怖い思いもした彼女。
「でも、アルマさんが助けに来て下さると信じてましたから」
照れ。
「まあ……とりあえず」
とりあえず……ね(´・ω・`)
研美グループの過去10年分の事業報告書を見てみる。
しかし、提出されたそれらは型通りの情報ばかり。独自に調査する必要があるとことで、そちらは鏡のルートを使うことに。
ルリは接着剤がはみ出ている鬼瓦とともにある場所へと向かう。
鏡からではなく、ルリ自身が説明すると。
「私が決めたことだから」
アルマは自宅にて湿った洗濯物を取りこんでいた。
そこへルリがやってくる。
アルマは慌てて洗濯物を排除しておもてなし。話を聞く。
ルリは契約書を差し出す。
これまではアルマの意思を無視していたからとそれを出したのだが……
「何? 俺が死んだらいくら払うとかそういうこと?」
「違います!」
「じゃあ何だよ!?」
そう熱くなりなさんな(´・ω・`)
このままでは話が進まないから……
「とりあえず預かる」
「とりあえず戦ってほしくありません!」
「何だよそれ!」
やかんうるさいからとりあえず火を止めよ(´・ω・`)
「そんなに信用ないんだな」
アルマはとりあえず頭を冷やしてくることに。
「やっぱり契約なんて野暮だオニ」
「アルマさんを繋ぎとめるには、他に方法が…」
「ルリがハグしてお願いすれば、大抵の男はイチコロオニ」
大抵の男は、ね(´・ω・`)
まったく世話が焼ける……というところで、
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|ミ|
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鬼瓦は閃く。
そして接着が不十分だったか、もう一度割れる。
家の裏の川で水切りをしながら、アルマはナイトとルリが言っていたことを思い浮かべていた。
戦う理由が必要なのかと考えていたところ、ルリが慌てて……!
ガムテープ巻き巻きでなんとか鬼瓦復活。ほっと胸をなでおろすが……
「ダメオニ!」
と、鬼瓦。
修理が必要なため、材料となる石を探してほしいとのことだった。
アルマは仕方なしに裏の河原へ……
「その辺のじゃダメオニ!」
ならばと、ルリは宝石を見せる。
それに惹かれた鬼瓦だが、我慢。
「真心のこもった石じゃないと、私のガラスハートは真っ二つのままオニ」
あまり乗り気ではないアルマ。それに連動して、ルリもしょぼーん(´・ω・`)
ルリ一人で鬼瓦の出身地の鎌倉に行かせるのは心配だと言う鬼瓦の言葉を聞き、
「行く」
と、アルマは態度を改める。
それはそれとして、真心のこもった石とは……?
「もちろん、男と女がアレでそれで、LOVEしてできた結晶で、あは、あは」
チーン(´・ω・`)
さすがに高度だった。
まあとりあえず、石を手に入れるためには、二人がお手てを繋いでなければいけないということだ。
当日。
「お待たせしました」
普段とは違う、デートっぽい格好をしてきたルリ。
それはメイドの皆が見繕ってくれたのだという。さすがはメイド隊だわさ。
電車に乗るのだから、切符を買う。その際に小銭を落とすところからして、ルリはそれの扱いに慣れていないのがよくわかる。改札にも引っかかり、まさにお嬢様といった感じだ(´・ω・`)
電車待ちの二人はどこかぎこちない。鬼瓦が言った言葉を考えてみればそれも仕方のないことかもしれないが、どこか認識の違いがあるよう。
ルリはアルマに訊こうとする……が、訊けない。どうして来てくれたのかというそれだけのことも……
鏡は知り合いに会う。
それは研美の件に関してだが……
「研美グループには手を出すな。消されるぞ」
近くでは怪しい男が様子を窺っていた……
アルマとルリは鎌倉へとやってくる。
目的があって来たとはいえ、ちょっぴりくらい寄り道もいいだろう。ルリは目についた江ノ電ストラップを手に取りアルマに声をかけるが、彼はもうおらず。無言で先へと歩いて行っていた。
少しして気付き、彼は慌てて戻って無事合流する。
「とりあえず、無事で良かった」
とりあえず……ね(´・ω・`)
アルマは手を差し出すも、
「大丈夫です。もうよそ見しませんから」
すれ違いばかり……
二人は目的の場所へとやってくる。
大仏殿がもともとあったというそこにいる鬼瓦の兄弟。勇ましい顔つきをしたそれをちょいと削らせてもらい、石を手に入れる。
その際……ちょっぴり手を繋いで、ちょっぴり照れて。ようやく石を手にする。
鬼瓦に電話をして……
「で、ぼちぼちチューでもしたオニ?」
「…! してません!」
「怒鳴るな。ひびに響くオニ」
石を手に入れたことを鬼瓦に報告するも、二人の真心に石は反応するとのことで、まだ任務完遂とは言えないようだった。
「とりあえず、飯食う?」
二人がやってきたのは一閑人というラーメン屋。
即決したアルマに対して……
「アルマさんと同じで」
その結果、特盛りトロチャーシューが出てきました(´・ω・`)
アルマに倣い、割り箸を割ろうとするルリだが……それすら満足にできず(´・ω・`)
なんだかイマイチな雰囲気に、アルマは言う。
「とりあえず、言いたいことあるなら言って。言ってくれないとわからないよ」
ルリは箸を置く。
そして昨日の契約の話に触れ、どうして今日来てくれたのかということに。
「嫌だったら来ない」
悪石と戦うことは……
「訊くまでもないだろ」
とりあえず……?
