とある魔術の禁書目録II #20『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』

木原たちの前にインデックスが現れる。

こうなった以上は彼女を消すしかないと木原たちの注意がインデックスに注がれる隙に、一方通行はベクトル操作で加速し車に勢いよく乗り込む。
運転手を背後から刺し、

「進めェ。さっさと病院に行かねェと手遅れになるぞ」

マジ鬼畜。
いかしながら、一方通行はインデックスも車に乗り込ませて救い返してやる。

車は走り去っていく……が、木原がそれを簡単に見逃してやるはずがない。対戦車ミサイルを用意し、一方通行たちが乗る車に向けて照準を定める。しかし、その間に何者かが入り込んでしまう。

「ったく……」

めんどくさい。だからその者がいようがいまいが関係ない。木原はミサイルを撃つ。

ミサイルはその女に直撃……したはずだった。しかし爆風はすぐに吹き消され、そこには無傷の女が立っていた。

「いい街ね。もっと早く浸食が進むもんだとばかり思ってたけど」
「何者だ?」
「殺しの商売敵」

だとしたら殺すしかない。
木原は猟犬部隊にこの女を殺すよう命令し、その場を去っていく。彼にとってはこの女に無関心なのだから。

残された猟犬部隊。それはこの女、前方のヴェントにとって敵ではないだろう。
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上条さんは打ち止めに案内されて現場へとやってくる。
しかし、そこにはもう誰もいなかった。正確には倒れた猟犬部隊の者はいるが、それだけ。それに、これは打ち止めが助けたいと思っている知り合い(つまりは一方通行)がやったわけではない。

「あの人は気が短くて喧嘩っ早いから、仕返しがこれっぽっちだなんて考えられないもん」
嫌な推測だ。

早速警備員に通報というところであったが、そこで“奴ら”(ゾンビじゃないよ)が来たことを感じた打ち止めは上条さんとともに車の陰に隠れる。
近くに現れた“奴ら”は、ここに何人か倒れている者たちと同じ猟犬部隊。倒れている者たちを回収しに来たというとこだろう。
当然ながら、車の陰に隠れている上条さん達にも近付いてきて……



一方通行は車にあったものを手に取り、それが何かを運転手の男に訊く。
それは嗅覚センサ。警察犬を機械化したようなもので、それが猟犬部隊と呼ばれる一因になっているのかもしれない。

車は街を走るが、辺りは異様な静けさに包まれていた。それは木原の演出か否か……
そんな心配をしている一方通行とは裏腹に、インデックスは呑気に絵本を読んでいた。半端ない適応力だ。

「お前。何であンなとこいやがったンだ?」
当然の疑問。
それに対し、インデックスは最新鋭日用品を返しに来たと言いそれを示す。

「バカかお前は。こンな使い捨ての」

周りから使い捨てだと扱われていても、インデックスはそれを最新鋭日用品として大事に扱う。いいじゃない。
だからか、一方通行はそれを確かに受け取った。

ダメ子ダメ子と罵られていた醜いアヒルは、実は超エロカッコイイ白鳥さんでした。そんなよくわからない改変をされた絵本を読み終えたインデックスに、一方通行はそういう話ではないと教えてやる。

「確かあのガキが言うには、アヒルさん達と仲良くなりたかった白鳥が、自分が彼らの輪に加われない事実を突きつけられて、本当に幸せだったのかな…だっけ」

一方通行が言う“あのガキ”というのは打ち止めのこと。
再び彼女を捜すことになった一方通行だが、インデックスはまたもその人捜しに協力すると言う。

「だって、あなたが困ってるのわかるもん。とうまだったらおんなじこと言ってると思うし」
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ごもっとも。

一方通行はインデックスの協力を受け入れることにする。
車を止めてもらい、インデックスに頼みを言う。近くのデカイ病院でカエルによく似た顔の医者に、ミサカネットワーク接続用電極のバッテリーを用意させるようにと伝える。
そしてインデックスは走っていく。

彼女が戻ってくるまではここで待機……なんてことはしない。一方通行は車を出すように命令する。要はインデックスを安全な場所へと避難させたといったところだろう。彼はいつだって一人で戦おうとするのだから……



上条さんは打ち止めを連れ、猟犬部隊の前から逃げ出す。彼らもそう簡単に逃がしてくれるわけはなく、上条さん達の後を追ってくる。
上条さんはとある部屋に逃げ込もうとするが、そこには電子ロックがかかっていた。

「これなら外せるかも」
とことで、打ち止めの能力によりロックを解除してその中へと逃げ込む。

「こんなので本当にあの人を助けることなんてできるのかな? て、ミサカはミサカは自分の力のなさを嘆いてみたり」

逃げていてばかりではどうしようもない。
しかし、逃げなければいけない。

「そいつを助けたかったら、まずは自分が死なないことだ」

上条さんは生きるため、人がいるはずの店内フロアへと場所を移す。

しかし、そこは静寂に包まれていた。
休業日というわけではない。客がいて、もちろん店員もいるのだが、その誰もが気を失って倒れていた。

何が起きているのかはわからない。しかし、ここにいてはいけないのは確かなようだった。上条さんはとにかく外に出るよう考えるが、打ち止めにより床に伏せさせられると間もなく銃声が響き、割れたガラス片が床中に広がる。
上条さんは素早い判断で物陰に隠れるが、やはり見つかるのは時間の問題だろう。ガラス片を踏みつける足音が彼らのもとに迫る……



一方通行はカエル顔の医者に電話をし、トラブルが起きたことを告げる。
だいたいのことは妹達から聞いているとことで、一方通行は彼に打ち止めの所在を訊く。今は猟犬部隊の別働隊に追われ、たまたま居合わせた一般人と一緒である。詳しい場所までは妹達でも把握できていない。その情報を得た一方通行はインデックスをその場に引き留めておくようにカエル顔に命令し、彼は自身がすべきことを言う。

「木原は殺す。猟犬部隊も潰す。そして、あのガキを無傷で助け出す」
それは理想。

『不可能だよ』

カエル顔は現実を突きつける。
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多くの行動目標を抱え過ぎている一方通行。彼以上に多くの地獄を見てきているカエル顔は、打ち止めの命を助けることだけを優先するように告げる。

『生きて僕のもとまで連れて来れば必ず治す。その期待に応えるのが医者ってもんだ』

さすがカエルだ。



警備員たちが倒れる様子を見て、土御門は神の右席の存在を悟っていた……



赤信号で停止する黄泉川のもとに、とある女が写った写真が送られてくる。その詳細を求めて連絡を取る黄泉川であったが、そこで彼女は何らかの力を受けてしまう。
信号は青に変わった。しかし、彼女の乗る車は動き出さない……



第三資源再生処理施設。
猟犬部隊が嗅覚センサを利用して嗅ぎつけたそこのコントロールルームには一方通行がいた。
リストから洗浄剤を見つけ出し、それを使い匂いを消そうとする。しかし、猟犬部隊の動きは予想よりも早い。交戦は免れられないか。
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コンビニ。
そこにいた美琴のもとに連絡が入る。

『お姉様~!』
うわぁ…w

黒子からの面倒な第一声。用件は風紀委員の仕事で門限内に帰れないとのことで、あのやかましい寮監に門限延長の連絡をしてほしいとのことだったが、美琴も外出中であるため無効。それに黒子はがっかりとする。

「御坂さん、今日は何で門限ぶっちぎっているんでしょうね?」

飾利からのさりげない疑問。それを聞いて黒子は動き出そうとする。美琴の貞操を守るのは黒子の務めなのだから。
しかし、事務書類と会計書類の山が片付いていないため許されず。



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上条さんたちのもとに猟犬部隊が近付いてくる……はずだったが、何故かその歩みは止まっていた。その代わり……

