパ
2011-09-25

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by TIGER&BUNNY バーナビー ラバーキーホルダー の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

Tiger
Excerpt: 第19話 There's no way out.(袋の鼠) 公式サイトから 両親
Weblog: ぬる~くまったりと
Tracked: 2011-08-10 18:13

TIGER&BUNNY第19話(8.9)
Excerpt: 「あの日、僕と一緒にいたのはあなたじゃなかった。 はっきり思い出したんです、サマンサおばさんと撮った写真を見て。 なぜ21年前のあの日、 僕とクリスマスツリーを観に行ったと嘘をついたんですか? 本当は..
Weblog: まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)
Tracked: 2011-08-12 03:32

◎TIGER&BUNNY#19There'snowayout.(袋の鼠)
Excerpt: タイガーはバニーにチャーハンを持ってくる。バニーは犯人の顔が次々変わっていった。コテツさんの顔もでてきた。タイガーが事件のときの行動をたどってみないかという。まず、スケ...
Weblog: ぺろぺろキャンディー
Tracked: 2011-11-17 19:35