化物語 15話『つばさキャット 其ノ伍』

羽川は阿良々木のことが好き。それはブラック羽川が言うのだから事実なのだろう。
そうだとしたら、阿良々木が別の相手と付き合いそれを見せつけられたとあらば、ストレスが溜まっても仕方のないところ。

傍から見たら、羽川は阿良々木のことを応援しているように見える。しかし、それは羽川の性格故。略奪愛などできぬその性格は自身を余計苦しめてしまっているのであろう。

「そんな……羽川が…………」
阿良々木ビックリ。


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羽川が阿良々木のことを気にし始めたのは春休みから。
その時は、ライバルの出現など予想だにしていなかっただろう。

ひたぎは電光石火に恋を掴んだ。それは何と強力なことか。
羽川の淡い恋心は無残な結末へと向かう。それは何と悲しきことか。

それでも、阿良々木は自分のことだけではないと思ってしまっている。
それは、ブラック羽川が今までに家族のことで積み重ねてきたストレスの権化であるから。

「そのお前が、たかが数ヶ月の恋愛のことで――」

たかが。

「十数年積み重ねてきた家族の苦しさが、数ヶ月募らせた恋愛の切ニャさに、劣っちゃいけニャい理由でもあるのかニャ!!」

ブラック羽川の言うことはごもっとも。
阿良々木はちょいと無神経だったか。

それでも、阿良々木が羽川と付き合うということはできない。
恩義に報いるというのは、もっと羽川を苦しめることになってしまう。それは都合のいい言い訳かもしれない。
でも、阿良々木には確かな理由がある。

「僕はあの性格を含めて……戦場ヶ原のことが……好きなんだ」
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真剣な想い。
それはとても素敵。

阿良々木は羽川の弱さを原因に挙げる。
羽川も確かに苦しい立場ではある。それは間違いない事実。しかし、羽川と同じような過酷な状況に立たされている者もいるはず。怪異に頼らず、自分一人で生き抜く者が。
羽川がブラック羽川に頼ってしまったのは、そういった者に対する冒涜だと阿良々木は言う。
それは、阿良々木だからこそ言える言葉か。

人の気持ちを変えることはできない。それを学んで懲りているブラック羽川は仕方ないと考える。

阿良々木は吸血鬼の魅了によりモテモテになった。羽川はそう言っていたが、そうではないとブラック羽川は言う。
阿良々木程度では使えないし、虜にするような能力ではない。操り人形を作る能力であるという。

「たとえば人間。お前の周りのおんニャの子は、お前の言うことに絶対服従するか? ニャに一つ逆らうことニャく、お前の言うとおりに動くやつがいるか?」

蟹 戦場ヶ原ひたぎ
蝸牛 八九寺真宵
猿 神原駿河
蛇 千石撫子
猫 羽川翼
いニャいっす。

羽川は嘘を言っていたとことか。


ともかく、忍を探すべきところ。
しかし、ブラック羽川は吸血鬼に頼らないもう一つの策があると言いだす。
とことで、阿良々木を街灯の下、影の出る位置に立たせる。
そして、ブラック羽川はもう一つの策を実行する。

「ストレスの本体であるお前がいニャくニャってしまえば、俺がいる必要もニャくニャるニャ」

首をぺろり。
阿良々木の首からは血が噴き出す。

懲りたはず。
それは、同じ轍を二度と踏まないとこと。

「確実に……殺す」

それは羽川の言葉でもあるはず。そう考えた阿良々木は死を受け入れようとする。
しかし、そこで脳裏に浮かぶのはひたぎの姿。

羽川が阿良々木を殺せば、ひたぎは確実に阿良々木を殺す。
阿良々木はそれを断固阻止しようとする。

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って誰だお前w

羽川とは付き合えない。ならばブラック羽川としたら殺すしかないところ。
阿良々木が助けを求めるのもアリかもしれない。彼を助けたいと思っている人は確かにいるのだから。
だから、阿良々木は助けを求める。
他の誰でもない……忍に。

忍は阿良々木の影から姿を現し、一瞬にしてブラック羽川を抑え込み吸血する。
ブラック羽川が阿良々木を街灯の下に立たせたのは、影を作り忍を誘導するため。
自らが悪に徹して作戦を遂行したとことか。
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ブラック羽川は消えた。
仕事を終えた忍は影の中へと戻っていく。

元に戻った羽川は寝言を言う。

「私との友情よりも、私に恩返しをすることの方がずっと大事だなんて、そんな寂しいこと、言わないでよ……」

朝日が差し込んでくる。

「阿良々木君。きちんと、しなさい……」
「はい」
阿良々木は素直に返事をする……




その後帰宅した阿良々木は、学校へ行く前に、忍をメメのもとに送り届けようと学習塾跡を訪れた。しかし、そこにメメの姿はなかった。

学校。
羽川も登校していたとことで、いつものように挨拶を交わす。

自転車置き場ではひたぎと遭遇する。

「おかえりなさい」
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「ただいま」
^^


放課後。
ひたぎと羽川、駿河を連れて、再度学習塾跡へと向かう。
そこにはやはりメメはおらず。

そこで阿良々木は、メメからの別れの挨拶を既に耳にしていたことに気付く。
彼なりの遠回しな別れの挨拶。ブラック羽川と忍のことを任せていたとことは、阿良々木はよほど信頼されていたとことなのだろう。

メメはまさしくアレだ。

「お人よし!」
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明日はいよいよ文化祭。
阿良々木のクラスの出し物は、お化け屋敷。
実にお似合いだね^^


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2010-07-28

ユーザレビュー:
ジャケットは忍なのに ...
暫くお待ち下さい(^ ...
シャフトォォォォォ! ...
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