Angel Beats! EPISODE.12 後半-1

“Angel Beats! EPISODE.12『Knockin' on heaven's door』後半-1”

数学の授業。

『あれ……? 何かを考えていたような…何だっけ……?』

「消すぞ、いいか?」
そう言われて、ゆりっぺはまだノートをとっていなかったことに気付く。

「うゎあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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突然のプチ絶叫。
教師に中村と呼ばれるゆりっぺは、突然の叫びを周りの生徒に笑われる。
恥をかいた思いはトイレに流し、自分の席へと戻る。

「ねえってば、ゆり」
とある女生徒が、ゆりっぺに話しかける。

「何やってたのよ、授業中に」
「何って別に。単に考え事よ」
「考え事? 授業が上の空になるような? もしかして恋!? 恋ね!?」
「バーカ。できるもんならしてみたいわよ」
「うーん。藤原君ならゆりに脈ありだと思うけどなー」

そんな些細な会話の中で、ゆりっぺは校庭におかしな存在を感じ取り、慌ててそちらを向く。
しかし、そこには何もいない。

「って聞いてんの、ゆり? あっほら。藤原君今一人でいるよ。藤原く~ん!

ゆりっぺは慌てて止める。
勝手なことをしようとするその……
「って、あんた誰だっけ?」

「え? ひとみじゃん」
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ひとみ。
そう、ゆりっぺの友人のひとみ。
忘れるわけないはずなんだけど……

「どっか変なっちゃった?」
「そうかも」
「ふぅ~ん♪ それはねぇ……」
「恋煩いとか言うんでしょ」
「正解!」
「席に戻りな」
「うん!」

また授業。
そしてまたゆりっぺは上の空になり外を見つめる。

教師はそんなゆりっぺを指名し、次のページの頭から読むよう言う。
それに対し、ゆっくりと立ち上がったゆりっぺは言う。

「すごく幸せですね」
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それは、教科書にのっていたものではない。多くのことを経験したゆりっぺが純粋に感じたこと。

「すごく幸せな風景。私には眩しすぎる……。みんなこんな時間に生きてるんだ。いいですね……羨ましいです」

生徒たちは皆、ゆりっぺの言葉に聞き入る。

「ここから消えたら、やり直せますかね? こんな当たり前の幸せをあたしは……受け入れられますかね?」

それが一番不安なこと。
幸せだとわかっていることを、受け入れられるかどうか。

「記憶も失って、性格も変わって……、ならできますよね? ……でも、だったら生まれ変わるって何? それはもうあたしの人生じゃない。別の誰かの人生よ」

だから、幸せを受け入れることに不安を感じている。
幸せを受け入れた自分は、もう今の自分ではないのかもしれないのだから。

「人生はあたしにとってたった一度のもの。それはここに」
自分の胸に詰まっている。

「たった一つしかない。これがあたしの人生。誰にも託せない、奪えもできない人生」
それはどんな人生であれ、かけがえのないもの。

「押し付けることも、忘れることも、消すことも、踏みにじることも、笑い飛ばすことも、美化することも、何も出来ない! ありのままの、残酷で、無比な、たった一度の人生を受け入れるしかないんですよ! 先生、わかりますか?」

教室にはもう、先生も生徒の姿もない。
それでもゆりっぺは訴え続ける。

「だからあたしは戦うんです。戦い続けるんです。 だって、そんな人生……一生受け入れられないから!!

ゆりっぺは理不尽な運命に抗い続ける。今も、これからも……。

それでも、影は否応なしにゆりっぺのことを飲み込もうとする。

「手を伸ばせ!!」

そんな中、声が聞こえてくる。
ゆりっぺは必死に手を伸ばし、その手を掴んでもらう。


「はっ!」

目覚めると、そこには音無と日向がいた。

「はっはーん。よっ! 間に合ったようだな」
「音無君と……日向君」
「僕もいるんだが」
文人も忘れずに。

「戻って……来れた?」
「お前の声が…いや、お前の思いが爆発してるって、奏がここまで連れてきて」
「奏ちゃん?」
「うん」
奏ちゃん……(*´Д`)

「そう。みんなのおかげね。助けられちゃった」

影に飲み込まれそうになったゆりっぺ。
しかし、理不尽さに抗おうというゆりっぺの強い意志があったからこそ奏ちゃんはそれに気付き、ゆりっぺを救うことができた。
そしてまた、ゆりっぺが自分自身の人生を受け入れられないまま消えるなんてことはさせない、そんな音無たちの思いが通じたからこそ、ゆりっぺを影から救うことができたのだろう。
それはもちろん、ここにいる音無たちだけの力ではない。

「俺達の思いは、みんなが引き継いでくれたんだ」

ゆりっぺがいて、その周りにはたくさんの仲間たちがいる。そんな皆の思いが繋がったからこその必然の結果であっただろう。

皆とっても素敵。
でもそれよりも遥かに素敵な奏ちゃんは言う。

「とりあえず、服整えたら?」

奏ちゃん、ナイス指摘(*´Д`)b

慌てて服を直したゆりっぺは仕切り直し。

「さあ! 行くわよ!」
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今度は上へと向かう。

「ったく、相変わらずのペースだなぁ……」



ギルド連絡通路 B20
「なあ。なんか、あそこを守ってる気がしないか?」
「まあー奇遇ねぇ、あたしもそう思うわ」
守ってるというか詰まってるものねw

「しかし、あんなの、絨毯爆撃でもしないことには」
「じゃあ行ってくるわ」

天使な奏ちゃんが立ち上がる。
そして、影の中に飛び込んでいく。

「愚かな。自殺行為だ」
「いや、待てよ」

音無は奏ちゃんの力を予感していた。
すると影の大軍の中からは、聖なる光が漏れだし、影をまとめて浄化。
さすが奏ちゃん(*´Д`)

「あれの戦闘能力は爆撃機並みか!」
副会長なら知っておくべき。

奏ちゃんはゆりっぺたちにグーサインを送る。
(*´Д`)b

「行きましょう」

とことで、早速奏ちゃんの切り開いた道へと向かう。
しかし、すぐさま次なる影が湧いて出てくる。

「ゆり。先に行け。俺達はこいつらを片づける」
「うん。お願い」

この場は音無たちに任せ、ゆりっぺは奥へと向かう。


後半-2へ続く……


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