それを自分たちのエールだと前向きに捉える亜城木だが、さて真実はどうか……
ちなみに、好調なCROWとは裏腹にNATURALは不調。ワンパターンで話が面白くないのだから、仕方がないところか。
平丸の仕事場。
平丸&中井という実に空気の悪い職場。最初はノリで組むことになった二人だが、冷静になってみればいやらしいコンビだ。
蒼樹嬢のことを諦めきれていない中井のために、平丸は吉田氏から女性を紹介してもらうよう勧める。
この空気の悪い職場にガスマスクをつけてやってきた吉田氏は、平丸の時と同じように物で釣って中井をやる気にさせようとする。これは平丸をネガティブにさせる一手でもあり、一石二鳥というわけだ。
服部さんはCROWの頑張りが亜城木の励みになっていると雄二郎に伝える。
もしかしたらこれがエイジの狙いだったのかとほっとする雄二郎だが、実際にそれをエイジに伝えてみても反応薄。やはり違うというのか……
GIRIがアニメ化し、アンケートも3位に浮上。
1位と3位の担当編集である雄二郎は上機嫌だ。
当初は心配していたエイジのわがままも発動されなさそうな予感。が、しかし……
ある日。
エイジは編集部へとやってくる。そして編集長の前に立つ……
真太の仕事場に雄二郎がやってくる。
しかしそのテンションは先日とは違い、物凄く低いものであった。
そこから、エイジが嫌いな漫画を一つ終わらせる権限を行使したであろうことを悟った真太。雄二郎はそれを隠そうとするが、その動揺はわかりすぎるほどにわかりすぎ。いったい何を終わらせようとしたというのか……
福田組召集。
おそらくエイジが終わらせようとする第一候補はNATURALだろうとことで、岩瀬も含めて福田組一同が介する。
ここまではあくまで推測の話であったため、皆で直接エイジのもとへ行って事の詳細を聞くことに。
エイジによると、この話は事実のようであった。
しかし条件付き。10週連続アンケート1位……つまり、あと5週連続で1位をとれば漫画を一つ終わらせる権利が与えられるとのことであった。
そして、その漫画というのは……
“CROW”
やはりと言うべきか。
自分が終わらせたいタイミングで終わらせる……それをやろうとしているというわけだ。
確かにそれは綺麗な形の一つだが、商業誌としてはそうもしたくないだろう。それに何より、亜城木らにしてみればこのまま終わらせてたまるかという気持ちだろう。
だから彼らは、このまま勝ち逃げされないよう……ライバルとして抜きたいという気持ちを前面に出して、勝負宣言をする。しかしエイジも今のCROWに絶対の自信を持っており、だからこそこれから熱いバトルが始まろうとしていた。
5週とは言わずCROW最終話までに誰かがエイジを抜けばCROWをやめない。それで話がまとまり、福田組内での勝負が始まる……!
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