バクマン。 15話『デビューと焦り』

王道でいくというのは認められるとしても、少なくとも今のネームは認められなどしなかった。王道漫画のいいとこどりをしても、目新しさがないのだから仕方がないだろう。

読者が自然に入りこめる世界観、主人公が何故戦っているのか共感できるはっきりとした理由、カッコよくわかりやすいバトル、魅力的な敵キャラ、可愛いヒロイン、笑いと泣き……
そういった基本的なことを考えてみても、そう簡単でないことがわかる。

計算で泣かせようとしても、目が肥えてる読者にはそれが見透かされてしまう。どうすればいいかと言うと……

「考えないで描けばいいです!」

新妻エイジ談。
シュージンはそれについて詳しく訊いてみる。

エイジが言うにネームは面白くないとのことで、ネームも頭の中になかったのだという。
好きなキャラは勝手に動く。それが天才タイプのエイジにとっての漫画。
しかし、亜城木夢叶は違う。計算タイプの彼らにこれ以上エイジの話を聞かせるべきでないと判断した服部さんは早めに話を打ち切らせる。その時点で既にサイコーはエイジの話からヒントを得ていた。

「次いつ載ります?」

そう訊くエイジに、サイコーは自分たちが連載するまでに待っているよう言い、話は終わる。

エイジとサイコー。
互いに目を合わせて感じる部分があったか……


帰り。
エイジは亜城木夢叶がバトル漫画を描こうとしてることを残念に思っていた。そうでありながらも、必ずライバルとなるであろうことは予感していた。天才タイプの勘というやつだろうか。


天才タイプと計算タイプ。
その二タイプを再認識してサイコーが気付いたことは……

「エイジみたいに勝手にキャラが動くか、計算してるのが計算してるように見えないように計算して描くか」
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ともかく、とことん深く計算をするとこと。
ま、それを主にやるのはシュージンなわけだけれどもw



亜豆。

「ダメ……でしたか」

オーディションを落ちた亜豆は落胆する。
しかし、落ちる方が圧倒的に多いのだから仕方のないとこだろう。今はオーディションを受けられるだけでも価値がある。亜豆には新たなオーディション話が持ちかけられ、それを受けることにする。
演技力は当然だが、歌唱力も必要だというそれ。亜豆にとっては若干引っかかるところがあるか……



後日。
亜豆は香耶と合流し、亜豆家へと帰る。

香耶が風呂に入っている間に、亜豆はオーディションに向けた練習をする。
彼女が自身をなくす要因。それは歌か……
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そんな彼女を何よりも安心させるのは、サイコーが夢に向かって頑張っているという話。
二人は互いを想うことでそれを力に変えている。それは実に素晴らしいもの。

亜豆はオーディション作品の原作を読み、歌の練習をし、サイコーたちの漫画から力を貰ってオーディションへと臨む。
その目は実にいいものだ……



エイジに会って刺激を受けたサイコーとシュージン。
二人が会ってから一年経ったものの、思い出に浸っている場合ではない。早速仕事に取り掛かろうとする二人だが、そこで亜豆からのメールが届く。
その内容は「聖ビジュアル女学院高等部」というアニメの早乙女寺レイカという役に受かったというものだった。

声優デビュー。
それは喜ばしいことだが、サイコーは複雑な思いも抱いていた。
亜豆が遠い存在になってしまうのではないかという不安もあるのだろう。それは焦りに変わるが、卑屈になってはいられない。

亜豆に怒られることはサイコーにとって心地が良いもので、彼を元気づける要因となる。
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それはMでなくN。

「ナルシシストのN」

サイコーを示すのに的確な言葉だろう。


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