Angel Beats! EPISODE.10『Goodbye Days』前半

焼却炉

「それで何から始めるの?」
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奏ちゃんは音無に訊く。

「スゲー悩んだんだけどさ。最初はユイがいいかと思う」
「誰?」

奏ちゃんには誰かわからない。
でも、奏ちゃんはそれでいいんだよ^^

「ほら。大食堂のゲリラライブで、バンドのボーカルをやってた奴。覚えてないか?」
「……あぁ」

奏ちゃんはちゃんと覚えていたよう。
素敵過ぎる……(*´Д`)

「あいつ、いっつも元気でさ。日向いじめて笑ってるしさ…バンドのボーカルもやって、やりたいことやってさ、もう充分報われてるんじゃないかって思うんだ。あとはほんの一押し、背中を押してやれば、あいつはここから出ていける。そんな気がするんだ」
「そう思うんならいいんじゃない?」

奏ちゃんが賛成してくれるなら、それはどんなことでもやらなければならないだろう。
とことで、まずはユイにゃんから攻略(?)していくことに。

「そっちの首尾はどうだ?」
「まあ、時間はかかったけど……ハンドソニック・バージョン5」

それは、実に奏ちゃんにお似合いな天使な武器だった。
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「天使っつーか……悪魔のようだな」
「あなたが冷酷な天使なのだから禍々しくと言ったからこんな感じに……ダメ?」
ダメなわけないよ……(*´Д`)

「いや、いいよ。スゲー嫌な感じだ」
「嫌って……」
奏ちゃんは何をどうしたって素敵だから、音無が何と言おうといいんだもん!

「あと、羽生えないかな?」
音無が汚名返上とばかりに素敵な提案を!

「見た目かっちょいいじゃん!」
奏ちゃん可愛いじゃん!(*´Д`)

「その方が天使らしいかなーって」
何はともあれ、音無は素敵な提案をしてくれた。

「考えておく」
楽しみにしておきます(*´Д`)

「で、あたしはどうしたらいいの?」
とことで、作戦会議。

「こうしよう。お前は、あいつのバンドの練習中に現れるんだ。そしてこう言う。他の文化部から、騒音の苦情が出ている。そしてユイを指してこう言うんだ。“特にお前のギターが酷い。お前のせいでバンドが死んでいる。なのでしばらくそのギターは没収させてもらう”」
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「そして、ユイのギターを取り上げて、お前はその場を立ち去る。もちろん、ユイは追ってくる。お前は逃げる。そして、中庭まで来てくれ。そこで俺がお前にぶつかるふりをする。お前は同時にギターを手放せ。俺が受け取るから、そのまま逃げろ。そうしてあいつと、二人っきりになれる状況を作ってくれ」

音無はユイにゃんとのフラグを立てたいのか……?
ともかく、優しい奏ちゃんはその作戦に納得したとことで、練習の始まる頃合いを見計らって実行することに。



学習棟 A棟 空き教室
そこで練習中のガルデモであったが……

「ストーップ!」
ひさ子が演奏を止める。

「こらユイ! そんなヨレヨレのリズムで続けるな!」

そんなひさ子の意見に、みゆきちことドラムの入江も賛同。
「ユイ~。歌うか弾くかどっちかに専念した方がいいんじゃないの?」

さらにしおりんことベースの関根。
「あーそりゃ言えてる。今のまんまじゃ酷過ぎるわ」
「そんなぁ~。岩沢さん、弾きながら歌ってましたよ」
「そりゃ岩沢はどっちもうまかったからだよ」

もともとがユイにゃん自体も憧れていた岩沢のポジション。ユイにゃんにとっては酷かもしれないが、彼女と比較されても仕方のないところだろう。

「わたしだって頑張ってますよぅ。みんな言うことキツすぎますよ。ライブだってちゃんと盛り上がってるじゃないですか」
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でも、今回は新曲。
常に向上心を持って臨むべきところだろう。

そんなところで、奏ちゃんが教室に入ってくる。皆は奏ちゃんに怯え警戒する。そんな中で、愛しの奏ちゃんはユイにゃんを指さし一言。

「お前のギターのせいでバンドが死んでいる」
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………………

沈黙数刻を経て、ガルデモメンバーの間に衝撃が走った。

「一瞬にして今のバンドの弱点を見抜いた!?」
「やっぱりただ者じゃない!」
「音がわかるのよ」
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奏ちゃんだもの。

「そんなぁ。みんなは気付いていないと思ってたのにぃ!」

ユイにゃんの言うとおりだろう。
皆は気付いていない。だけど、奏ちゃんは気付いていた。それだけのこと。

「というわけでしばらくそのギターは没収させてもらう」
ギターを没収した奏ちゃんはちょこちょこと走り去っていく。
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(*´Д`)
今のユイにゃんにそれを追う気力はなかった。


「はい」
奏ちゃんは音無にギターを差し出す。

「何故お前一人なんだ?」
「追ってこなかったから」

仕方ないよね。
とことで、音無は自ら密かに様子を見に行くことに。
そこでは、ユイにゃんは歌うことに専念していた。

「そうそうギターなしじゃ全然ヨレないじゃん」

しかし、ユイにゃん自身は満足していないよう。サウンドが薄っぺらいとことでリズムギターが必要だと訴えるが、
「じゃ、サイドギターもう一人入れようか?」

ひさ子はそう提案。
しかし、ユイにゃんが言いたいのはそういうことではない。

「あたしが言いたいのはぁ…やっぱバンドはボーカルがギター背負って歌うのが一番絵面的に痺れんでしょって話じゃゴラァァァァァ!!
キレやがったwww

「やっぱギター取り返してくる!!」

とことで、ユイにゃんは部屋を飛び出そうとする。
外で待機していた奏ちゃんと音無は作戦を再開。
奏ちゃんはギターを抱えちょこちょことてとてと逃げていく。ユイにゃんはそれを必死に追う。
そして先回りした音無は奏ちゃんとわざとぶつかる。

