おおきく振りかぶって ~夏の大会編~ 11話『エースだから』

1アウト一、三塁で3番矢野。
モモカンからはまずはボールの指示。真っ直ぐを外の低め。ここで一塁ランナーが走りだす。
三塁ランナーがいるとことで、栄口がカットしたものの、アウトのタイミングだった。スローイングは正捕手より上。田島の才能はやはり素晴らしい。
2球目もボール。とことで、3球目にはストライク指示が出る。
ここでも相手は手を出さず1-2。打者が動かなかったのはともかくとして、田島は実際に球を受けることにより三橋のコントロールを実感。それは逆に、阿部のリードが命綱だったということも示しているか。
4球目で美丞は待て解除。
それに対して、三橋は速い球を低めにストライクというつもりで投げる。しかし、判定はボール。全力投球であったため、微妙にコントロールがずれたか。
カウントは1-3。モモカンは怒りの炎に燃えながら次の指示を出す。
次は当然ストライクをとらなければならない。それをどのようにとっていくか、そういった細かい指示はモモカンには出せない。
とことで、田島は低めに速い球を要求。しかし、それもボールでフォアボール。ここで捕手としての経験の甘さが出てしまったか。

ベンチにいる阿部としては、そのありえないことに怒り心頭。
画像
痛みもどうなんだかわからぬくらいになってしまう。

「わかってると思うけど、その顔どうにかできないなら、今すぐ病院搬送するからね」

モモカンのその言葉により、なんとか自分を抑える阿部。医者によると3週間で治るとのことだが、阿部は2週間で治すと決意。やはり阿部がいてこそ、三橋はその実力を大いに発揮できるか。


1アウト満塁で4番和田。
初球はまた速い球。これはストライク。
このストレートが決め球。7回以降は多用しているというこの球を打とうとする和田だが、2球目はタイミングをずらされ空振り。カウント2-0。
ストレートにも緩急がある。しかし、当てることはできると3球目はファール。
4球目は変化球でくるも引っかからず。5球目は手が出なかったが判定はボール。
6球目。ここでも全力投球をさせるがまたもボール。
7球目。セカンドへの強い当たり。栄口はボールをこぼしたためホームは無理。バッターランナーをアウトにするも、美丞に7点目が入る。

阿部がいなくても、エースだから。
その自覚を持ちつつある三橋は積極的に声を出していく。

5番宮田。
ここで美丞は、モモカンがボールの指示を出していることに気付いたとことで、それに注目するようになる。
初球ストライク、2球目ボール。
田島は三橋から聞きだした情報を頼りに配球を考え、そして相手の狙いに気づく。そこで相手が打ったのは高めのスライダー。これでファーストゴロに打ち取り3アウト。

田島はかなり頭を使ったとことで、疲れてベンチに戻ってくる。

「練習試合でもちゃーんと頭使ってればそんなに疲れないはずだけどー」
モモカン、頭掴むの怖いってw

ベンチに戻った皆は阿部の怪我の具合に興味津々。

「何で足上げてんの?」
「水谷ライス知らねぇの?」
「米だろ?」
さすがナイバッチ水谷www

RICEというのは、Rest,Ice,Compression,Elevationの頭文字をとった、応急処置のこと。

“Rest”は“安静”
文字通り、動かずに休んでいること。これは全身に関してもだが、局所的にも言えること。怪我している部分を動かさないというのは第一の基本。

“Ice”は“冷却”
患部を冷やすことで血流と代謝の低下を促し、内出血や炎症を抑える。

“Compression”は“圧迫”
患部付近を包帯等で広範囲かつ適度な強さで圧迫する。

“Elevation”は“挙上”
怪我をした部位を心臓よりも高くし、内出血を防ぐ。

これがライス(RICE)。
ナイバッチ……w

阿部は平気だから気にするなと一度は言うが、それを言い直す。

「気にしろ。お前ら打てよ、俺のために!」

阿部のその言葉を聞いた皆は笑い、リラックス。
画像

『狙い通りだよ』
でも複雑なとこだろうなw

田島は三橋とともに、阿部からこれまでの配球のことを学ぶ……。


スタンド。
呂佳が帰って来たとことで、河合は先ほどあったアクシデントのことを教える。
そして、3回戦でも倉田が相手選手を負傷退場させたことを指摘する。


7回裏。
1番泉からの攻撃であったが、鹿島の速球に苦戦。
またいい具合の荒れ球であるため、それをつかみきれない泉は三振に倒れる。

2番栄口。
相手の自滅を待つ方が賢いと判断した栄口は、最初の2球を見て0-2に。
相手が何としてもストライクに入れてくるというところで、栄口はフルスイング。当たれば儲けもんといった意識で振ったその3球目だが、空振り。
しかし、当たれば儲けもんというだけ。当たらなくとも、プレッシャーにはなる。栄口は目で鹿島にプレッシャーを与え、相手が力んだ4球目はボールに。
そしてここで、笑顔の挑発w
画像
それが功を奏し、フォアボールに。

