お手伝い好きな彼女はよく働くため、お客さんにも評判だとのこと。
「さっきも、どうして小学生が働いてるの?とか訊かれたもん」
それはあなたのことです(´・ω・`)
でも本当になずなはよく働いている。バイト代も出ないというのに。
一方、給料をもらってるはずの山田はゴミ捨てや卓の片づけを忘れてばかり。それらをなずながフォローするというパターンが既に出来上がってしまっている。
なずながまひるに話しかけているところで宗太がなずなにそろそろ塾の時間だと言い近付いてしまい……で、まひるに殴られてしまうというのは歴史あるパターン(´・ω・`)
それを見て、なずなは考える。まひるは殴るのが好きで、宗太はまひるに殴られるのが好きなのだと。
※なずなの勘違いです。
なずなは塾へと向かう。その前に彼女は一言。
「伊波さんと頑張ってね!」
殴られないように頑張れということだろうか。そんなことを思いながら店に戻ると、そこには酔って泣く梢がおり、まひるが絡まれていた。
だから宗太が言ってやる。梢には構わなくていいと。客と思わなくていいと。
「俺もそれが姉だと思わないようにしてますから」
宗太の気持ちはよくわかる(´・ω・`)
小鳥遊家の朝。
梢は酔ってソファで寝ており、朝食の席には一枝、宗太、なずなが揃う。そこに遅れて泉が這ってやってくる。
一枝はなずながまた宗太のバイト先に行ったことに触れ、あまり邪魔はしないようにと言う。その短い会話が終わったところでようやく泉が息切れしながら席につき、同タイミングで宗太はごちそうさま。
泉もなずなに宗太のバイト先について訊く。姉として、いじめられたりしてないかと心配して訊くが、そんな心配は御無用。むしろ仲良しの女の人がいるとなずなが答えると、泉は顔面蒼白。何を思っているのだろうか。
なずなはちょっと小さいけどと前置きをしてその証拠写真を見せる。その写真の奥には本当に小さく宗太がまひるに殴られる場面が写されていたのだが、泉は手前側に注目。別の意味で小さなぽぷらのことだと勘違いし、そのまま話は進行して行く。
仲良しということはつまり、この子と付き合っているということだろうか。そう思うのが自然だが、なずなは特別な関係の人みたいだと言う。泉的に気になってしまうところか。
部屋に戻り、泉は宗太に彼女(のようなもの)ができたことをかなり気にしていた。それはその子に構って自分の世話がおざなりになってしまうと予想されるため。近いうちに宗太に捨てられるかもしれないことを想像し、不安は募る。来週が原稿の締切だというのに、悲しくて仕事の手は進まない……
いつものように家事を済ませていた宗太。
次は泉の部屋の掃除というところで、その部屋の前では一枝がある紙を見ていた。
それを取って見ると、こう書かれてあった。
『書けないので旅に出ます。 さようなら いずみ』
ビックリなところであったが、一枝は冷静。気を引こうとして大げさに書いているのだろうから気分転換が済んだら勝手に帰ってくると言う。
「ところで宗太…。……110番って、何番だっけ……?」
落ち着いてください(´・ω・`)
泉の体力であればそう遠くまで行けてないだろう。とことで、宗太はその辺を捜しに外へ出る事に。
コンビニ。
そこで買い物を済ませたまひるは、そこでプリチーな猫と戯れる美人さん……泉を発見する。
そのまま去って行こうとするも……
「ニャンコ重い……。もうダメ、疲れた。死ぬ……」
「えー!?」
そら驚くさね(´・ω・`)
御親切に、泉の頭に乗ったプリチーな仔猫をどけてあげるまひる。
まひるが高校2年であることを知った泉は、青春を羨み、恋バナ、ネタを求める……
二人は話をすることに。
泉が小説家だと知り興味を抱くまひる。彼女に反射的にネタを求めてしまったことを詫びつつ、泉はスランプに陥っていることを打ち明けションボリ。その理由を聞いてもらうことに。
「弟に彼女が……」
あらら(´・ω・`)
まひるはそれがどんな弟さんなのかを訊く。
頭良くて、優しくて、丈夫で、ご飯作ってくれて、部屋掃除してくれて、お洗濯してくれて……
『大変だな、弟さん』
彼女ができたら見捨てられちゃうと嘆く泉だが、そんなことないとまひるは言う。
これだけしっかりしているのだから、今まで通りお世話してくれるだろうと考えるのは自然。だが……
