ギルティクラウン phase 15『告白:sacrifice』

痛いの痛いの飛んでけ~(´・ω・`)

祭は言葉の力を操るヴォイド……じゃなくて、癒しのヴォイドで、人の怪我だけでなく物まで直して活躍していた。
彼女と比べれば役に立たないヴォイドの持ち主も多数いることだろう。しかし集は、大事なのはヴォイドの強弱じゃなくて皆のために働くことだと言い、優しき激励の言葉をくれる。
ふむ……(´・ω・`)



集は一通りヴォイドの調査こそおこなったものの、谷尋の言うヴォイドランクの提案を集は受け入れられなかった。皆を嫌な気分にしながらやる管理なんてうまくいくと思えなかったから。と言っても、現段階でまったく問題ないわけでもないのだが。
レッドラインも日々刻々と前進してきており、状況は好転などしていない。だからこそ自分たちがしっかりしなければと彼は考えていた。

ワクチンや武器弾薬の確保やバリケードの設営など、予定の半分も進んでおらず。
だからランク制をしけと言う谷尋。上下関係を徹底すれば人は倍働くと。

「そんなの受け入れられるわけないよ。ヴォイドで差別するなんて」
「差別じゃない。区別だ」
それどこのカラレス総督(´・ω・`)

谷尋の主張は詭弁であり、された側が差別だと思ったらそれまでである。集は嘆き、その考えはもっともと言えよう。
でも気分の問題以前にやらなければならないことがある。その達成にランク制が必要であるならば、綺麗事など言ってはいられないだろう。

「同情は毒にしかならない」

それは涯が言っていたことだという。
確かに、皆を思えばこそ覇道を選ぶべきなのかもしれない。たとえそれで集が嫌われることになったとしても。

「集はどうしたいの?」

以前にも訊いたことがあるいのりんの問い。それに集の答えは出ているはずなのだが……



綾瀬と祭とツグミ。お待ちかねの入浴タイム(*´ω`*)

祭は集といのりんがどうなっているかを綾瀬に訊く。何故彼女が訊かれるのかは疑問だ。
祭はさっきドキッとしたのだと言う。

「集は、ランク制反対だと思ってたのに」

しかし、実際は迷いがあった。そしてそれをいのりんは見抜いていた。

祭は集が会長になって嬉しかった。彼なら優しい王様になれるから。
確かにここは集の王国、ある意味でパラダイスとも言えよう。でもそんなからかいはしてやりなさんな(´・ω・`)
だからここは率直に、

「ユー。告っちゃいなよ」
やん(*´・ω・`*)

でもこのご時世、言ったもん勝ちというのはあるだろう。それに対してフラグという大きなリスクが付きまといそうな気はするが……



颯太はランク制のことを聞き、区別じゃなくて差別だと言う。

「見損なったぜ集! そんなヒデェシステムを採用するなんて!」

いやしないよ(´・ω・`)
と言う集に対し、颯太はすぐに謝る。しかも土下座。でもそこまでしなくていいから……結局は握手で和解。
“ごめんなさい”より“ありがとう”の精神に則っていて、実にいいじゃないか。

それはそれとして、いっちょ吠えてみようかと颯太。

「こういう時は一緒に大声を出すと、友情が深まるんだ」

青春ってやつ。
痛くてもいいものだ……。

「いのりちゃん好きだー!」

いやそれは違くね?(´・ω・`)
それと便座カバー(´・ω・`)

ま、恋愛も青春の一部だから、とことんなまでに青春しているということでいいのかもしれない。

二人は思いの丈を叫びスッキリ。
それにより、集の中でヴォイドランク制反対という答えがしっかりと出たため、彼はそれを報告に向かう。
しかしそのことを話せるような雰囲気ではなく、谷尋らはワクチンが足りないという問題に直面しているようだった。

ワクチンは集に優先的に。それが皆を守るための最良の判断であり、それと同時にここでランク分けの意味も出てくる。
ヴォイドのランク順に従い、不平等にワクチンを配るのだと谷尋は言う。最低のFランクに颯太がいようと、一切の躊躇いなく。
生き残るために必要なことだとわかっていても、それはあまりに残酷だ。それに最終判断が集に委ねられるのもあまりに酷。なんてこったですよ……



ヴォイドランクをまとめたその資料は、生徒会室を掃除した一般資料の手にも渡っていた。
最低ランクである彼らはヴォイドランク制が密かに施行されているであろうことに危機感を感じ、颯太を中心に集のもとに確認に行く。

集自身答えが出たはずであったのだが、ワクチンが足りないという喫緊の問題があるためそう簡単は結論を出せず……
そんな集に、颯太は自分たちのヴォイドを出してくれないかと頼んでみる。練習したいのだと。
集が颯太のヴォイドを使った時は本当に役に立った。しかし、颯太がそれを使うと缶詰を開けるのが精いっぱい。だから練習したいのだと、その思いはよくわかる。
皆は自分への危機感を抱いているのも確かだろうが、役に立ちたいという思いも持っているのだ。それを無下にすることなどできまい。



相手はただの学生だが、ダリルはわざわざ出張っていた。
そんな必要はないだろうと考える彼だが、嘘界は先日の件についてダリルが撃たなかったことに言及。彼を煽って使わせる。

