とある魔術の禁書目録II #16『刻限のロザリオ』

倒れたアンジェレネのもとにルチアが駆け寄る。

「みんなを守るために、一緒に戦ってくれませんか…?」
画像

アンジェレネはそうルチアに願う。なんと健気か。
そんな二人のもとに砲弾がとんでくるも、上条さんは自慢の右手でその幻想をぶち壊す。

「断言しろよ、ルチア。その手伝いができるなら、俺はこんなクソつまらねぇ幻想なんていくらでもぶち壊してやる。だから断言しろよ! こいつが今、ここにいて良かったなと思える一言を。歯を食いしばるだけの価値があったんだって、信じられる一言を!」

「…はい」

アンジェレネが守った皆を…アンジェレネが守りたいと思った皆を守る。
だから、アンジェレネも自分自身と戦うようにと、約束を交わす。


上条さん、インデックス、オルソラは先を急ぐ。
船はブロック構造。船全体に魔術的意味を持たせているそれは、一度に全て破壊されてしまわぬよう一定領域ごとのブロックで構成されていた。
そのため、上条さんの右手を使えば壁があっても進むことはできる。

侵入者を排除すべく、氷でできた鎧が何体も追ってくる。
上条さんはインデックスとオルソラを先に急がせるため、鎧を誘いだす。壁を壊しては進み、鎧を一体ずつ確実に潰していく。全てが終わったところでオルソラから電話がかかってくる。

画像
話すのはインデックス。その話によると、インデックスが持つ10万3000冊の魔道書の中には、“アドリア海の女王”の発動条件に“刻限のロザリオ”が必要だという記述はなかったとのことだった。

そんな話をしていたところで上条さんの立つ天井が崩れてくる。咄嗟に右手で防いだところで、ビアージオ=ブゾーニが姿を現す。

「十字架は悪性の拒絶を示す」

ビアージオが放った小さな十字架。それが巨大化し、上条さんを襲う。
地味な攻撃だが実にいやらしいもの。十字架の攻撃から逃げながら、上条さんはビアージオの話を聞く。

ビアージオの狙いはヴェネツィアをどうこうしようとするものではないとのことだった。
処刑の道具である十字架を使い、ビアージオは悪性の上条さんを排除する――



インデックスとオルソラの前にまたも氷の鎧が現れる。

「狙いをこちらへ集中-CAH-」

インデックスは氷の鎧を引きつけ、アニェーゼのことをオルソラに頼む。


オルソラとアニェーゼの再会。
今がどんな状況であるかわかっているからこそ、オルソラは助けに来た。しかし、アニェーゼは何でそうまでしてここに来たのかわからないでいた。法の書のことがあったのだから。

オルソラは自身の考えを理解しているわけではなかった。それでもここに来た理由はある。

「少なくとも、ルチアとアンジェレネさんは、あなたを助けたいと断言しました」
それだけで、大きな理由となる。
画像

「たとえ絶望的な状況を目の当たりにしても、無数の刃を突きつけられたとしても、それでももう一度皆と笑いたいと告げた彼女達の言葉に、まだ足りないと思っているのですか?」
そんなことはないだろう。
アニェーゼはその言葉に大いに感動したはず。


二人の前にビアージオが姿を現す。

彼は話す。
“アドリア海の女王”は対ヴェネツィア用に作られた術式。それは揺るがない。それでいて、ビアージオの目的はヴェネツィアの破壊ではない。つまり、“刻限のロザリオ”は“アドリア海の女王”の照準制限を解くためのものとのことだった。
ビアージオの本当の目的は、学園都市の破壊。化学サイド自体の破滅だった。

猜疑心でしか動けないビアージオの前にオルソラは立ちはだかろうとする。
今の彼女ではビアージオを止めることはできない。だから、アニェーゼが杖を手にしてビアージオの攻撃を止める。

「間違ってんでしょうね。こんな私が、まだシスター・ルチアやシスター・アンジェレネたちの面倒を見たいなんて思っちまうのは。あなたのクソみてぇな命令で戦わされているシスター達を思って、憤ったりすんのも!」


「シオンは神の子の…十字架を背負う!」

ビアージオの魔術により、見えない重みが二人のシスターを襲う。
アニェーゼはこの攻撃の正体が、装備品の重量を肩代わりさせるものだとすぐに気付く。しかし、彼女達の手ではそれを防ぐことはできない。解けるとしたら……

「じゃあこんな右手とかならいいのか」

幻想殺し-イマジンブレイカー-。
上条さんは生きていた。
一気に間合いを詰め、ビアージオの顔面にいつものグーパンを喰らわせる。
画像

しかしまだ。
力が相手に渡ってしまった時の最終手段として、ビアージオは自爆の起動を始める。
半径10kmはくだらないという威力。それを防ぐために、上条さんは一人でそれを止めようとする。

破壊をもたらすビアージオに、上条さんは立ち向かう。

「十字架は悪性の拒絶を示す!」
「ビアージオォォォォ!!」

上条さんの武器は何も右手だけではない。
左手。正真正銘無能力のそれを使い、上条さんはビアージオの虚を突く。

右手は決着の手。
いつもの顔面ではなく胸を殴ることにより、彼が作り出した幻想をぶち壊す。

「戦ってやるよ。てめぇらがまたアニェーゼ達を狙うってんなら、俺は何度でも歯向かってやる」

女王艦隊は崩れアドリア海に消えていく――――



「とうまとうま!」
画像

上条さんが目を覚ますと、そこにはインデックスのご機嫌顔が。何故そこまで嬉しそうなのかと言うと……

「まさか今回は置いてけぼりにされなかったから?」

画像
その通りのようです。

そんなところで、上条さんに電話が。

『君、今すぐ学園都市に戻って来るんだ』

そう言うのはカエル顔の医者。
上条さんの体を外の病院で調べさせるにはいかないとのことで、イタリアに来てわずか一日で上条さんは強制的に日本へ戻されようとしていた。

さらに、とある女の子から伝言。

“帰ってきたら、大覇星祭の罰ゲームは覚悟しなさい”

これは楽しみだ。
帰りたくないという上条さんの意向は無視される……



土御門は神裂に結果を告げる。
今回も上条さんに迷惑をかけることになったとことで、土御門は神裂に堕天使メイドセットを貸すので勝負に出るよう言う。
神裂は慌てて電話を切るも、真正直にその姿を想像する……w

そこへ……

「た、ただいまでございますよ」

オルソラが帰ってくる。
その背後には、アニェーゼも。
一人増えたくらいならたいして変わらないかもしれない。しかし、彼女が来たということはきっと他の者たちも……w



ローマ教皇に向けて大きな態度を持つ者がいた。
神の右席の一人である彼女は、教皇に書類を提示しサインを命ずる。
そこにはこう書かれていた。

『上条当麻、上記の者を速やかに調査し 主の敵と認められし場合は確実に殺害せよ』


[予約先着外付け特典DVD付] とある魔術の禁書目録II 第1巻 〈初回限定版〉 [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル
2011-01-26

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by [予約先着外付け特典DVD付] とある魔術の禁書目録II 第1巻 〈初回限定版〉 [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


"とある魔術の禁書目録II #16『刻限のロザリオ』"へのコメントを書く

お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: