Angel Beats! EPISODE.03『My Song』

教員棟
「…なぜ新曲がバラード?」
ゆりっぺは岩沢に問う。

岩沢は陽動部隊。
一般生徒が妨げになる場合はその場から排除しなければならない。ともなれば、しんみり聴き入るバラードはあまり理想的ではないとこか。


気を取り直して、今回のオペレーション。

「今回のオペレーションは、天使エリア侵入作戦のリベンジをおこなう。決行は三日後」
前回は失敗したようだが、今回はある人物が加わる。

「よろしく」
ゆりっぺの椅子の後ろから現れた男は、高松と同じくメガネをかけた人物。
使い物になるかどうかは、友達がいないであろう野田によって試される。

「3.14159265358979323846264338――――」
まさかの円周率攻撃により、野田は倒れ悶える。

「やめてあげて! その人はアホなんだ!」
「そう。私たちの弱点はアホなこと」
「リーダーが言うなよ」

前回の侵入作戦では、自分たちの頭脳の至らなさを露呈してしまったが、今回は違う。

「今回は、天才ハッカーの名を欲しいままにした彼、ハンドルネーム竹山君を作戦チームに登用。エリアの調査を綿密におこなう」
「今のは本名なのでは?」

「僕のことは、クライストとお呼びください」
残念、その前のゆりっぺの言葉のせいで全然かっこついてないw

天使エリアというのは天使の住処。
それを想像する音無だが、やはりそれは的外れだろうな。

今回の作戦にも、もちろん陽動は必須。
「ガルデモにはいっちょ、派手にやってもらわないとね」
「了解」
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第二連絡橋下
そこで銃の練習をする音無。SSSに溶け込み、いい表情をしてらぁ。
練習を終えた後はkeyコーヒーを飲み、そこで何かを発見する。

学習棟B棟 掲示板
そこに、Girls Dead Monsterのライブ告知ポスターが多数貼られていく。

「これが例の派手な陽動ってやつか」
「おぉ!?」
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貼ってた娘驚き。
しかし、音無だと知ると一安心。何故音無のことを知っているかというと、いつもデカイ斧を持っている先輩から注意を促されていたためだという。先輩って、あのアホか。

今回の作戦は体育館占拠という派手なもの。告知したこともあり邪魔が入る可能性は高いところだが、今回の作戦はそれだけのことをしても人を集める必要があるという。
ちなみに、この告知ポスターを貼る仕事をしていた娘の名は唯。あ、違う、ユイ。
陽動班の下っ端とのことだが、憧れのガルデモのお手伝いをできているので満足なよう。

「私のお気に入りはCrow Song。サビの転調がですね、思いっきりが良くていいんですよ。歌詞もですね、まさに岩沢さんのことを――あとあと、盛り上がるのはですねー、Alchemy! Alchemyは――――」

話が長くなりそうなので帰ろうとする音無の判断は賢明なとこだろう。ガルデモの魅力を話したくなるユイの気持ちもわかるけどね。

「その大好きなガルデモのためにシャキシャキ働けよ!」

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そうすべきことに気付いたユイは再び仕事へと戻る。

もう一本keyコーヒーを買った音無の耳に、ある音が聴こえてくる。その音のする方へと向かう。

学習棟A棟 空き教室
そこではガルデモが練習をしていた。
休憩というところで岩沢は音無に気付き、廊下で少し話をする。
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「すげぇ熱だった…。確かに一般生徒が熱狂的になるのも頷けるよ。思わず聴き入った」
「ありがと」

岩沢は音無に記憶がないことを確認。そして一言。
「そりゃ幸せだ」

岩沢の記憶は、ゆりっぺのものほど酷いものではない。
「好きな歌が歌えなかった。……それだけ」

それは単純なものではあるが、岩沢にとっては過酷なものであっただろう。

岩沢の両親は喧嘩が絶えなかった。
「自分の部屋もなく、その怒鳴り声の中、隅で小さく丸まって、耳をふさいだ。自分の殻に閉じこもるしかなかった。どこにも……休まる場所はなかった」

そんなとき、岩沢は“SAD MACHINE”というバンドに出会う。
そのボーカルは岩沢と同じ恵まれない家庭環境にいて、辛い時期は音楽の世界に逃げ込んでいたという。
岩沢もそれを真似してみた。
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ボーカルが自分の思いを代弁するかのように叫び訴える。孤独な自分たちこそが人間らしいのだと。

「理不尽を叫んで、叩きつけて、破壊してくれた。私を……救い出してくれた」

そして、雨のゴミ捨て場でギターと出会う。

「私は、歌い始めた」
両親に頼らずバイトをしてお金を貯め、レコード会社のオーディションを受け続ける日々が続く。
卒業と同時に家を出て上京し、音楽で生きていくことを決意する。そんな矢先、岩沢は倒れてしまう――――


