刀語 09話『王刀・鋸』

出羽 天童将棋村
王刀・鋸を所持する汽口斬愧にとがめが将棋の勝負で勝ったとことで、刀をかけて七花と勝負させてもらえる権利を得る。

「人をバカにするのも大概にしていただきたい!」

しかし、刀なしで戦おうとする七花に斬愧は文句を言う。
彼女にしてみれば心王一鞘流を侮辱されたようなものだとことで、七花は仕方なく防具と武器を使用して戦うことに。
すると、瞬殺されてしまうw
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将棋の聖地であるここで、刀の持ち主にすぐに会うことができたものの、交渉は失敗に終わってしまった。

宿で、どうしたものかと考えていたところで、斬愧がやってくる。
先ほどの勝負は不公平があったと言う斬愧は、七花があまりにも弱かったという不公平を是正するため、心王一鞘流の門下生と迎え入れて直々に鍛えるという。そしてその後改めて対戦とことに。


まにわにたちは毒刀・鍍を見つけ出す。
保存においては悪いと思われるそこだが、鍍にとってはいい環境だったか。実に禍々しいオーラを放っている……


剣の修行にワクワクする七花。
しかし、教わる相手が女とことで、とがめは嫉妬する。

「せいぜい手取り足取り教えてもらうがいいわ!」
あらあらまあまあ^^


翌日。
七花は、真人間すぎる斬愧のところへ修行に向かう。

稽古の前に、まずは道場を清めることに。とことで、掃除をおこなう。
七花が初稽古を心細く思っているであろうと考えたとがめは、内緒で道場に赴きびっくりさせてやろうとする。
しかし、とがめが現れたタイミングは最悪だった。七花の髪に虫がついていたとことでそれをとった斬愧であったが、それはとがめから見ればまるでキスしているようだった。

「違う違う! 違うったら~!!」
動揺していないことを自分に言い聞かせ、とがめは走っていく。


稽古を始める七花であったが、武器を使うことに関しては、器用な不器用さを披露していた。
まったくうまくいかぬまま一日目の稽古を終え、宿に戻る。
とがめとしてみれば、本当にちゃんと稽古をしていたのか疑いを持つところ。そんなこんなで初日を終える。


次の日もとがめは道場を覗いてみると、七花が上の服を脱ぐところであった。
道着が破れたためであるのだが、そんなことを知らぬとがめはまたも叫び声をあげながら走り去ってしまう。

その日の夜。
とがめは食事を食べず七花のことを待っていた。しかし、七花はもう食べてきたのだと言う。

「汽口と食事したからもう食べないと!? そなたのことを待っていたのだぞ!」
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七花としてみればとがめが不機嫌な理由はわからぬとこかもしれない。しかし、とがめがあまりにかわいそうだ……。
斬愧の食事が質素だったために一応ここでも食事をとる必要があったのは辛うじて救いなところか。


翌日も稽古。
とがめは、斬愧の食事が質素であるからと、七花のために特大のおにぎりを用意していた。

姿勢の稽古をする七花は、視線を真っ直ぐ、そして腰を下ろすというアドバイスを受ける。
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だからってこの格好はねぇよ……死にきれねぇよ……!
ていうかこっち見んなwww

そんな七花を見かねて、斬愧は七花の姿勢の矯正を行う。
そのまますり足をしていた七花だが、慣れぬために斬愧に覆いかぶさるように倒れてしまう。そのタイミングでやはりとがめがやってきてしまったために、更なる誤解を招いてしまう。

そこに残されたのは大きなおにぎりのみ。なんと悲しきことか……

とがめはついに涙を流してしまう。
しかし、それでもちぇりおで気合を入れ直す。実に健気だ。


なおも七花の稽古は続き、十日目に突入した。

斬愧は他の変体刀の所有者とは違う。そう指摘する七花であったが、斬愧はそんなことはないと言う。
確かに、無条件で王刀・鋸を手渡そうとしないとなればそうであるのかもしれないが、それを渡すことが天下国家のためになるとわかっているのであれば、やはり他の者とは違うであろう。
彼女がそれを所持し続けるのは、道場の看板であると同時に、自身の証明であるため。無条件で手放さないのは仕方の無いとこだろう。