「彼女も一緒に面倒みてくれるかしら」
それはどうだろうか(´・ω・`)
そう思えるところであったが、今この状況ではそれも保証せねばなるまい。
「絶対見ます!」
あら(*´・ω・`*)
おしゃべりしたことで気が晴れた泉はそろそろ帰ろうと考えるも、ふらふら~
小鳥遊家では一枝が落ち着きなくうろうろとしていた。突然唸ったりもしていて、
「なんか知らんけど面白いからしばらく見てよ」
酷いけど気持ちはわからなくもないという(´・ω・`)
まひるは泉をタクシーまで送り届け別れる。
間もなく駆け付けた宗太に、まひるは今さっきの話をする。
通りすがりの小説家に会ったとのことで、宗太はそれが泉のことであるとすぐに悟ったことだろう。
泉は無事帰宅。
特に何事もなかったようで何よりだ。
翌日。
ワグナリアにて、まひるは昨日小説家のお姉さんと会ったことを話す。
「それは山田の姉にしたい」
そんな話をしていたところで、杏子に電話がかかってくる。
それは宗太からの連絡で、姉が筋肉痛のため今日は仕事を休むとのことだった。
どんな理由や(´・ω・`)
もちろん、その姉というのは泉のこと。
昨日はゴキゲンだったのに、今は筋肉痛で苦しんでいた。
でも翌朝にそれがくるのはまだ若い証拠。辛うじて救われたところか。
宗太が休みなのはワグナリア的に苦しい。八千代も休みだし、ぽぷらもシフトに入っていないというこの状況。
「ご安心を。小鳥遊さんがいなくてもどんとこいです」
「伊波。しっかりやれよ」
「ヒドイ!」
そんなもん(´・ω・`)
宗太が休みであることは、電話でキッチンにも伝えられる。
「誰と話してたんだ?」
「伊波さん」
仲がいいんだか悪いんだか(´・ω・`)
ぽぷらがヘルプでやってくるまでまだ時間がかかる。それまではなんとかまひるが頑張らなくては。
平日だしお客さんは少ないだろうが、こういう時に限って……ね。
男性客が来たら完璧に応対すると言う山田であったが、
「そもそも山田さん、伝票打てたっけ?」
……(´・ω・`)
そんなところでお客様がご来店。と思いきや、やってきたのはなずなであった。
とことで、彼女に手伝ってもらうことに。
なずなは大きなゴミを一生懸命に運ぶ。こういった力仕事はまひるに任せてもいいところだろうが、なずなはいいと言う。
「私今、体を鍛えてますから。伊波さんみたいに、なりたくて」
ならなくていいよ(´・ω・`)
なんか照れちゃうまひるだが、冷静に考えてみる。
「あれ? 私みたいになりたくて、体を鍛えるってどういうこと?」
そういうこと(´・ω・`)
山田はなずなの存在を煩わしく思っていた。
だいたい新人なのになんで研修バッヂを付けていないのかと言う。山田はまだ付けているのに。
ま、雇われているわけではないし、山田にまだ付いているのは個人の責任といったところでしょうね(´・ω・`)
山田はなずなを追いだしてやろうと考えるも、やめた方がよかろうに。
間もなく、伝票の紙ロールがもうレジにないとのことで、なずなはそれを取りに倉庫にやってくる。
博臣がそれを渡したところで、山田は負のオーラをなずなに向ける。
『今に目に物見せてやりますよ。小娘が……!』
なずなが山田に目を向けると、山田は博臣の背後にスーッと隠れる。
『おお、大娘が……』
無事にぽぷらもやってきて、お兄さんの代理で来たなずなに感心の意を向ける。
それもあって、山田はなずなに接近。
「山田の代わりに掃除しなさい」
なずなはそれに素直に従う。
終わったらば、山田は自分の代わりに片付けを命じる。
それを見ていた潤は、山田の頭をチョップでコン。
「佐藤さん! 小鳥遊さんの妹は贔屓ですか!?」
「誰が見てもお前が悪い」
うむ(´・ω・`)
ぽぷらは気を悪くしないでとフォロー。なずなが仕事のできる子であるため、山田はそれに嫉妬してしまったのであろうと気付いていた。
「教えてくれてありがとう。優しいなぁ、ぽぷらお姉ちゃん」
その言葉、お姉ちゃんという響きにぽぷらの顔も緩んでしまう(*´ω`*)
『山田は、絶対勝てないな』
うむ(´・ω・`)
なずなは破損して廃棄する予定だったものをあさり、破損が少ないお皿を用意する。
そして……
パリーン!
