Angel Beats! EPISODE.13『Graduation』前半-2

とことで、卒業式が始まる。

「開式の辞! これより、死んだ世界で戦ってきた、死んだ世界戦線の卒業式を執り行います! ではまず、戦歌斉唱!」
「戦歌!? 何それ!?」
段取りを聞いていないゆりっぺが驚いて当然なところ。

「死んだ世界戦線の歌だよ。校歌の代わりみたいなもの」
「あたし、そんなの作らせた憶えないわよ?」
「それもかなでが作った」
さすがは奏ちゃん(*´Д`)

「あなたが作ったの? ってそもそもあなた、戦線じゃないじゃない!」
細かいことは気にしない。だって、相手は奏ちゃんなんだから(*´Д`)

「いいじゃねぇか。はい、歌詞まわして!」
歌詞の書かれた紙が配られる。

「メロディーは?」
「校歌って、だいたい似たようなもんじゃん? 適当に歌っとけば合うだろ」
何て適当なw
だが、それがこの戦線らしいところか。

「では。……せーのっ!」
「おそらの死んだー世界からー、おおくりしーますおきらくナンバー♪ 死ぬまでにー、くーっとけー、まーぼーどーふ~♪」
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「あ~あ~~マーボードーフ~♪ 麻ー婆ー豆ー腐~♪」
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「って何だよこの歌詞!! 先に誰かチェックしとけよ歌っちまっただろ!!」
日向怖いねー、奏ちゃん(*´Д`)

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はうあっ!!
ゆりっぺに隠れる奏ちゃん……(*´Д`)
これは破壊力高すぎる……(*´Д`)


「まあ、かなでちゃんなりに一生懸命真剣に書いたんだから、そんなに言うことないじゃない。ねえ?」
さすがゆりっぺ。わかってる。

奏ちゃんはそんなゆりっぺの言葉に、こくこくと頷く。
奏ちゃん……(*´Д`)

「真剣にって……お気楽ナンバーって堂々と書いてあるんだが」
それも含めて真剣だということ。

「でも、何て言うんだろ。かなでの気持ちが詰まってる気がするよ」
「どこにだよ」
「頭からケツまで」
音無もよくわかっている。まあ……当たり前、なんだけど……ね。

「ぁん?」
言われた日向は歌詞を見返してみる。

「そうだな。あっはは」
日向はやればできる子。そう信じてたよ。

「やったね、かなでちゃん」
「うん!」
奏ちゃん……(*´Д`)


とことで、卒業式再開。

「次は?」
「次は……卒業証書授与!」

「あるの?」
「作ったんだよ。また主にかなでがな」
「っへん!」
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奏ちゃん……(*´Д`)

「で、授与する校長は?」
「オレだよ!」
とことで、壇上にアホ現る。
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「うわぁ……」
「クソォッ!! 俺がジャンケンで負けたんだよ! 文句あっか!! クソ! なーんでいっつも俺ばっかりこんな役なんだ!」
「ふん。貴様には適任だ」
「さあ……始めようぜ!」




「卒業証書授与! では……立華かなで!」
「はい!」

奏ちゃんは元気よく立ちあがり、登壇する。
そして校長から卒業証書を丁寧に受け取り、降壇する。
その姿はとても満足げで、とてつもなく美しい。

「次。仲村ゆり!」
「はい!」
卒業証書を受け取ったゆりっぺは校長に一言。

「それ、似合ってるわよ」
だって、校長だもの。

「ほっとけ」
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ゆりっぺは卒業証書を確認する。
そこにはこう書かれていた。
『あなたは本校において みんなのために がんばりぬいたことを 証します』

いかにも手作りなその卒業証書。しかし、だからこそ皆の想いが詰まっていて、とっても素敵なものである。

「バカ……」
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ゆりっぺの目頭に熱いものがこみ上げてくる……

「次。直井文人!」
「はい!」

文人は片手をポケットに突っ込んだまま校長の前に出る。

「我を称えよ」
「はぁー? ったく、んぁー……」

不真面目な生徒に対して、校長は悩んだ挙句……
「お勉め、御苦労さまでした!」
校長なりに、勉学に勤しんだ彼を称える。

「ふっ……」
文人も文人なりに、校長のことを認めたか。

「音無結弦。 はい!」

校長から卒業証書を受け取った音無は言う。
「それ取れよ」
「えっ? じゃあ……」

日向が変装道具を外したところで、
「日向ひでき!」
「え!?」

音無は隠していた卒業証書を取りだす。

「あ、はい!」

それは音無の地肌に触れていたもの。

「何だよ…参ったな……へへっ」
さぞ嬉しいことだろう。

「ありがとな」
「こちらこそ。スゲー世話んなった」

そして二人は固い握手を交わす。
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日向vs文人。音無をめぐるその戦いは、日向の勝利で幕を閉じた。

そして、卒業式も終焉へと近づく。

「卒業生代表、答辞!」
音無はその場に立ちあがる。

「あー、んっん!」
咳払いをした後、音無は話し始める。

「振り返ると、いろんなことがありました。
この学校で、初めて出会ったのは、仲村ゆりさんでした。いきなり、死んだのよと説明されました。
そして、この死後の世界に残っている人達は、皆一様に、自分の生きてきた人生を受け入れられず、神に抗っていることを知りました。私もその一員として戦いました。
しかし、私は失っていた記憶を取り戻すことにより、自分の人生を、受け入れることができました。それは…かけがえのない想いでした。それをみんなにも、感じてほしいと思い始めました。ずっと抗ってきた彼らです。それはたいへん…難しいことです。
でも彼らは…助け合うこと、信じあうことができたんです。仲村ゆりさんを中心にしてできあがった戦線は、そんな人達の集まりになっていたんです。
その力を勇気に……みんなは、受け入れ始めました。
みんな……最期は、前を見て……立ち去っていきました」


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魂友。
それはまさしく、戦線の皆のことを表しているだろう。

「ここに残る五名も……今日をもって卒業します。……一緒に過ごした仲間の顔は忘れてしまっても……っ、この…魂に刻み合った絆は忘れません。みんなと過ごせて、本当に良かったです! ありがとうございました!」
音無は一礼する。

「卒業生代表、音無結弦!!」

その立派な答辞に、皆から拍手が送られる。

「全員起立!」

五名の卒業者はその場に立ち上がる。

「仰げば尊し斉唱!」

「仰ーげばーとうーとしー 我がー師のー恩ー♪」
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「教ーえのー庭ーにもー はやー幾ー年ー♪

思ーえばーいとー疾しー このー年ー月ー♪

今ーこそー別ーれめーーー♪ ……いー」


「遅いぞ貴様!」
ここで日向に文句を言うのは文人。

「何!? 明らかにてめぇが早かったろ!」
「貴様が遅いのが悪いんだろ!」

そんな口論を繰り広げる二人をよそに、
「あたしたちは合ってたわよね?」
ゆりっぺと奏ちゃんは友情を育む。

「ホンット音無の時と違うよなお前!」

「せーのっ!」
「いざーさらーーばー♪」

素敵な卒業式。
奏ちゃんは天使の笑顔で笑い始め、それにつられて皆も笑いだす。
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ホント、とっても素敵な卒業式……

そんな卒業式もクライマックスを迎える……。

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「閉式の辞。 これをもって、死んだ世界戦線の卒業式を、閉式と致します。卒業生、……退場!」


後半-1へ続く……


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