アマガミSS 12話“中多紗江編 最終章『コイビト』”

「今日は本当に楽しかったです」

紗江は遊園地での一日を感謝する。
それは、イナゴマスクと写真を撮れたからそう思うわけではない。純一と一緒にいれただけで、紗江は満足だった。

動き出した恋のメリーゴーランド。
純一は自分から好きであることを伝えねばと考えるが、2年前のクリスマスに経験した手痛い失恋が純一を臆病にさせていた……


二人は、紗江が来たかったというTyrolean Cafeにやってくる。
ここの店員の制服もかわいいものだが、紗江がここに来たかった目的はそれではない。ここで一緒にスペシャルバナナパフェを食べたカップルがずっとラブラブだという話を美也から聞いたためであった。
何ともかわいらしい目的で来た彼女だが、訊きたいことがある。

『少女よ。本当にこの少年でいいのか?』
もう引き返せないよ……

とことで、そのスペシャルバナナパフェを頼んで二人で食べることに……なったのだが、そのパフェはとてつもなくビッグなもの。これを食べきれば確かに噂通りのことが起こってもいいと思えるほどのものだろう。
純一は頑張って完食しちゃおうとバクバクそれを食べるが、周りの客から心配される。本当に大丈夫だったのだろうか……?
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あっという間に時が過ぎ、創設祭当日。

ベストカップルコンテスト 控え室。
森島先輩の相手としてコンテストに出場するのは響先輩。なんてかっこいいんだ……w

「何で響ちゃん女の子なの? 残念」
そうは言うものの、二人は素敵なカップル^^
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梅原もコンテストに参加する。
相手はトロ子。
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弾力が魅力のその子だが、これは笑わざるを得ないだろうwww

純一と紗江は緊張して控え室で待つ。そんな二人を美也は激励して控え室を去っていく。二人の衣装はオーダーメイドとのことで気になるとこ……

ベストカップルコンテストが早速開始される。
エントリーナンバー1番は梅原&トロ子。

「トロ子。今夜は二人で解体ショーだな」
もうこのペアが優勝でいいんじゃね?w

響先輩は森島先輩をお姫様抱っこしてアピール。
ホントかっけぇw

最後に登場するのが、純一&紗江。

「行こう。僕がついてるよ」

ライトに照らされた二人は、まるで結婚式のような衣装で登場する。
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純白なドレスに身を包んだ紗江は、いつもと違い大人びた雰囲気を醸し出していた。客も二人の美しい姿に思わず見惚れてしまう……

ステージ中央までやってくると、どのペアに対しても行われた一問一答が待っていた。お互いの好きなところを訊かれた二人はそれぞれ答える。

「可愛らしいところです!」
「頼りになる教官なところです」
教官プレイ好きだったんだな……w

それはともかく、審査に入る。

しばらくして結果発表。
今年度のベストカップルは審査員満場一致で……

「塚原響さん、森島はるかさんに決定しました!」
これは仕方ない。

第2位に、純一と紗江のカップルが選ばれる。

「私たちはネタで票を集めたようなものだから、本当の1位はあのカップルね」
「うん。本当に可愛い。うちに連れて帰りたいくらい」
ダメよ。

2位の純一&紗江には、映画館個室シートチケットが贈呈される。

無事コンテストも終了。
二人は早速、明日のクリスマスに映画を観に行くことを約束する。

コンテストで使われた純白のドレスとスーツは、母親がオーダーメイドしたと説明した紗江であったが、実際は彼女が自ら縫ったものだという。
その努力が報われた結果として表れ、とっても良かったであろう。
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翌日。
二人は映画館の個室に入室する。
普段ならあり得ない空間だけに緊張してしまうため、純一はトイレに、紗江は飲み物を買いに出て気を落ちつけようとする。

今日こそちゃんと言わねばと、鏡と向き合って気合を入れる純一。そんな彼に、よくわからない外人が話しかけてきた。

「失恋をおそれるな。勇気さえあればうまく行く。ダメなときもあるけどね。がんばれよ」
いったい何者か……?


部屋に戻ると、紗江はコートを脱いでいた。
その服に見惚れた純一だが、それもそのはず。それは美也情報であったのだから。
やはりさすがの美也。兄のツボを心得ている。


これから観る作品は、撮影後に監督と主演女優の交際が発覚したのだという。
それが評判の一因でもあるとのことで、パンフレットに書かれている内容を純一も覗き見る。すると驚きの写真がそこにはあった。

「この監督さんにさっきトイレで会ったよ!」

何て人が来ているんだ……!
もしかしたら主演女優の人も来ているかもしれないとことで客席を見下ろしてみるが、よくわからず。
純一は席につき、紗江の絶対領域に見入る。変態は自重してくださいねw


映画が始まる。
監督さんが引きだした主演女優の魅力。それは紗江に伝わった。
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「僕の想いだって負けてないよ」

ここで純一が黙っているわけがない。

「僕の方が綺麗に撮れるさ」

とことで、今度は監督プレイを試みる。純一がやると何をやっても変態っぽいw
その動きのせいで、紗江を押し倒す形となってしまう。

『少年よ。失敗をおそれるな。勇気さえあれば、うまく行く』
ここでそれを言うのは如何なものかとw

この状況はともかく、紗江は純一と一緒に過ごせることを感謝する。
それに応えるかのように、純一はついに自分の想いを伝える。

「紗江ちゃんが好きだ。……大好きなんだ!」

その気持ちは紗江だって同じ。
二人の想いは一つになる。

「先輩。私幸せです」
ニッコリ^^

『その瞬間。少年は少女の瞳に胸を撃ち抜かれ、キュン死したのである』

キュン死:一瞬にして胸がキュンとなり、そのまま心を奪われて昇天すること。
とことで純一は急逝してしまう……



それは冗談として、二人は素敵なクリスマスを過ごす。

「私たちカップルに見えるでしょうか?」
「うん。見えるよ。だって僕たち、ホントに恋人同士なんだから」

自然に手を繋ぐことができた純一と紗江。そんな二人を祝福するかのように、綺麗な雪が降ってくる。

『失恋のトラウマを抱え、奥手で臆病でチキンであった少年と、極度に内気な少女の恋の物語は、これで終わりである。まだようやく一歩を踏み出したばかりの二人が、この先、ずっとラブラブなままでいられるよう、心から願おう』
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しばらく後の二人。

紗江に着ぐるみを着せて監督プレイを楽しむ純一。そこへ黒ニャンコの美也も乱入し、二人を撮影することに。
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それにしてもこの二人、ノリノリであるw

『先輩。これからもずーっと、私を一番可愛く撮ってくださいね』
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~fin~




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