そのパーティーにアリアから誘われたタカトシ。それをコトミに話すと……
「その辺は近いから生理用品忘れないようにしなくちゃ!」
「ついてくる気満々ですね」
抜かりがないですね。
#11-C『サンタさんの性癖』
アリアの別荘に到着する。
それは何とも素晴らしい建物だった。
「立派だわ」
「萩村! その位置でそのセリフはダメだ!」
言わなきゃ何も問題はないのに。
「実際タカ兄のは立派だよ」
何故知ってる。
別荘に入ったところで、サヤカはタカトシに忠告する。
アリアに手出しをしないようにとのことだが、メイドの務めとして理解してやらねばならぬところだろう。
「だから貞操帯の鍵も私が握っています」
「めんどくせぇ主従関係」
理解してあげよう。
はしゃぐコトミは、探検しに行く。
それにシノも同行。
無邪気でいいじゃない。
トイレの便器には落書きがされており、スズはそのことをアリアに訊く。
「ああ。あれは私が子供の頃にやっちゃったの」
「それ聞いて5倍どん引きです」
最悪ですものね。
プレゼント交換のために、タカトシはペンダントを用意していた。タカトシ以外は女の子だものね。
皆もしっかりとプレゼントを用意しており、サヤカもそれを持ってきていた。
ヴィィィィ
「まあ男性でも使い方次第では使えますから。違う穴にいれたり」
何て物を用意しやがるこの女ァ……
寝る前には人情ゲーム。
とことで、皆でタカトシの部屋に突入……!
翌日。
パーティー前に入浴とことで、サヤカは念入りに体を洗うように言う。
「女体盛り出したいので」
「ああ~」
『何故誰も引かない……!』
もう何が何だかわからない。
クリスマスパーティーが開催される。
とことで、シノより一言。
「今日は無礼講だ。だから、М男の下剋上もアリだぞ」
タカトシ一択。
素晴らしい料理が並ぶ。
それらは全てサヤカが作ったもの。家事が一流だという彼女だが、苦手なものもあるという。
「特に洗濯は苦手です。洗うのもったいないから」
「何でこの人雇っちゃったの」
当然の疑問ですね。
クリスマスに関する小さい頃の話をするシノとアリア。彼女たちも、サンタを信じる無邪気な頃があったのだろう。
そんな話を聞きつつ、タカトシは十年前のことを思い出す。
コトミは、サンタのことで訊きたいことがあると、タカトシに問いかけてきた。
そして目を輝かせて言った言葉は……
「サンタさんの性癖!」
へぇ………………
『くつしたよりもニーソやパンストのほうがサンタのおしごとははかどるとおもう コトミ 5さい』
何だか涙が出てきたよ……
プレゼント交換。
真っ暗な部屋で音楽が止まるまでプレゼントをまわし続けると言うそれ。
とことで早速、部屋を真っ暗に。
「何か、興奮するね」
(´Д`;)ハァハァ
「ホントに興奮してんじゃねぇ!」
結局、タカトシにはサヤカからのプレゼントが当たりましたとさ。
タカトシのプレゼントはシノへ。
早速身に付けたシノはとっても素敵でとっても似合っている。
そんなシノは、個人的にタカトシへプレゼントを渡す。
とっても素敵な光景……
ヴィィィィ
音さえしなければね。
外では雪が降り始める。
一つとして同じものがない雪の結晶は、儚く消え去ってしまう。
「でも、今日の思い出は、ずっと残ると思いますよ」
素敵なクリスマス。
タカトシは、空から現れた本物のサンタからもプレゼントをもらい、驚き。
ヴィィィィ
その音がしたことは言うまでもない。
「メリークリスマス!」
まだまだ先だけどね^^
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