お皿を割ってしまったー。とことで、なずなは山田に助けを求める。
割り慣れてる山田はその処理手順を教える。
「わー。ありがとうございます。助かります。 やっぱり、先輩は頼りになるなぁ」
(*´・ω・`*)
その言葉に、山田も上機嫌になり、山田先輩は嬉しそうになずなに教える。
二人が仲良くなったことに、ぽぷらも嬉しげ。
「優しくて可愛い先輩とお姉ちゃんがいて、ここで働くのが、楽しいです」
扱いをよくわかっていらっしゃる。
なずなの言葉にうっとりとするぽぷらと山田の頭を、なずなはなでなで。
なんだこれ(´・ω・`)
なずなは小鳥遊家に帰宅する。
そこでなずなは兄に言う。
「どんな人でも、先輩は立てないといけない。社会の暗黙のルールだね」
なずなはまた一つ大人の階段をのぼった。ハイペースだ。
泉は宗太と付き合ってる子が今日も来ていたかとなずなに訊き、どんな感じの子なのかも訊く。
おとなしくていい人だという答えが返ってくるも、泉は歳の差を指摘。が、宗太が16でまひるが17(一応ぽぷらも同じ)だから問題あるまい。
「たいしたことないんじゃないかな」
『そうなの!? 今の子って、そういうものなの!?』
そんなところで、梢が帰ってくる。
のたれ死ぬ泉は梢にも宗太の彼女のことを訊く。梢はまだ彼女って感じではないと答えつつも、面白いから何としても付き合わせると言う。
そんな梢に泉は言う。
「ちっちゃすぎやしないかしら」
梢は頭の中で、まひるのちっちゃい部分……胸に注目。それで反対するのは可哀相だと言う。
確かにね(´・ω・`)
「何より、育てがいがあるってもんじゃない!」
育てるの?(´・ω・`)
そんなところで宗太がやってきて、梢は夕飯の席へ向かう。泉は宗太に言う。
「ちっちゃいものが好きなのはうちの家系のことだからいろいろわかるけど……、ちっちゃいからって何でもいいものじゃないと思うの。いくらちっちゃくて可愛くても、ダメなものはダメだと思うし」
「ちっちゃいものの悪口を言うな!」
正論だったのにね(´・ω・`)
泉は力尽きて倒れてしまう。
久々にたくさん喋って活動したから体力が尽きた。そんな彼女を、宗太は夕飯の席へと運ぶ。
こんな優しい宗太に一生介護してもらうためにも、ロリコン犯罪者になんてさせない。泉はそのためになんとかしてみせると決意するのであった……
※体力がついたら。
そのためにも……
「私……」
朝、なずなはランドセルを背負って小学校へと向かう。
しばらくしたら一枝も出勤。
宗太や梢らもいなくなり、日中は暗い部屋で泉一人となる。
夕方にはなずなや宗太が帰ってきて、晩御飯作りへ。
他の家族も帰ってきて、それぞれ平和な夜の一時をエンジョイ。そしてやがて御飯の時間に。
「私…………………………体鍛えようと思うの」
「「「「今日の活動それだけ!?」」」」
鍛えられるのはいつの日になることやら(´・ω・`)
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