刀語 06話『双刀・鎚』

蝦夷の踊山。

吹雪の中、とがめは七花に最期の言葉を残す。

「私が死んだら、そなた一人でちぇりおを気合を入れるための掛け声として日本中に流行らせてくれ」
いろんな意味で何言ってんだよというところ。

今回のことに関しては前情報がない。そう考えるととがめは今回役に立たないかもだが、守るべき対象としては充分必要なところ。そもそも依頼者なのだから死んでもらっては困る。
そんなとがめがキツそうなところだったが、実際は七花の方が深刻な状況に陥っていた。

凍傷。
寒いという感覚すら知らなかった七花は、雪山で力尽きようとしていた。
困ったとがめであったが、そんなところで声をかけてくれた凍空こなゆきに助けられる。
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その頃、まにわにが真庭の里に集まっていた。
鳳凰、海亀、鴛鴦、川獺、人鳥、狂犬。
鳳凰は同盟を結んだことを皆に告げる。
鴛鴦は婚約者の蝶々がやられたということに関しての復讐心は抑える。しかし、情に厚いという狂犬が勝手に動き出してしまう。同盟を締結してから一か月も経っていないというのに……


七花たちが用があるのは凍空一族。
しかし、先日起きた雪崩で一族は全滅。生き残ったのはこなゆきだけだという。
鎚は雪に埋もれているかもしれない。とことで、こなゆきは取ってくるとことで洞窟から外へ出ていく。

七花は雪崩で村がなくなったことを疑問に思う。長い間、しかも山頂にあったというだけあり、確かに不自然なとこか。

ちぇりおは実はちぇすとであった。それ以外にも、七花がとがめに言っていないことがある。とことで、この際それを全て話すことに。
それは、七花が六枝を殺しているということ、とがめの父親を知っているということ。
今の二人の間では、その事実は問題ないとこか。

七花ととがめが寝ていたところへ、刀を回収してきたこなゆきが帰ってくる。
こなゆきが持ってきたそれは、七花ですら持てない極重のもの。
さらに難儀なのは、この刀は簡単にあげてはいけないものだという。とことで、七花とこなゆきの勝負が始まる。

七花でも持てないので、鎚はこなゆきに運んでもらう必要がある。とことで、相手を傷つけずに勝たねばならない勝負。

虚刀流薔薇。
しかしそれはあっさりとかわされてしまう。

虚刀流菫。
それも効かず。
逆に反撃にあい、七花は敗北を喫することに。


腕を骨折した七花。こなゆきはそのことを謝るが、七花はそこまで気にしていない。

「まさか七花お兄ちゃんがここまで弱いなんてうちっち思わなくて」
その言葉の方が堪えるだろうw

とがめはとがめで、今回のことをしゃくれながら反省する。
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腕が治ったら再戦とことを考える七花だが、とがめはその必要がないと分析する。
こなゆきは寂しいだけ。鎚を渡せば二人が帰ってしまいまた一人になってしまう。そのことを危惧してだろう。実に子供らしい、可愛らしい嘘。
こなゆきはそのことに罪悪感を感じている。それだけで充分なとこだろう。まだ11歳の子供なんだから。



とある夜。
洞窟の入り口で何者かの声が聞こえてくる。
七花ととがめが駆け付けると、そこにはこなゆきに倒された狂犬がいた。

「登場していきなりやられるってのは、真庭白鷺あたりを思い出すな」
そう言ってやんなw

しかし、狂犬は完全にやられたというわけではなく、忍法狂犬発動で残留思念を移しこなゆきを乗っ取る。
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こうなった以上は殺すのもやむをえない……むしろ殺さねばならぬところか。

狂犬は今まで乗っ取った者の記憶を引き継ぐことができる。しかし、それ故にその武芸に秀でた動きは読むことができ、七花にとってはこなゆき以上に戦いやすい相手であった。
虚刀流梅がきまったとことで、狂犬は次にとがめを乗っ取ろうとする。しかし、その前にとがめは自分が乗っ取られた時は躊躇なく殺すよう七花に命じ、人質は通じないことを示す。

「ちなみに私の強度は、障子紙並みだ。つまずいて転んだだけでも死ぬ自信がある。うさぎに襲われても負ける自信がある。それでも乗っ取りたければこの体いくらでも乗っ取れ!」
「ただしその頃にはあんたは八つ裂きになってるだろうけどな」
ナイスコンビネーション。

追い込まれた狂犬に、七花は虚刀流飛花落葉で戦いに終止符をうつ。こなゆきの体からは刺青が消える。
刺青だけを攻撃すればこなゆきを殺さずに狂犬を倒せる。わかっていてもできることではなかろうに。さすが七花なところ。

決着がついたところで鳳凰と川獺が到着。
同盟を破ったことを咎めるとがめだが、今回のことは狂犬の独断専行であった。
そうは言っても責任は必要。まにわに川獺の忍法記録辿りは非常に有効なもの。それをなくす、つまりは川獺の死をもってして、今回の同盟規約違反はなかったことに。



「嘘ついてごめんなさいでした」
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まあえらい子。

とことで、こなゆきは刀を尾張まで運ぶことに。

次に七花たちが向かうのは四国。
七花にはこなゆきに負けたまんまだという心残りが。心変わりではないですよw
いつか再戦できたら、その時はどんな結果になるかな……


刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)
講談社
西尾 維新

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