「あ、わりぃ」
そして奏ちゃんはギターをわざと宙に放る。

「ぅゎぁ!」
奏ちゃん……(*´Д`)

ギターは予想以上に高く上がり危険なところ。しかし、ここは音無が見事キャッチ。

「あたしのギタ~!」
ユイにゃんは嬉しそうに駆け寄る。とりあえず作戦成功といったところか。

「先輩が守ってくれたんですね、天使から。あ、あいつはどこだゴラァァ!!
元気なこった。

茂みに隠れる奏ちゃん……(*´Д`)

「相変わらずお前、好き放題やってるなぁ」
「え? 好き放題? やってないよ好き放題なんて」
「バンドのボーカルの座を射止めたじゃん。ギターまで弾いてさ」
「そんなの全然だよ。やりたかったことの一つにすぎないよ」

音無とも慣れ合い、フランクな言葉遣いも混ざってきたユイにゃん。そんなユイにゃんには、他にもやりたいことがいっぱいあった。
とことで、とりあえず場所を変えて話をすることに。



学園大食堂 前
「で? 他には何だよ?」

話したくなかったら無理に話す必要はないが……

「いいよ。話してあげる」
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音無と親しくなったユイにゃんは話してくれることに。

「あたしね、やりたいこと人よりいっぱいあるんだ。どうしてだと思う?」

答えは簡単。生きている時にできなかったから。
それはこの世界にいる誰しもが抱える欲求。

「小さい時にさぁ、後ろから車に撥ねられちゃってさ。それでさ、体動かなくなっちゃった」

寝たきりだったユイにゃん。介護なしには生きていけず、母親に頼りっきりだった。悪いことをしてしまったと嘆くユイにゃんだが、ユイにゃんが悪いというわけではなかろうに。
テレビは見れたため、音楽番組でバンドを見て憧れたのだという。

「そうか。じゃあ良かったじゃん」
「うん!」

こんなにはっきりと頷くことができるということは、音楽についてはもう満足しているのだろう。
問題はその他のこと。
ユイにゃんは野球中継もよく見ていたと言う。野球なら球技大会でやった。しかし……

「あの時打てなかったじゃん」
「ヒット?」
「ホームラン!」
これは至難だ。

「バンドの方がもっとうまくなったら、ちゃんと野球の練習もしようと思ってるんだけどね!」
『その両立はかなり大変だ……』

他にはサッカー。
『多趣味すぎだ! どこの世界にバンドと野球とサッカーを一緒にしようなんて奴がいる!』

さらにはプロレス。
『わけがわからない。どこの世界に……つか、テレビで見たものばっかりに憧れてんだな』

それにしても、これは大変すぎる。他にもっと楽な願望を持った者がいそうな気がするところ。
しかし、最初はユイにゃんと決めた以上、音無は覚悟を決める。

「わかった。俺が叶えてやる」

まずはプロレス。
「技は?」
「ジャーマンスープレックス!」

それがユイにゃんの憧れ。

「しかも、そのままホールド勝ち~」
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「そんなお茶目に物騒なことを言うな!!」

しかし、文句を言っても仕方ない。これを叶えさせなければユイにゃんが満足することはないのだから。
音無はユイにゃんに技を掛けさせようとする。なかなか力が必要なとこだが、ユイにゃんは思ったより力があり希望が持てそうなところ。

「おりゃぁぁぁぁ!!」

ユイにゃんは力いっぱいに音無にジャーマンスープレックスをかけようとするが、後ろに放り投げてしまう。

「いっっってぇぇぇぇぇぇ!!」
音無は後頭部を打ちつけ物凄く痛そう。

「やっぱり女の子のあたしなんかには無理かな……」
「いや! できそうでしたよ! むっちゃ惜しかったですよ!!」

一瞬、橋の下の住人を見たような気がしたが、それは多分気のせい。
惜しかったとことで再度チャレンジへ。

「とりあえず、下が芝なところに行っていいか? 俺が死ぬ」
「あっははは! 死ぬかっつの」
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「いや。ジョークじゃないんだが」

とことで、再度チャレンジするも失敗。
「もたない」

音無のダメージもキツそうだが、もう一回。
しかし、それも失敗。
「もう帰る」

気持ちはわからなくもない。
でも、ユイにゃんのために頑張らねばならないところ。
まずは根本的な解決のため、ユイにゃんにブリッジをさせてみることに。
案の定、ユイにゃんはそれができず、まずはブリッジの特訓をすることに。

「えーつまんなーい」
「いいからやれ!」

とことでやってみるが、なかなかに苦戦。

「だって、こんな格好したことないんだも~ん」

スカートだし、この格好は危ないよね。
でも、ジャーマンスープレックスのために頑張るしかない。
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-数時間後-
なんとかブリッジができるようになったとことで、いざ本番へ。
宙に浮きあがった音無の体を、ユイにゃんはしっかりと両腕で保持。逃げようのない完璧な技。

「ジャーマンスープレックスだぁぁぁぁぁぁ!!」

とことで、見事に決まりました!
そのままホールドも成功し、ユイにゃんは見事にやり遂げることができた。
その笑顔には達成感が表れている。
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後半へ続く……


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