荒川アンダー ザ ブリッジ 07話『7BRIDGE』前半

『橋の下の教師』
橋自体を屋根として、教室を作る。
まさに青空教室のようでなかなかにいいもの。
とことで、リクはヒモという汚名を返上すべく授業を始める。

しかし、生徒はニノと鉄人兄弟のみ。
学校を開くことは橋の下中に知らせたというリクであったが、最初はまあこんなとこだろうな。
とことで、気を改めて授業開始。

「よーし。じゃあまずは、起立と礼から覚えようか」
「きりつ、れい?」
「なぁにそれ? やらなきゃダメ?」


案の定、鉄人兄弟は起立と礼を知らなかった。まずはこれを覚えなきゃいけないところだろうな。

「ここから授業に入るのは、常識だからね」
「じょうしきって何?」
「やらなきゃダメ?」

あいたたたたたw

鉄人兄弟はニノに知ってるかを訊く。

「まあ、五つくらいならな」
多分本当にそのくらいなんだろうなw

最初から挫折してしまいそうなところだったが、リクは自分を落ち着かせ改めて1から教えることに。

「何故、起立・礼をするかと言うと、遊びと勉強を切り替える、いわゆる“けじめ”というやつだ」

そうは言ってみるものの、“けじめ”の意味もわからないとこだろう。
と思ったが、鉄人兄弟は知っているのだという。

「ステラちゃんが前に教えてくれたもの」
嫌な感じしかしないんだがw

鉄人兄弟はその“けじめ”の意味を説明する。

「ブラザーを裏切った人間の指を」
「他のブラザーへの見せしめのためにつめ――――」


リクは間一髪で鉄人兄弟の口を塞ぐ。
やっぱりその“けじめ”だったかw

「そういう世界の常識は、即刻忘れなさいね」
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子供の吸収の早さは時に困るものなのだな。


『興味』
なかなか授業を開始するまでに至らないリク。
そんなところへ、村長と星がやってくる。

「学校は時間厳守ですよ」
と、先生らしいことを言うリクだが、村長と星は授業を受けに来たのではなく、見に来ただけなのだと言う。
席が余ってないわけでもないので座ってもいいと言うリクだが、村長は妖怪。

「今さら人間に教わることなんて何一つないって」

そして、尻子玉をくれるなら考えてもいいと言う。

「具体的なあげ方がわかりません」
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まあそうだろうな。

村長には是が非でも知ってもらいたい……思い知ってもらいたいことがあると、無理やり席に座らせるが、相撲の特訓があると言い訳をして逃げていく。
ホント逃げ足ははえーなw

星も授業を受ける気はなかったようだが、ニノがいるのは気になるところ。
しかも毎回来るつもりだというから、星も困るとこだろう。

「じゃあ授業とさぁ……俺のライブがかぶったらどっち来るの?」
「授業」
愚問だっただろうなw

「リクルート……この……わいせつ教師ぃぃぃ!!
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「すごい言いがかりだな、おい」
とことで、星もショックで走り去ってしまう。

「まあ、それぞれ興味の持てないことでは教わる気もしないだろ」
ニノの言うことはごもっとも。
でもそうなると、一つ気になることが生まれる。

「ニノさんは何で、俺の授業を受けてくれるんです? それも毎回だなんて」

疑問。
しかし、それはニノにとって当然のことだった。

「恋人のお前に興味があるからだろ?」

リクにとっては、不意を突かれたところ。
当然と言えば当然なんだけど、この橋の下ではその当然が意外なところだ。

「おっちねぇぇぇぇぇ!!」
星の叫びは虚しく。

「星の新曲は、“くたばれ! わいせつ先生”とのことです」


『授業開始』
授業を開始してみたものの、ニノの言う通り、興味のないものに全然関心のない鉄人兄弟はリクの話を聞かず。
ここは少し歩み寄った方がいいと考えたリクは、鉄人兄弟が興味を持ちそうな話題を振ることに。

「二人とも、磁石って知ってるか?」
「何それ?」

鉄人兄弟は磁石のことを知らない。
とことで、リクは鉄人兄弟の仮面に磁石を向ける。

「ワン、ツー……」
カチッ!

