伝説の勇者の伝説 #015.5『いりす・れぽ~と』後半

「野獣君から珍しく手紙がきました。こともあろうに、勇者の遺物が見つけられないのは、よその国の男女二人が邪魔をしたからと、嘘の報告書を書いてきました」
「確かにそれが嘘か本当か、誰も確認できないからね」


――――――――#007
変な兄妹が闇から姿を現す。
おかしなノリの兄妹はいきなり演技を始め、お宝の分け前を貰えないかと頼む。ライナ達がどうしたものかと思った隙を突き、兄妹はお宝を探る。しかし、ここにはお宝はない。

「ちょっと! お宝どこに隠したのよ!」
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「最初からそんなもんねーし」
「はあ!?」


――――――――#009
荒れた大地。その枯木に幾人もの死体が引っかかっていた。そのどれもが血を流しておらず、不気味なところ。
その荒野の中に、オルラ兄妹が佇んでいた。

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噂の竜を見に来たという二人も、この惨状には疑問を持っている様子。それに同意するライナはオルラ兄妹に近付こうとするも、それをフェリスが止める。

「どういうことか、説明してもらおうか」

フェリスが放ったその言葉は、オルラ兄妹に向けられたもの。何故なら、スィは勇者の剣を所持していたのだから――

――ライナ達が放置していった遺物の正しい使い方をスィは示す。
スィは自分の左腕に勇者の剣を刺すと、その腕は禍々しい竜へと変貌。
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そしてそれがライナとフェリスに向けて炎を吐く。
間一髪でかわしたものの、枯木を焼く圧倒的な火力。
勇者の剣改めドルエリの剣鱗。使用者の意思で攻撃対象を焼きつくすことができるのが、その武器の本質。

「求めるは雷鳴>>>・稲光!」

ライナはすぐさま反撃に転じるもその攻撃はまた別の勇者の遺物によってかき消されてしまう。

「クゥのアイルクローノの鎌。ドルエリの剣鱗。そしてこの、エレミーオの櫛」

遺物が三つ。その力を目の当たりにし、フェリスは撤退を決める。
しかし、スィたちがそれを簡単に許すはずもない。

「共鳴しろ!」

スィが放った結晶から、不思議な力が放たれる。
それに反応したライナのアルファ・スティグマから、再び声が聞こえてくる。

『お前はそれを望んでいる。全てが消えることを望んでいる』

苦しむライナ。
それは、スィがアルファ・スティグマの力を覚醒させようとしたために起こったこと。

かつての惨劇を思い出し、ライナはアルファ・スティグマの支配から必死に抗おうとする。
しかし、力は及ばない。ライナはこの場から離れるようフェリスに命じ、化け物と化す自分を見ないよう頼む。

『人が死ぬ。しかし全てがどうでもいい。さあ、終わらせよう』
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ライナの抗いも及ばず、アルファ・スティグマの力は覚醒してしまう。

暴走したライナは、辺りにその力を撒きちらす。
それさえもエレミーオの櫛で無効化するスィ。余裕なところであったが、アルファ・スティグマはその存在を解析し解除する。

「消えろ虫けら」

するとエレミーオの櫛は焼失し、それをかざしていたスィの右手も、その先から灰となって消えていく。
なんと恐ろしき光景か。

スィは咄嗟に左腕の竜で右腕を噛み切り、傷口を焼くことでその進行を止める。
冷めた表情ながらもスィのことを心配するクゥ。
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それは鎌の能力の一種か、どちらにせよ、その冷たさがたまらない。

「何なんだこいつ。ただのアルファ・スティグマ保持者じゃないのか!」

ライナのアルファ・スティグマにとって、エレミーオの櫛は相手にならない。

「消えろ。消えろ、消えろ! 全て無だ。無に帰せ!」
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――――――――#010
フェリスはライナの前に立つ。
「私はお前が化け物だとは思っていない。いいか。お前は化け物じゃない。お前は私の相方で、下僕で、茶飲み友達だ。化け物なんかじゃないんだ」