「そんなこと」
「言ってます! とりあえずって、アルマさんはいつもいつも…!」
そこで初めてアルマは気付く。
「言ってる?」
ええ。そりゃあもう(´・ω・`)
アルマはルリが解釈している意味ではないことを説明する。嫌々ではない。助けたいとちゃんと思っているのだと。
先ほど彼自身が言っていた。言いたいことあるなら言ってくれないとわからない。それが今ここで示された。
ルリはほっと安堵の涙を流す。
こんな些細な言葉で、不安を払拭することができるのだ。
食後、店主にお礼を言うと……
「これかい?」
小指をくいくい、とな。
ルリはそれの意味を知らない。だからアルマに言われなければわからないのだが……
「と、友達って意味」
ふむ……(´・ω・`)
二人は手を繋ぐ。が、石は光らない。
しばらくは様子見。そのついでに二人は歩くことに。
アルマが向かうのは、ここで住んでいた頃……小学校上がる前にお世話になったところ。
そして覚えがある踏切付近。そこでアルマは電車と競争。
子供時代を思い出すのも悪くない……そんな彼に、ちょっとだけ……(*´・ω・`*)
もっとアルマのことを知りたい。
彼は過去を話す。
アルマはここに引っ越してきてすぐ、友達ができた。
お互い名前を知らなくても、それで充分。それでいいのだ。
毎日が楽しかった。しかし、アルマは友達が突き飛ばされたのを見て、許せなくて……
力を使ってしまった。
その度に引っ越し、いつも友達をなくしていた。
当然悲しくて、泣いてしまう。そんな彼に母は言う。
「背筋伸ばしてしゃんと立ってな。お前自身がしっかりしていれば、大切な人との絆は壊れない」
アルマはその頃と変わらない。
思い出の場所に、今彼は立っている。
夕方になっても、結局石は光らなかったけど……帰ろうかと、二人の手は離れる。
ルリは意を決して、かつてアルマに会ったことがあることを打ち明ける。
建設途中の高校でのこと。それはアルマには覚えのないことだけど……ルリが覚えている限り、二人の絆は繋がっているのだ。
海は夕方にも関わらず賑わっていた。
それはずっと遊泳禁止であったため。横須賀で起こったことが影響していたが……逆に言うと、この光景はアルマが守ったものである。
茜色に染まる海に、ルリは走っていく。
ちょっと冷たいけど気持ちいい。そこに入ったルリは、貝殻か何かを踏んでちょっと怪我をしてしまう。
アルマはそんな彼女をお姫様だっこ。
やん……(*´・ω・`*)
夜。
売れ残りで貰った線香花火を二人してやる。
小さいけどとっても綺麗だ……
ルリの持つそれは先に消えそうになってしまうが……
「俺のやる」
やん……(*´・ω・`*)
「いつもと逆ですね。とりあえず受け取った」
「それやめるよ」
アルマは言う。
「とりあえずじゃなくて、君の意思を受け取る」
やん……(*´・ω・`*)
「俺一人じゃ何もできないけど、君と一緒なら」
「はい!」
『君のお陰で、壊しても守れるものもあるって知ったから』
帰宅した二人をメイド隊が迎える。
どこまでいったのかと興味津々の彼女ら。
江ノ島までです(´・ω・`)
追加して、ルリは今日得た知識をさっそく披露する。
「私、アルマさんのコレなんです」
キャー!(*>ω<*)
かしましい中、鬼瓦がやってくる。
すっかり元通りになっている彼を見て、ようやく騙されたことに気付いた二人。
「でも愛の結晶はほら。そこに」
繋いだ手に。
「鎌倉デート、お楽しみいただけたオニ?」
ナイスプロデュース。
ルリも笑顔で満足げ(*^ω^*)
今回は決定的な証拠を掴めなかったが、研美に関して今後も深く追うと、鏡はルリに約束する。
藍羽財団が嗅ぎまわっていることはすぐに研美に報告が入る。彼らは突き止めるであろうことも。
その時はその時。
どうなるか……
この記事へのコメント
あるるかん
ピッコロ
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画12の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございます。よろしければご覧になって下さいませ。
評価企画12の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5322.html
そして、今回も「今期終了アニメ(6月終了アニメ)を評価してみないかい?13」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5324.html
なお、今回も企画の発動が大変遅くなり申し訳ございません。最終的な締め切りは9月30日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
本隆侍照久
アルマとルリの身長差が際立った回でしたね。アルマはデカイとわかってはいましたが、いつにも増してデカかった印象です。昔の彼しか知らない者ならば驚くのが当然といったところでしょう。(そのシーンがまた特に大きく感じられました)
七花ととがめも差がありましたかね。個人的にはあまりそんな印象がないですが、今回のアルマとルリは最初かみ合わなかったからこそ、見た目の差も感じられたのかもしれません。そういった意味では、今後彼ら二人がどうなろうと大丈夫なのではないかと思います。身長的に凸凹であっても、凸と凹はうまくはまるのではないでしょうか。何のたとえかは想像にお任せしますw
本隆侍照久
集計お疲れ様です。
今回の評価企画におきましても、時間ができましたら記事を作成したいと思っております。
その時はまた集計が大変かもしれませんが、どうぞよろしくお願いします^^