「はぁ~い」
変な女が近付いてくる。

「神の右席の一人。前方のヴェント」

彼女にとっての目標は上条当麻。それを殺すべく、彼女は上条さんに近付く。
あくまで目標は上条さんとあって、上条さんは打ち止めを隠れさせヴェントの攻撃を一身に受けようとする。

彼女の振るうハンマーに合わせて魔術的な攻撃がやってくる…と思われたが、そういうわけではなかった。ハンマーの動きと攻撃の動きはずれていた。では何に魔術的な意味を持たせているのか。上条さんはそれにすぐに気付く。

ヴェントが舌に付けている鎖の十字架。それが攻撃の秘密だった。しかし、それがわかったところで防げるとは限らない。
しかもヴェントはただ上条さんを標的とするのではなく、彼が守ろうとしている打ち止めまでもを標的とする。
その攻撃が打ち止めに迫り……それでも打ち消すのが上条さんクオリティ。

「行け! 頼む。助けを呼んできてくれ!」

上条さんは打ち止めを逃がす。
彼女を暗闇の中で一人で逃げ続けさせないためにも、上条さんは死なないと決意する。



一方通行は暗闇を利用し猟犬部隊を追いこんでいた。闇を知る彼ならではの精神的な攻撃法か。
そして彼は容赦もしない。ショットガンで猟犬の腕を潰し、その顎へと銃を突きつける。
冗談ではない。これは新ネタ。
彼は躊躇いなく引き金を引き、猟犬の顎を吹き飛ばす。そして蹴り飛ばして下に落とした後、プレス機を作動させる。
一方通行を敵に回すというのはそういうこと。

闇で孤立させられた猟犬たちは、仲間の無惨な姿を見てその精神を破壊されていく。
それを見て笑みを浮かべる一方通行。それほどまでに彼の行いは残虐で……それが彼の本来の姿か。
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ヴェントは上条さんを狙っていた。
インデックスの存在を知っていても、今はそれ以上に上条さんが大きな存在。ローマ正教の敵である上条さんを倒すためには手段を選ばない。
しかし、突如彼女は苦しみだし、戦線を離脱していく……



風紀委員。
書類の山を片づけている黒子であったが、今この瞬間も美琴と腐れ類人猿が一緒に夜の街を楽しんでいると考えると、集中していられず。
ちょうど食事休憩とことでそれへと食いつきストレスを晴らそうとする黒子。飾利はそんな黒子に慣れっこのようで、気にせずテレビをつける。
するとそこで流れていたニュースで、学園都市において侵入者騒動が起きていることを知る。間もなくその映像も途切れてしまう。
風紀委員の彼女たちにはそんな侵入者がいるという情報などきていなかった。不安を感じていた飾利であったが、その思考も間もなく途切れることになる。彼女もまた、意識を失って倒れてしまったのだから。



一方通行は洗浄剤を浴び、猟犬部隊の嗅覚センサを意味の為さないものにする。

一方通行は血の跡を見つけそれを辿ってみると外に出る通路へと通じていた。その先には生き残りの猟犬が一方通行から逃れようとフェンスをよじ登っていた。

近くに車がやってくる。同じ猟犬部隊の者かと思われたが、それは単なる警備員。しかし、猟犬は彼らに自分を保護するように求めていた。

闇から光へと逃れようとする猟犬。ここで彼に手を出せば打ち止めとの関係も終わってしまう。しかし……いや、それを指摘されたからこそか、一方通行の怒りは止まらなかった。
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警備員がいようが関係ない。
彼は猟犬を潰した。



土御門の前には大きな杭が立っていた。

「シュールな光景だ」

その言葉に反応したかのように、新たな杭が次々と地面から突き上がってくる。
さらには白い人影が現れ……

「マズイな」



黄泉川のもとに芳川がやってくる。
そのタイミングで他の警備員から連絡が入り、殺人未遂事件の重要参考人の写真が送られてくる。

そこに写っていたのは……一方通行。


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