彼女もいろいろなことを経験しており、門下生のいないこの道場の当主になるのに魅力を感じていなかった。しかし、王刀・鋸を手にすることでその意識は変わり、彼女は今のような人物となった。それがこの刀の力とことか。

剣の道を極める斬愧だが、彼女は今もなお別の人生のことを考えることがあるという。たとえば、恋の人生。いろんな意味でそれは必要なものだろう……



尾張。
とがめに負けっぱなしだという否定姫は、とがめに関していろいろ考えをめぐらす。
そしてそれを天井裏にいるであろう右衛門左衛門に話しかけるが、返事がない。ただの屍のよry
そんなことはなく、右衛門左衛門は真庭鳳凰を殺しに行っているのだった。


強い毒気が特性だという毒刀・鍍を手に入れたまにわに。
そこへ、右衛門左衛門が現れる。



とがめは宿に帰宅した七花を座らせ、反省させようとする。
しかし、楽しそうに斬愧に関する話をする七花に我慢できなくなったとがめは、嫌みったらしくその修行生活の終わりを告げる。
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とことで、とがめは奇策を思いついたと言う。
それは、七花の弱さを利用するというもので、こなゆきに負けた反省を活かした奇策。

「私たちが狙うのは、まぐれ勝ちだ!」
奇策でも何でもないね^^


まにわに3人の前に現れた右衛門左衛門だが、煙幕により二人を逃がした鴛鴦だけが彼の前に残る。
防御こそ最大の攻撃とも言うべき忍法永劫鞭により、鴛鴦は鞭の結界を構成する。しかし、結局それは通じず。
右衛門左衛門の所持する銃により、鴛鴦はやられてしまう。

薄れゆく意識の中、鴛鴦は蝶々のことを想い浮かべていた。
二人で幸せになれたらどれだけ良かったか……
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とがめは今まで我慢していた思いをぶちまける。
十日間溜めてきた悲しさはそりゃあもう凄まじいもので、たとえ勘違いだとしても同情してしまうところだ。
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それはともかくとして、七花はとがめの考えた奇策がヤバいと指摘する。
それは、七花が既に素人ではないから。とことで、とがめはチュッと七花にキスをしてその経験を忘れさせる。
そして、斬愧に再戦を申し込むことに。

それをのんでもらう代わりに、斬愧が勝ったならば王刀・鋸は諦めるとことで話はまとまる。

将棋戦9局はとがめの5勝4敗とことで、剣術勝負へ移る。
一本勝負のそれは一瞬の隙でも見せれば負けは必死。集中力が大事なその勝負で、とがめは独り言を呟く。

「七・六・歩」

それを聞いた斬愧の脳内で、盤上がイメージされる。
そうきたのならば自分はどう返すかを想像したところで、とがめは更なる次の一手を呟く。斬愧の手は見透かされており、集中力が乱されていく。

考えなければいいのだが、どうしても考えてしまう。そうしなければならないという強迫観念がどこかにあるのか、斬愧は完全に集中力を失う。

「めーーーん!」

そこへ、不格好な七花の面が入る。
地味な決着。しかし、これで決着したのは確か。
これで王刀・鋸を手に入れることとなる。


とがめがしたことはどう考えても反則。しかし、それを判断するのはとがめなのだから問題ない。
なんと汚いことかw

しかし、ここは将棋の聖地だけに、それを咎めるわけにはいかないか。
実際、勝負がついた後に、とがめは将棋で、七花は自分のスタイルで斬愧と戦い、どちらも勝利をおさめていた。
それだけに、王刀・鋸を失うのは文句の無いところか。


王刀・鋸により変わった斬愧だが、今の彼女にとってそれはもう不要だろう。

「これからは私自身が看板です。看板娘です!」
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こちらの方が魅力的^^


刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)
講談社
西尾 維新

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