「次に目覚めたとき……私は言葉を話せなかった」


頭部打撲、脳梗塞による失語症。
原因は両親の喧嘩のとばっちりを受けたこと。
そのまま、岩沢の人生は終わったのだという。

そんな話を終えたところで休憩終了。岩沢は練習へと戻る。


音無は一人思案。
さきほどの岩沢の目は人生の理不尽を呪った目だった。

『彼女にも陰惨な人生がある。誰もミジンコになることを怖れているわけじゃない。ここにいる連中は、全員が神に抗おうとしているんだ。理不尽な人生を受け入れることに……抗おうとしているんだ』



天使は掲示板に貼られたガルデモのライブ告知ポスターを剥がす。
それに反発するのは一般生徒。NPCですらこういう物言いをするとは、ガルデモの人気具合がうかがえる。

「まるで悪役ね」
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天使は何を思うか……



体育館
作戦決行時刻19:00まであと数分。

「オペレーション……スタート!」

ライブ会場に集まった生徒はまだ少なく。
岩沢は大事なギターを特等席に置き、時間がきたとことでライブ開始。

「さあ。派手にやろうぜ!」
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ガルデモのライブが開始したその頃、ゆりっぺ、音無、日向、野田、竹山、松下五段は天使の住処へと侵入。
緊張感漂う中、一人呆れ顔な音無は壁のスイッチを押しライトアップ。

「ただの女子の部屋荒らしじゃねぇかよ! 犯罪じゃねぇか!」

女子寮
コンピュータで制御というのも、ただパソコンが一台あるだけ。そこにかかったパスワードを解析するのが竹山の仕事。


体育館ではライブが盛り上がり人が集まり始める。しかし、まだまだ期待値よりも少ないところ。
そんなライブの序盤でAlchemy。出し惜しみせず飛ばしていく。
その効果もあり、一気に生徒が集まってくる。舞台袖の遊佐もノッてしまうほどライブは盛り上がる。
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そんなところで、ライブを止めようとする教師と天使が現れる。

『現れやがった。皆、もっと盛り上がってくれ。……いや、そうさせるのは誰でもない。私たちの力なんだ!


竹山はパスワードの解析に成功。
データを全て移すことは時間的に不可能とことで、怪しいデータを見ることに。
表示されたのは学生リスト。

小沢俊司
加山修三
河島莉那
甲本仁志
斉藤和美
坂本茂
佐川吉成
桜井加世
沢田陽一
椎名枝里
竹下登
武光桃子
多田香苗
立花和伸
玉城昌也
田森和弥
寺尾聡乃
時田慎太郎
富田洋介
七尾多美
西島優希etc


NPCだけでなくゆりっぺたちも混ざっているというそのリストは何を示しているか……


そんなところで、陽動班が取り押さえられたという報告が入る。
取り押さえられた岩沢たちは、教師から楽器を没収されることに。

「これは捨てても構わないな?」

そう言う教師が手にしたのは、岩沢が特等席に置いたギター。

「触るな」
「あん?」
「それに……それに、触るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

教師を振りほどき、岩沢はギターを奪取する。
その隙にひさ子も教師を振りほどき、舞台袖へと駆ける。

ギターを手にした岩沢は、そこで歌い始める。
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ひさ子はその声を全校へと届ける。

岩沢が歌うのは新曲。
それを聴いたゆりっぺたちは情報収集を続行。天使の持つ4種類のスキル“harmonics”“distortion”“handsonic”“delay”の情報を得る。

岩沢は歌う。
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『これが私の人生なんだ。こうして、歌い続けていくことが……それが、生まれてきた意味なんだ。私が救われたように、こうして誰かを救っていくんだ』

岩沢は演奏を終える。

『やっと……見つけた――――』

そして、岩沢はこの世界での存在を消失する。




今回のことを経て、天使は自分の能力を自分で開発していたことが判明。
それはSSSが武器を作るのと同じ方法によるもの。そこから答えを導きだすと、この世界の設定は最悪なもの。

『どこにも神などいやしない』
天使が神から力を授からない理由は何か気になるところ。


それはそれとして、もう一つの案件。

「岩沢さんは、どこに消えてしまったのか」

天使の仕業やらなんやらという意見が飛び交う中で、ゆりっぺは消えた理由を悟っていた。

「あの子が納得しちゃった。それだけの話よ」
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消える条件は、天使の言いなりになって正しい学生生活を送るだけではなかった。他にも消える条件はあるのだろうか。

まず一人。
岩沢脱落……orz
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Crow Song
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2010-04-23
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