しかし、今の鹿島のミスは5番巣山で取り返す。
バントを狙う巣山に対し、速球+ノーコン+人相の悪さで打ちあげさせ2アウト。栄口の作戦をある意味利用したとこか。

4番田島。
配球を暗記しながらも打席に臨む。
しかし、守備のことばかりを考え、集中しきれないでいたため、カウント2-1で力勝負で田島はこれを空振り三振。
いくら田島でも、キャッチャーと4番の両立は荷が重かったか。


8回表へ。

阿部思ふ。
『言いなりになるように仕向けて、簡単に言いなりになった三橋の妄信が、俺は心地よくて…三橋が自分で考える機会を全部潰してきちまった』

そのツケがまわってきたとこか。それでも、今は三橋であり田島であり、味方たちを信じるしかない。応援するしかない。

『試合終わったらいろいろ謝っから、頑張ってくれ!』

三橋は三橋で、考えなかったことを阿部に依存していた自分のせいだと反省する。
怪我をしないよう無理に約束させたのも自分のせい。だから、阿部を気にさせないためにも、強い意識でこの回に臨む。

美丞はモモカンのサインになおも注目。
外野フライ二つ打ち取られたところ(うち一つは西広が処理)で、美丞はサインの秘密に気付く。そして、ストライクかボールかの指示をバッターに送るようにする。

とことで、8番倉田。
初球は指示通りボール。2球目はストライク指示とのことで、倉田はここまで打っていないシュートにヤマを張り、その通りきた球を打つ。
その当たりはショート巣山が好守備で止める。それでも、一塁には間に合わないであろうタイミングだった。
しかし、ここで信じられない光景。倉田が一塁手前で足を止めていた。
画像

そのため、これで3アウト。


スタンド。
河合は呂佳に倉田関連の話をするが、呂佳は機嫌悪く話を聞こうともさせようともしない。
機嫌が悪い。そこにある理由は単純なものではない。河合は何か裏があることを悟る。


美丞ベンチ。
倉田は当然お叱りを受け、そしてから守備に臨む。
周りからしてみてもわけのわからない先ほどのプレーであったが、わけがわからないのは倉田自身も同じだった。
さっきの場合、一塁を駆け抜ければいいだけ。それは誰にもわかること。
しかし、倉田は駆け抜ければいいのか滑りこめばいいのかわからなくなった。
それが今までにしてきたことによるもので、そしてこれからの自分に迷っているということか。


8回裏。
5番花井。ピッチャー返しでセンター前ヒット。

ここで、汚名返上に燃える6番沖。
カウント0-2になったところで、阿部を怪我させてしまった場面をフラッシュバック。
打つという思いが打球に乗り、ピッチャーのグラブをかすめてヒットに。

ノーアウト一、二塁で7番西広。
バントの指示が出るも、ボールに当てることができず三振に倒れてしまう。
ナイバッチや三橋からも声をかけてもらうものの、自分の不甲斐なさを悔しく思うところだろう。それは貴重な経験。その経験を大事にしていってもらいたいところか。

8番ナイバッチ水谷。
初球を見るも、それに前の打席ほど怖さを感じず。
とことで2球目を打つが、セカンドへどん詰まりwww
それでもなんとか進塁打に。

「ちょうどいい当たり損ない具合だったぞ」
「へへっ。実力ですよ」
画像

確かにそうだろうなwww

9番三橋。
0-2までいったところでスイング。ここはファールで、4球目ではボール。
いつもは内気だが、この打席では打ち気な三橋。とことで、バッテリーは5球目に緩急をつけたボール。三橋はなんとか振るのを我慢し、これでフォアボール。
満塁で1番へと繋げた。

頑張って繋げてくれた。その思いを力に変え、泉は打席に臨む。
強い思いを持っているのは美丞も同じ。倉田はこの試合が最後であることを覚悟しているし、ハイレベルなベスト8以降の試合では鹿島の出番はないかもしれない。
どちらの思いが通じるか……

とことで、1番泉。
2球とも変化球で惑わされ空振り。
しかし、3球連続同じ球はこない。迷いをなくし、ストレートの一点勝負。
そして見事読み勝ちし、センターへのクリーンヒット。これで1点を返す。

2番栄口。
鹿島は先ほど惑わされただけあって今度はそういかせず。三振3アウトで、最終回へ。


9回表。
9番竹之内。
ストライク球とくるのを知っている美丞は、まず竹之内がヒットで出塁。

西浦はモモカンのサインがばれていることに、気付くことはできるか……


おおきく振りかぶって ~夏の大会編~1 【完全生産限定版】 [DVD]
アニプレックス
2010-06-23

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


"おおきく振りかぶって ~夏の大会編~ 11話『エースだから』"へのコメントを書く

お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: