とある魔術の禁書目録II #18『検体番号(シリアルナンバー)』

小型のユニットバスがいくつも並んでいる不思議な浴室。
ローラはそこにいた。

足を湯に浸けてご機嫌というところであったが、そこへステイルがやってくる。

「最大主教-アークビショップ-」

服を纏っているとはいえ、ここは浴室。まさか誰かが来るとは思わなかったのであろうローラは、ステイルの突然の乱入に驚き足を滑らせてしまう。
浴槽内にセクスィーに倒れるも、ステイルはそんなこと気にしない。

「この報告書に書かれている項目は本当なんですか?」

ローラの言葉は世界に影響を与えうる。
レディーの浴室内に足を踏み入れることなど関係ないと思えるほど、ステイルは報告書のことを心配していた。
ローラをふっ飛ばし、報告書の詳細を迫る……!

「修道服が張り付きて、淫靡なる肢体が露わになりて……。いけなし! あちらを向きてステイル。私の肌は、何人にも見せたるつもりはないなしにつきのだから」
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ステイルにそんな言葉など通用しない。だって彼はまだ14歳なのだから。



神裂たちは、女子寮にて大きな敵と対峙していた。
それは洗濯機。川で洗濯をするわけにもいかず、せっかくいただいたのだから使うべきところであるだろう。
今日の分の洗濯は既に終わっているものの、洗濯機の使い方を確かめてみるためにと、オルソラたちは今着ている服を脱ごうとする。彼女達以上に、神裂の着ている浴衣が最も脱がしやすい。そのことに気付いたオルソラは問答無用に帯をほどく。

「神裂さんは下着を穿かない派なのでございますか?」

少なくとも、浴衣はそういうものなのだから。

結局、皆服を脱いで洗濯機を動かすことに。
その後になってシェリーは気付く。説明書に、色落ちするものは分けて下さいと注意書きがあることに。

神裂は慌てて止めようとするが、如何せん使い勝手がわからない。結局洗濯機を叩いてしまい、水が噴出……

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「本当に、穿いていないんですね…」
哀れ……



ゲコ太を手に入れテンション高い美琴。
彼女はおいておき、上条さんは少し離れたベンチに座る。そこへ美琴がやってきたかと思えば、それは御坂妹の一人、10032号だった。
彼女は背の小さなミサカを探しており、上条さんにもその目撃情報を求める。

「お前ら、サイズ変更とかできたのか?」
否。
上条さんの役立たずっぷりには落胆だ。

奪われたゴーグルを早急に回収するため……
「ミサカは暗に手伝えと上目遣いで訴えてみます」

美琴と違いが見分けられない。
とことで、とりあえずはブレザーを脱いで見わけがつくようにと上条さんは言うが……

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それはなし! アリだけどなし!w

アクセサリーをつけてればいいと言う上条さん。例として、指輪を提案するも……
10032号は、19090号とのやりとりの際に好きな男性から貰った指輪を左手薬指にはめれば勝ち組だという情報を得たことを思い出す。



打ち止めは御坂妹と追いかけっこしていることを留守番電話にて一方通行達に現状報告。
その打ち止めを捜しに行くため、一方通行達は動き出す。



結局、10032号が買ってもらったのはネックレスだった。
指輪は叶わず。

「気に入らないんだったら返してこようか…?」
「これ以上、ミサカから何も奪わないで下さい。と、ミサカは小さな声で切に語ってみます」

その後二人はどうぶつドーナッツを買う。
意外にうまく作られているヒヨコたちを前にし、ミサカはちちちちと言い、指を動かしてみる。
当然ヒヨコたちは反応しない。ただのドーナッツのようだ……

上条さんはそのヒヨコの一匹(一個)にフォークを突き刺す。そして口の中へ……
その衝撃を前にし、御坂妹はバチバチと電撃を発する。

「ちょっとあんた達何やってんのよ」

二人で仲良く(?)お食事をしているところへ、美琴がやってくる。
御坂妹は事情を説明しようとするが、話題を終わらせゲコ太ストラップに注目する。
それを許さぬ美琴。可愛らしいヒヨコのドーナッツに興味を抱くも、今度は逆に御坂妹がそれを封じる。

「そんなに欲しければミサカと同じく、その人に買ってもらえばよいでしょう。と、ミサカは当人を指し示します」

その人=上条さん。
罰ゲームの最中だっただけにこれはマズイ。

「そんなに“妹”って響きが好きかコラァァァ!!」

美琴はここで何をやっていたのか。事情を聞いた御坂妹はそれを分析。
「つまりお姉様は素直になれないのですか? と、ミサカは情報を分析します」

それは実に的確な分析。しかし、だからこそ余計素直になれない美琴。
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そんな彼女をよそに、御坂妹はオリジナルとは違う道を歩み始める。上条さんの腕を掴み……

「チラリ。と、ミサカは買っていただいたアクセサリーをさりげなくオリジナルに見せつけてみます」
なんて素敵なものか。

「ミサカも反対側から抱きついてみる!」
と、打ち止め。
実にハーレムな上条さんである。

打ち止めの到来により、10032号は本気モードへと移行。新しいエンターテインメントを求める打ち止めだが、再び追いかけっこが始まる……



打ち止めからの留守電が地下街からのものであることを調べ上げた黄泉川。
その情報をもとに、一方通行はひとまずそこへと向かう。

「人に好意を向けることがそんなに怖い?」

黄泉川は一方通行にそう訊く。
一方通行は打ち止めからの好意は受け止めていても、自分から好意を向けることは拒んでいる。裏目に出て取り返しがつかなくなることを怖れているから。
でもそれも仕方のないことかもしれない。彼が昔いた場所、特例能力者多重調整技術研究所のことを考えれば。

一方通行は人に好意を向けることは不可能。それでも、今の彼はそんな自分を嫌悪している。
黄泉川は黄泉川で、どんな子供に対しても武器を向けないルールを課している。
二人は共に負債を抱えている。量は違えど、やることは同じ。どんなに無様でもそれを払い続けるしかない。

「くっだらねェ」

その積み重ねが今の一方通行の支えとなっているか。



風斬氷華。
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彼女の前に警備員が立ちふさがる。
今の彼女の扱いは立体映像。それが悲しい現実。



美琴は溜まった鬱憤をパンチングマシーンにて晴らす。
記録は325kg。本日に限らず、歴代1位の記録である。


上条さんは自分の不幸さを再認識し、肩を落とす。
そんなところでまたも打ち止めがやってくる。

「癒し系マスコットとして、あなたの背中に張り付いてみたり!」
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その頃、一方通行の前には空腹で行き倒れたシスターが。
ほっとけない一方通行は、ファミレスへと連れていき餌を与えることに。

シスターの名前はインデックス。彼女が打ち止めのことを見てないと知るや否や、一方通行はすぐさま席を立ち、人探しを再開しようとする。


妹達のコンソールである打ち止め。
彼女が上条さんのところに来たのは、実験の時に助けてもらったお礼を言うため。何気に律儀なものだ。


一方通行の後ろにはインデックス。
上条さんの愚痴を呟きながら、奢ってもらったお礼をすべく一緒に人探しをすることに……


ポップコーンを買ってもらいご機嫌な打ち止め。
10032号から奪った戦利品を自慢する。

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いろいろありながらも、二人は仲良く過ごしていますよ、ええ。

18:05。
時間も遅くなってきたとことで、打ち止めと上条さんの別れの時間がやってくる。

「ここで会ったのはたまたまだったけど、お礼をしたかったって気持ちは本当だし。…て、ミサカはミサカは心中を吐露してみる」

打ち止めを待っている人がいる。
その人に迷惑をかけたくないからと、彼女は笑いながら言う。

「いい奴そうじゃないか、そいつ」
「……弱いんだよ。あの人はいっぱい傷ついて、手の中のものを守れなかったばかりか、それをすくっていた両手もボロボロになっちゃってるの」

だからこれ以上は負担をかけたくない。
それだけじゃなく……

「今度はミサカが守ってあげるんだ。って、ミサカはミサカは打ち明けてみる」
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何ていい子か。



「とうまだ!」

インデックスは上条さんを見つける。
それとほぼ同時に、一方通行も打ち止めを発見する。

「ラストオーダー!」

何も最後の注文を頼むわけではない。
一方通行は打ち止めの名を呼ぶ。

インデックスと打ち止めはすれ違い、それぞれがいるべき場所へと戻っていく。

上条さんと一方通行がこの場で交差することはない。
それが二人の運命なのだろう。


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