そんな嘘界のチェスの相手をしていたのは四分儀であった。

「本当なんだろうな? このゲームに勝ったら、彼に会わせるというのは」
「勝てたら、ですよ」
マオのように心が読めればなぁ……(´・ω・`)



集は英研部室で一人落ち込んでいた。
そこに、祭がやってくる。

集が落ちこんでいたのは、自分が人の顔色ばかり見ているからだという。谷尋の前では谷尋に、颯太の前では颯太に、簡単に靡いてしまう。
そんなことがあったっていいじゃないかと普段なら言えるのだが、今この状況ではそう簡単に言うこともできまい。ましてや集はリーダーなのだから。
そんな酷な役回りである集を、祭は優しく抱いてやる。

「大丈夫。あたし、集のいいところ、いっぱい知ってるよ」

大きな音をたてずそっとする。断言したりしないところなんかも好き。
そんな祭の言葉を聞き逃してなるものかと、集は祭の方を……

「見ないで」

ぎゅっと。
豊満な胸が押しつけられる……(*´・ω・`*)

そんなところで空気を読まず連絡が入る。
花音からの連絡で、颯太たちが学校の外に出たという。ヴォイドを持っている彼らは病院へ向かってワクチンを自力で手に入れようとしていたのだった。

集はそんな彼らの前に行き、バカな真似はよすように言う。

「Fランクだからバカって言いたいのか!?」
いやいや(´・ω・`)

彼らは最初からこうするつもりで集にヴォイドを出させたのだ。それでどれだけのことができるのか、気休み程度でしかないだろうに。

そんなところでアンチボディズが襲いかかってくる。
あっと言う間に囲まれて混乱状態に陥った皆。ヴォイドを使って戦おうにも、それがほぼ無力であることは彼ら自身もわかっているのだ。
だから集は自分が皆を引きつけようと、皆の前に出る。

集が生きていることを知ったダリルはあのちんちくりんも生きているであろう希望を見出す。が、今回はそれは抜きにして集中を高める。


祭は怪我をした女の子の治療をする。
それを終えた彼女を呼び、颯太は外にある壊れた車の修理をさせようとする。
このままでは集も危ない。車があれば逃げられるであろうからと。

その様子は敵を引きつけた集も確認していた。
ダリルもそれに気付き、集はすぐに祭のもとに駆けて逃げるように叫ぶ。しかしダリルの攻撃の方が速く、車は爆発。それに巻き込まれる祭を守ろうと、集は必死に彼女に抱きつく……



谷尋やいのりんらもすぐさま現場に向かっていた。
皆殺しの任務を受けているダリルらは、今度はそちらに対応する……



祭はまだ生きていた。ヴォイドもまだその手にあったが、近くにいる集は倒れて動かなかった。
彼をなんとかできるとしたら……その手にある力を行使するしかないだろう。それも多大なエネルギーを消費して。

『ねぇ、集。優しい王様って絵本、読んだことある…? その王様は、とても優しくてね……みんなにお金をあげたり、土地を譲ったりしていたら…、とうとう……国がなくなってしまったの。 王様はみんなに怒られちゃうんだけど……でも私は……、そんな王様が大好きだった』

幼き頃の祭。
画像

『多分、私の初恋』

その記憶に準えて。

『集はその王様に似てるの…。優しくて、損しちゃうところが……』

祭の姿が上空のアンチボディズから捕捉される。

『私ね……集はきっといい王様になると思うな。 だから……』

ヘリから撃たれ、祭のヴォイドは断たれてしまう。
しかし、集の修復にはなんとか成功したようだった…。

結晶化の止まらない祭は、僅かに残された力で集のもとに這い寄っていく。

『集に……あげ、る…。 私の……――』

伸ばした手は集に届かず。
ヴォイドは消え去っていく――――




集は目を覚ます。
そして、傍らにいる祭に気付く。
もはや取り返しのつかないことになっている彼女に。

間もなく、彼女の全身は結晶で覆われ、そして儚くも砕け散っていく……
声にもならない叫びをあげる集。その思いはどこに行き着くか……




いのりんの前に集がやってくる。
その目は虚ろで、いのりんの抵抗を気にもせず、彼は無理矢理ヴォイドを取り出す。

今の集にはダリルも雑魚同然。彼の操るエンドレイヴをあっさりと斬り倒し、集はあっという間に今の状況を打開する。

いつもの集とはとても思えない状況を見て驚く皆に、谷尋は自分が見た事実を……祭の末路を教える。




事が終わり。
颯太は自分がしでかしてしまったことを集に謝る。謝ったってどうにもならないことはわかっていても、それしかできないから。

颯太は集のことも考えて皆で逃げられるようにあの判断をしたのだ。
最悪を招いてしまったのは結果論、仕方なかったとも言えよう。
しかし、今の集がそんな判断をできるかと言ったら……否。

「お前のせいで祭が死んだ! 生き返らせろ! お前が!生き返らせろ!!」

それを主張するのであれば、まずは集が潤を生き返らせる必要があるだろうが……


谷尋が集を止める。
でも彼の考えはもう止まらない。

「僕が間違っていた…。 優しさになんか……何の意味もない。クズは区別しなくちゃならない……」

いろいろとデジャブな今回の最終仕上げ。

「僕は…、王になる…!」


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