アマガミSS 19話“桜井梨穂子編 第三章『ヒキツギ』”

創設祭の翌日。
後片付けがおこなわれる。

おでんの屋台を出した水泳部は、OBの方たちから伝統の味であるというお墨付きをもらいほっと一安心。部長の響は、一年の逢に秘伝のレシピを託す。

「あなたに受け取って欲しいの。あの大根の味は素晴らしかったわ」
「そんな……先輩の昆布には敵いません」
何このシュールな会話w

ともかく、逢はその秘伝レシピを引き継ぎ水泳部伝統の味を守っていくことに決定。その素敵な引き継ぎを森島先輩も祝福する。

「逢ちゃん、来年も私の大好物のちくわを、たくさん仕込んでおいてね。それを楽しみに響と来るから」
今からつまみ食い対策もしとかないとね^^


茶道部でも片づけがおこなわれ、それも終わりとなっていた。
創設祭の終わりは、ほぼその年の終わりを意味している。瑠璃子は時の経過の早さを実感していた。

「じゃ、行くとするか」
とことで、瑠璃子は梨穂子についてくるよう言い、ある場所へと向かう……

梨穂子が瑠璃子に案内された先には、愛歌とともに純一がいた。
手伝ってくれたお礼とことで、純一はお茶を一杯いただく。

「青空の下で飲むお茶も、いいもんだろ?」
「風流ってやつですねぇ」
この時期だとちと寒いがの。

「風流を味わう。その道は厳しい」
だからこその風流でもあるだろう。

「ま、夏に炎天下でやるよりは、マシじゃないかな。それと、わざわざ外でやる面倒なところに、風情を感じないかい?」
そうだろうそうだろう……。

「風情を愛でる。その道は厳しい」
…………だよねw

とことで、こたつへリターン。

野立ては春先の新入生勧誘のためにおこなっているという。しかし、場所が場所だけになかなか新入生はやってこない。去年はさらに雨で中止となっただけあって、用意したお菓子が余ったのだと瑠璃子は言う。

「ま、そこの唯一の新入部員が、綺麗に処分してくれたんだけどさ」
だからこそ、梨穂子は茶道部に入ったのかもしれない。

野立てに、純一は賛成する。自然を楽しむそれに加え、彼は音楽を流すことを提案する。瑠璃子と愛歌はその案に賛成。来年からは吹奏楽のコラボが期待される。
ただしその頃にはあんたは八つ裂きに……じゃなくて、二人の先輩方はいなくなっているだろうけどな。
寂しくなるものだ……

「大丈夫です! 私が茶道部を守ってみせますから!」
成長したなぁ……

瑠璃子は多少なりともお茶に興味ありげな純一を見逃さず、茶道の奥深さを教える。もちろん、ちょっとやそっとでお茶をたてることはできず。時期部長最有力の梨穂子がお手本を見せることに。しかし、梨穂子のそれもあまりうまくなく、先輩方よりもむしろ純一の方に近かったり……w
画像

そんなのほほんとした素敵な一時も過ぎ去り帰宅とことに。

「頑張れ、梨穂っち」

後輩を見送る先輩の姿はなんとも素敵なものだ……

そんな二人の先輩に、実行委員長の絢辻さんと高橋先生は労いの言葉をかける。もちろん、高橋先生は前日の甘酒酔いの謝罪も含めて^^;
しっかり者の実行委員長を見送り、二人は言う。

「梨穂っちのために爪の垢が欲しい」
「ついでにへそのごまももらっとくか」
ホント後輩思いのいい先輩だわさ……;;



橘家。

「メリークリスマス!」

25日ではあるものの、美也と紗江だけでなく逢も加わり、クリスマスパーティーが催される。これもまた素敵な光景だ……



純一梨穂子はトトスへとやってきていた。
ダイエットだという梨穂子はオーダーせず水だけ。しかし、目の前にあるショートケーキに目が奪われるw
そんなことも、今日もここでバイトをしている薫のこともともかくとして、梨穂子はプレゼントのお返しの話をする。

