そんなところで、さわ子先生が着ぐるみを返すようにとやってくる。
着ぐるみがあるのは部室の倉庫。取り出してみるが、そこがあまりに汚いとことで、掃除をすることに。
倉庫には私物ばかりとことで、各人が持ち帰ることである程度片づけることができるか。
紬が持ってきた食器には、ベルギー王室で使ってたのと同じものもあり、唯は茫然としてそれを落としてしまう。しかし、そこは律が滑り込みキャッチ。ナイスフォロー。
倉庫には私物以外のものもあり、古いギターも出てくる。
それはさわ子先生のもの。さわ子先生が軽音部だったことを知った梓は、教えてもらうよう頼む。
「ちなみにこれが、学生時代のさわちゃんです」
「やっぱりいいです」
ひどいやw
ギターはもうカビ臭くなっており、さわ子先生には弾く時間もないとことで、売って部費の足しにしてくれと言う。
とことで、早速それを売りに行く。
その道中もらったチラシに載っていた棚を部費で買うことにし、まずはホームセンターへ。
紬はそこの品ぞろえに夢中。さらに、まったく不要なものに興味を持つ唯や律。
梓が呆れてしまうのも仕方のないとこだろう。
目的の棚を購入後、亀を見ていた梓のもとに唯がやってくる。
唯はその亀が気に入ったか。
本来の目的、ギターを売りに。
査定してもらった結果は……
「50万円で買い取らせていただきます」
こら驚きだわw
元はタダで手に入れたような品。それがこうも高額で売れるのだから、気が動転しても仕方のないとこだろう。
「だだだ、だって、ごごご、500万……!」
いくらなんでも澪は動転しすぎだがw
とにかく、このギターが高価であることは間違いなく。無事売ることができた後は、5人で作戦会議。
あまりの高額に気が引ける梓だが、5人で分けたら一人10万という誘惑に陥落。紬以外もそれぞれの欲を想像しダークにw
後日。
だいぶ整頓された部室だが、唯と律の私物はまだ残っている。
しかし、それ以上の問題がある。さわ子先生にギターがいくらで売れたか問われると、皆固くなる。
そんな中で律が答える。
「い、一万円」
嘘だけどw
さわ子先生をこの言葉で騙すことはできても、部費に計上するためには買い取り証明書が必要となる。もちろん、それは持って入るのだが、嘘をついてしまった以上すんなりは見せられないところ。
さわ子先生にそれを渡そうとする律の手は震える。そして熟考した挙句選んだ行動は……
「食べたーー!?」
まさかの行動に外野大盛り上がりw
食えコールの中、律は必死にそれを飲み込もうとする。
しかし……
「出しなさい」
さわ子先生相手にそれは叶わずw
そして結果がこれかw
部費として計上するのは一万だけとこととなるが、その前に唯は最後のお願いを申し出る。
「その札束でほっぺを……ほっぺを殴ってください」
これで幸せを感じられるというのは、今でも充分に幸せな証拠だろう。
さわ子先生は妥協し、最後に一つ好きなものを買っていいと言う。
アンプかエフェクターか……悩めるところか。
そんなところでふと感じた梓の寂しげな表情。欲しいのは後輩かと察した4人。そんなところで、唯はいいことを思いつく。
「新入部員の、トンちゃんだよ~」
「先生に頼んで買ってもらったの。梓ちゃんの後輩よ。よろしくね」
それに対する梓の反応。
「へぇー……」
とてつもなく薄いリアクション。それは梓が欲しそうに見てたと勘違いした唯によるもの。
とはいえ、早とちりであったとしても、皆が自分のことを思ってくれたことは嬉しいとこか。梓は面倒をみることを約束し、新しい仲間の加わった軽音部は新たなスタートをきる。
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