それを、対峙する者の心の奥に眠るライナに語りかけ、そして呼びかける。

「聞こえているのかライナァァァァァ!!」

フェリスの全力の叫び。
その声は、確かにライナに届いていた。

「テメェの出番は…もう終わりだ……!」

ライナは暴走する自分の力に抗う。
それでも消えない五方星を、フェリスが無理矢理抑え込む。
片手を組み合う形となったライナとフェリス。そこでライナは、自分の目を閉じるようフェリスに頼む。
それを実行しようとしたフェリスだが、ライナが最後の抵抗。ライナの左手がフェリスの首を絞める。
それでもなお、フェリスはライナが化け物ではないと言う。

「化け物なんかじゃないんだァ!」
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そしてフェリスの目からは涙が流れる。
妹にも見られたことのないその姿を、今この場で見せたフェリス。
そんな彼女の想いが通じ、ライナの目からも涙が流れる。そして、フェリスはその目を閉じさせる。

ライナの暴走が止まったところで、雨が降り出す。

――――――――



「野獣君は何を血迷ったのか、幼児誘拐を企てました。姉さまはもちろん反対しましたが暴走した野獣君は誰も止められません」
――#011


「野獣君は子供を洗脳して、戦闘兵器に仕立て上げました。そんなことは許すまいと、姉さまは大反対です」
――#014

「姉さまは野獣君から子供を奪い取り、優秀な精鋭部隊に子供を預けました。姉さまは誰にだって優しいもんね」
その案を考えたのはライナで、忌破り部隊としては押し付けられたに近い気がしますがw



――――――――#015
ミルクは怒っていた。

「求めるは雷鳴>>>・稲光!」

濡れ衣のライナはもちろん、まったく関係のないルークまで攻撃に巻き込まれるのはあまりに可哀相過ぎる。
けど面白いからいいやw

稲光から必死に逃げる二人は、その先でフェリスと遭遇する。

「やはりウィニットだんご店のできたてだんごは別格だな」

この状況下でどこからそんなものを仕入れたのか気になるところである。しかし、答えは単純なものであった。

「買ってきたに決まっている。ここは、ローランドの国内だからな」

まさかと思うとこだがそれは真実。
偶然流れ着いたここは、エリス家の屋敷まで見えるような場所であった。

「だったら俺たちをこんな目に遭わせた、諸悪の根源を滅ぼしに行くぞぅ!」
ライナのその提案にフェリスも乗る。

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「奴を倒した暁には、私が王になり代わり…ローランドを、だんご帝国にしてやろう!」
フェリスの持つだんごがキラリと輝く。

――――――――



「何も結果を残せないまま、野獣君はローランドへ帰ってきました。何と恥知らずなんでしょう。姉さまはいつも野獣君に振り回されて、すごく可哀相です!」
どちらかと言えば立場が逆で、ライナの方が可哀相だがw


その野獣君ことライナはと言うと、隣の部屋で旅費の計算をしていた。
積み重なるだんご代。その圧倒的な金額に、ライナは驚きが隠せないでいた。

「何でも吸い込む人間エレミーオの櫛か」
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うまいこと言ったライナだが、それをイリスに聞かれてしまう。

「姉さまを悪く言っちゃダメェェェ!」

そしてイリスの強襲。
だんごを食べたのがフェリスだとしても、椅子を壊したのがイリスだとしても、その代金は全てライナが負担する。某ジャパネットより最高ですなw

イリスに痛めつけられ、踏んだり蹴ったりのライナ。

「この恨み…晴らさで、おく…べきか……」
哀れ。

野獣君を倒したイリスは胸を張る。

「君ならいつでも、姉さまを守れるよ」

シオンからお墨付きをもらったイリスは、やればできる子だということをフェリスにも伝えるよう頼む。
そのフェリスはというと、ライナと同じく報告書をまとめるための旅費の計算をおこなっていた。そこで、衝撃の事実が発覚する。

「何と! あの野獣男との旅で遠慮してしまったのか、いつもの半分もだんごを食べていない。体のキレが今一つだったのも、合点がいく」
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とことで、フェリスはお花見だんごを手に取る。

「夜のだんご摂取は、レディの体のラインを崩すとも言うが、これも、変質者王国の国王と旅を続けるためだ」

久しぶりの鮮度溢れるウィニットだんご。
フェリスが幸せなら、ライナの苦労は仕方ないよね^^


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