お昼だと思っていた舞台が実は夜で、千早が来るならいて良かったと言う太一ママン。
「ゆっくりしていきなさいな。太一がかるた部とやらでお世話になっているんだもの」
殺気出しすぎですぜ(´・ω・`)
嫌われているであろうことを自覚する千早は、怯えながらリビングのテレビの前に座る……。
その様子を察した太一は、自分の部屋へと千早を誘う。部屋のテレビだとやや小さめになるが、ここで集中できない状態で見るよりはずっとマシだろう。
前は自室に入れてくれなかった太一なのだが、今はそこへと入れさせてくれようとしているのだ。
そんな太一に、千早はドキドキ……
ドキドキ……(´・ω・`)
小学校以来の太一の部屋。
だが、当時とは違いスッキリ。千早にとって新鮮なものだろう。
そんな千早が部屋にいることを改めて実感する太一であったが、そこでママンがやってくる。
「ドアを開けておくのはマナーでしょ。他のお友達が見えられたわよ」
怖し(´・ω・`)
とことで皆が揃い、小さめだという太一の部屋の42型テレビに驚く。それくらいのを部屋に置いてみたいなぁ……(´・ω・`)
皆に飲み物を持っていく太一に、ママンは無理をしているのではないかと指摘する。が、そんなママンに視線を向け、太一は無言で部屋に戻っていく。
クイーン戦が始まる。
とことでカメラは競技者を映すのだが……そこにいたクイーンは若宮は別人のように太っていた。
千早らはそれに驚くが、大江は独り驚きどころが違うよう。若宮が着ている着物に驚き憧れるか。
千早も、関西限定スノー丸大福のポーチ&ハンカチに驚く。
アイスの当たりシール25枚集めると1回応募できるがなかなか当たらないというそれ。要は、若宮は当たるまでアイスを食べたのであろうことが予想できた。
ともかく、若宮はマズイのではないだろうかというところ。前に見た夏の時より10kgは太ってるとあって、持ち前のスピードが出せないのではないだろうか。
実際、午前中にあった一試合目では、若宮が勝利したとは言え5枚差だったという。ダイジェストを見てみても鋭さがなく、対戦相手の山本にもチャンスがあるのではないかと思われる。
山本にとって、ここ近江神宮は去年の恐怖が残っている場でもある。
しかし目の前にいるのは丸まった若宮。体調管理もせずクイーン戦に来るような子供であるとあって、恐怖心は取り払われているようだ。
若宮は素振りをおこなう。
高校選手権の時は一回もおこなわなかったそれをやっていることは、何を意味するか……
若宮の着ている着物は、府議会委員のおばあさまから受け継がれたものだという。
しかし、若宮はそれを重く感じており……過去を思い出す――
若宮ママンが離婚出戻りした時、おばあさまは若宮に習いごとをさせるように厳命した。
とことで、バレエや書道をやってみるも、その独特のセンスを活かすことはできず。
トランプは楽しそうにやっているのだが、将来役に立つものでなければ意味がない……
ある日。
若宮は百人一首を発見した。かわいい絵がたくさんのそれに惹かれた若宮であったが、ママンはそれを許さず。ヒステリーを起こし、かるたを否定する。
しかしおばあさまは冷静だった。かるたが気に入ったのならかるた会に行くかと言ってくれ……――
そして今に至るのだ。
とことで、二試合目。
四字決まり、大山札と、序盤2枚は山本が連取。スロー再生はおもしろいものだ。
この序盤から山本は立ち上がり時間を稼ぐが、それも翠北会としての作戦通り。おそらく若宮は長丁場の試合経験が乏しいだろうとのことで、それで体力を奪おうとの意図。名付けて…………何作戦て…?(´・ω・`)
次の一枚はクイーン若宮が速く。
かと思いきや、まさかの空振り。やはり若宮の太りは悪影響になっているであろうことが感じられた。
それでも若宮の素振りは鋭く、怖さを感じさせる。
そんな折、若宮は重い理由が着物によるものではないことに気付く。
『重いんは着物やない。体や。アイス食べすぎたんや』
今さらながらに気付く若宮。
相手に与えてしまった札に許しを請い、ここからは一層集中を高める……――
若宮はかるたが好きで、休み時間もずっとかるたを見つめていた。
それを気色悪いと感じるいたずらっ子は、それをバラバラにいろんなところに隠してしまう。
男子最悪ー(´・ω・`)
でも若宮は確実にそれら1枚1枚を見つけだし数える。
96、97、98、99……一枚足りない……
皿屋敷のごとく祟りでも起きるのかと思いきや、残りのもう一枚はまるで導かれるように若宮のもとへ。
どうしてかはわからないが、若宮がかるたを好きなように、かるたも若宮を好きなのだ――
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで
得意札の“しの(ぶ)”で、今日一番の速さを見せた若宮。
スローで見ると、狙い札一枚だけを払う正確な取りが見てとれる。それはかつて千早が思っていた、札の端一点を狙う鋭さではない。全部の縁に指がいくように糸が繋がれているのだ……
クイーン若宮は6連取。一気にペースを掴む。
一見して刃物のような鋭さを感じる取りだが、そんなものではない。千早は、若宮が自分と同じようにかるたを大切に思っているのだということを感じ取っていた。
試合は完全に若宮ペース。
だがここになって再び空振りをしてしまう。
が、スローで見てみると、名人戦がおこなわれている方から飛んできた札が若宮に当たったことによりずれてしまったことが見てとれた。
それはつまり、名人戦では凄まじく速い若宮よりももっと速く札が払われたということ。
二回戦は13枚差で若宮が勝利。これで決着がつく。
試合後。
東京から20人も応援に来てくれた。でも差は歴然だった。得意のもめることすらできないほどに。
どうひっくり返っても勝てやしない。その現実を受け、山本は人知れず涙を流す…………つもりであったが、襖一枚を隔てて、仲間たちがバッチリその様子に聴き耳をたてていた。
負けたばかりの山本もどん引きや……(´・ω・`)
でもそんな皆に……先生に対して、山本は両手を揃え頭を下げる。
「もう一度ここに来たい……。ご指導お願いします…!」
若宮は昨年も山本と戦っているのだが、インタビューの様子を察するに、そのことは忘れているようだった。
千早は早速頭を切り替え札を並べようと考えるが、太一らにとってはここからが本番でもある。
とことで、名人戦。
一試合目は5枚差。二試合目は13枚差で周防名人の勝利。その枚数差はクイーン戦と同じなのだが、おそらくわざとなのであろう。
名人戦はこの三試合目で勝負が決する。
周防名人は大学の留年が決まったとのことで、なんだか微妙なお人。だが、千早にとっては若宮よりもこの周防をお手本にすべきとのことだった。
試合が始まる。
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを
二字決まり……であるはずなのだが、周防はそれに一字で手が伸びた。
一字決まりは一般的に7枚であるのだが、名人にとっては違う。28枚もそれに相当する札があるのだとか。
この記事へのコメント
ピッコロ
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画14の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございます。よろしければご覧になって下さいませ。
評価企画14の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5681.html
そして、今回も「今期終了アニメ(12月終了アニメ)を評価してみないかい?15」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5579.html
なお、今回も企画のお誘いが遅くなってすいません。最終的な締め切りは4月6日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
本隆侍照久
こんばんは、いつもお世話になっております<(_ _)>
企画のお誘いありがとうございます。
今回も参加させていただければと思います。またのちほど時間ができましたら記事を作りたいと思っていますので、その時はよろしくお願いいたします<(_ _)>