磁石は見事仮面にくっつく。

「はい不思議~!」
しかし、鉄人兄弟はぼーっとしたまま。
緊張のひと時だったが……

「すごい!!」
とりあえずうけたようで、一安心。

「リクさんも、僕たちと同じ超能力者だったんだね!」

超能力ではない。れっきとした科学現象。
理科という科目で学べることを教えると、鉄人兄弟は何やらひそひそ話で相談。そして結論が出たよう。
理科を受けることに決めたのであろう二人に、リクは声をかける。

「そう難しい問題じゃ――」
そして一瞬、リクの視界が閉ざされる。
そんなリクの今の状況w
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「僕たちのスペアだけど、ちゃんと着けといてね」
「エスパー脳波をキャッチされて研究所の奴らが来てからじゃ遅いんだから!」
「いや、だからあれは科学……」
「そんな簡単な話じゃないんだよ!!」

「この仮面……取るのに2時間かかりました」
どんだけw


『シマ』
ペットボトルロケット。
小さい頃は興味を持つであろうそれに、鉄人兄弟も興味津々。
そんなロケットを前にして、ニノも準備万端。

「乗るのは、私でいいだろうか?」
「いえ。これは有人飛行には向いていませんし、金星には行けませんよ」
そりゃあねw

何だかんだ言って授業は順調に進行していた。その中で、強いて不安要素を挙げれば……
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「あれ、何だろうってことだろうか」
怖い怖いw

禍々しいオーラを発するステラだが、触らぬ神に祟りなしの精神でリクは気にしないで授業を進める。

鉄人兄弟が興味を持つパラシュートを、高い所から落とさせてみる。ゆっくり落ちていく様はワクワクするものだったが、ステラはそれを蹴りあげて破壊する。
さらにステラは、ニノがロケットに書いた素敵な絵に落書きを加える。
ステラのあまりにヒドイ行為に、鉄人兄弟は泣き、ニノもショックを隠しきれない様子。
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ステラを叱ろうとするリクだが、

「お前らこそ礼儀がなってないのぉ」
「はぁ!?」
「ええかぁ! 知らん土地で商売始める時はまず、そのシマの主にショバ代をおさめるんが常識じゃ」

そしてステラは兆か億どっちが高いかを訊き言う。

「100兆円よこさんかぁぁぁぁい!!」
顔はマジでしたw


『素直になれなくて』
ショバ代を払えないのなら学校はたたまなければならない。それが必然。
しかしリクはそれを認めようとはしない。

ステラはリクが本当に作ろうとしているものをわかっている。

「学校という名の……最凶武装集団ということはな!!」
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「何でそんなの作んなきゃなんないんだよ!」

リクの言い分ももっとも。というかそれが普通。
しかし、ステラがいた孤児院も西欧最凶だったという。

「そんな孤児院はいっそファンタジーです!!」

とにかく、ステラはリクを敵視する。

「先生とか言ってずるしよって……」

ステラにとって、鉄人兄弟はブラザー(舎弟)だった。
学校にそのブラザーを取られ、寂しかったのではないかとリクは考える。
とことで、リクはそんなステラに鉄人兄弟とともにペットボトルロケットにまつわるおまじないを教えてやる。
短冊に願い事を書いて一緒に打ちあげると願いが叶う。それをステラに書かせるというもの。
その作戦は功を奏したか、ステラが短冊に願い事を書くという流れに。
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微笑ましい光景。
ステラの書く願い事は何かというと……

“世界掌握”

「いいんだ、大丈夫、今だけは、何もつっこまない」

“天下無双”
“風林火山”
“唯我独尊”
“狂瀾怒濤”
“銀河旋風”
“一撃必殺”


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書いていることはスルーするとして、これだけいろいろなことを書くということは、やはり学校に来るタイミングを掴めずにいたのではと気づいたリク。

「学校は楽しいか?」

そう訊きながらステラの頭に手を置くリクであったが……

「調子ばこくなや!」
「……ごめんなさい」

「今の顔……軽くトラウマになりそうです」


『相手変われば人変わる』
ステラは一応楽しそうではある。が、リクを寄せ付けず。
まあ授業できるだけはマシなとこ。

リクは打ち上げる前にロケットの点検をすることに。
すると、何かパーツが足りないことに気付く。

「安心しろ」
リクに話しかけてくるのはシスター。

「そのミサイルの信管は、私が抜いておいた」
「突然出てきて、いらんことだけしないでください」
ただのストローだしなw

シスターはロケットという単語が聞こえたから来たのだという。

「この……戦場に飢えたなんちゃって聖職者めが!!」

シスターは、学校を楽しんでいる様子のステラに話しかける。

「学校は楽しいか?」

それはステラには訊いてはいけない言葉。
リクはヒヤヒヤ限界のところだったが……

「ハイ♡ ステラ、学校大好キデース♡」
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超満面の笑みw

「まぁ、いいんですけどね」

「途中までのデジャブが、とってもハートに痛かったです」


後半へ続く……


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