「初詣に一緒に行って欲しいかな……なんて」

梨穂子としては贅沢とも思えることだったか。それを恐る恐る告げてみる。

「いいよ」

だからこそ、その結果は思いがけないほどあっさりとしたものだったろう。それに一安心した梨穂子は、ケーキを貰って美味しく食す……ってヲイwww

「あっ、香苗さんだ」

純一のその言葉を聞き梨穂子は慌てる。

「香苗さん、ダイエット中のはずの梨穂子がケーキを食べてるところを見たら、怒るだろうなぁ……」
なんて梨穂子をからかう。
負けじと、梨穂子は純一の指を甘噛み。
画像

でもまあダイエットでなくてもケーキなんてめったに食べるものでもないし、これには呆れるしかないだろう……



夜。
純一のもとに、梅ちゃんこと梅原から電話がかかってくる。にぃにはビーバー三国志に夢中だったとことで、入浴中だった美也がわざわざ電話に出ていた。いい妹だよ、ホントに。

『冬休み中に、例の新作ビデオを借りに行っていいか?』

梅原の希望は大晦日。そのままお宝観賞会でもいいと梅原は言う。
大晦日に何をやろうってんだよw

普段の変態紳士であれば乗る提案だったかもしれないが、今回は違う。大晦日には梨穂子と初詣に行くという予定があるため、梅原の提案を断る。

「何ィ!? この裏切り者ォ!!」

梅原がそう言うのもごもっとも。


ちょ、美也危ない!
画像
お風呂で寝ちゃダメよ^^;


梅原は、梨穂子が割と男子に人気であることを純一に教える。

『幸せってのは、意外に身近なところにあんのかもしれねぇぞ』
詩人だ……
素敵な俺言ありがとうございます。

ともかく、梅原の用事は即日済ませることに。あ、ちゃんと貸し借りはするんですねw


香苗は梨穂子の恋とダイエットを応援する。
それに応えるべく、梨穂子は今日食べた分も腕立て伏せでカバーしようとする。しかしすぐさま断念。ダメだこりゃw



大晦日。
橘家に来客がやってくる。
しかし、今度は純一が入浴中で美也はいないよう。純一は仕方なくタオルを巻いて出てくるが、美也が来客の梨穂子に対応していた。
一安心して気が緩んだのか、巻いたタオルはするっと落ちてしまい……もう!w


早めにやってきたという梨穂子に、純一はお茶を淹れてあげる。
お湯の温度と蒸らし時間が大事だと先輩方に教わった純一。先輩方は抜かりがないですな。

梨穂子はお返しとばかりにチーズスフレを取り出す。ダイエットしてる気がまったくしないのだが……w


今年の歌の番組には美也注目のアイドルユニットが登場する。それは梨穂子も好きで、その振付を真似る。
アイドルではなく、一般人であるからこその素敵な一時。梨穂子はそれを充分に幸せに感じていた。


ある程度の時間になったところで、いざ初詣へ。
しかし、美也が寝てしまった。とことで、純一が準備してくる間に梨穂子が起こすことに……

画像
ってまあ、こうなることはわかってたけどねw
大晦日の夜は更けていく……



朝。
だいぶ遅れはしたものの、すいた今の時間に初詣へと向かう。

神社にやってきて梨穂子が思い出すのは高校受験の時。純一と共に合格祈願をしたこと。
それを聞いて純一が思い出すのは、一緒に勉強していた梨穂子が寝てしまった時のこと。梨穂子の胸や太ももに視線がいき……w
さすが変態紳士、期待を裏切らないぜw

梨穂子が思いだすのは、勉強の休憩の度に食べたり飲んだり……w

エロスに集中力を持って行かれた純一と、食に集中力を持って行かれた梨穂子。どちらも今と変わらないようですねw

『でも、合格できたってことは……』
エロスと食の奇跡ですねw


先日のプレゼントのお返しとして、純一は梨穂子に絵馬をプレゼント。

『ダイエットが成功しますように 茶道部に新入部員が入りますように』
願いを努力に変えねばね。


絵馬を書き終わったらおみくじへ。
美也は大吉、純一は小吉、梨穂子は末吉引く。

平和な一時。
梨穂子の絵馬の最後には、ささやかにこう書き足されていた。

『いつか想いが通じますように♡』
画像

^^




"アマガミSS 19話“桜井梨穂子編 第三章『ヒキツギ』”"へのコメントを書く

お名前:
ホームページアドレス:
コメント: