電波女と青春男 02章『失踪する思春期のレヴェリー』

世界は立方体の箱の中にあり、それを観察している上位存在がその真実を断片的に(以下略)

真はエリオの話を適当に聞き流すが、それを続けるわけにもいかない。エリオに電波的な質問をされ、真はそれに普通に返答する。
彼女が真に興味を示しているであろう理由は、真がエリオのことを宇宙人と見抜いたからである。あれは真なりの表現の一種にすぎなかったわけだが、真の否定をエリオは謙遜ととらえられる。
そんな都合のいい解釈を続けていれば、それだけで宇宙人設定と豪語することも案外容易いことなのかもしれない。いや、そんなことないか。

宇宙人とのディナーを終えた真は、コミュニケーションの一種としてエリオの汚れを拭いてやる。あら優し(´・ω・`)

「お前さ、日中って何やってんの?」
「宇宙人接触の痕跡を抹消する作業に没頭しているけど。何か?」
それならば特に言うことはない。

「あっそ」



翌日。
授業初日を問題なく……言いかえれば退屈に終えた真は、普通に自転車で帰ろうとする。
そんなところへキュゥべえ……もとい、とある女子生徒が話しかけてくる。
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彼女は御船流子。真の家がどの辺かと訊いた彼女は、示された地図を確認するためそれを咥える。両手が塞がってるからそうしたわけだが……

『健全なエロス!』
別名・意味不明なエロス。
何をやっているんだか。

ともかく、途中まで流子と一緒に帰ることに。
ヘルメットをかぶる彼女はなんともかわいらしい。が、彼女と一緒に帰るのはいかがなものか。ちょっぴりそんな感想を抱く。そんな青春足らずなワタクシです(´・ω・`)



藤和家。
そこには当然ながら布団に包まれた意味不明な人物がいる。
真が呆れ目線で家を出てくるのも納得なところか。

そんなこんなで教室にやってくると、そこには真よりも先に来ていたとある女生徒がいた。

「転校生」
「そんなあなたは在校生」
そして私は大学院生(´・ω・`)

「あのさなのさ」
「なにさなのさ」
なのさなのさ(´・ω・`)

真に話しかける彼女は前川という。
彼女もまた見目麗しくはあるが、サイズが大きめ。



昼。
真は流子と昼食を食べることに。
フルーツストである流子に話しかけてくるミッキーは、流子のことをリュウシと呼称。
ふむふむ。リュウシなのよさね(´・ω・`)

リュウシ自身はその名を好ましく思っていないようだが、一年のときにそう呼んだ子がいて以来定着したのだという。
「リュウシの方が宇宙っぽくて素敵って」

今はもう学校をやめたというその生徒。それに思い当たる人物がいる。
彼女が学校をやめた理由というのは何なのだろうか……



放課後。

『巨大カジキが、クレーンで吊り下げられてるようだ』
というのは、伸びをする前川さんのこと。

『エクソシストの立ってる版だ』
というのはのけ反ってバランスを崩している前川さんのこと。

真はそんな前川さんと歩きながら話す。
テーマは部活。真は部活に入るつもりはなく、前川さんはいろんな部活に引っ張りだこにされながらも結果的にいらない子扱いされて今は美術部の幽霊部員。
その理由を聞いていいものか。というところで、

「しばし待たれよ」

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前川さんは奇怪なポーズをとって、そののち立ちくらむ。
それが理由。珍しい虚弱さだ。見た目は凛々しいというのに。

この日はその前川さんと下校する。青春してると感じられるが、この日の下校もまたそれほど魅力的なものではないか。


家に帰れば簀巻き女が転がっている。
邪魔な彼女を蹴り転がし踏みつけながらも、夜の野外活動に仕方なく協力してやることに。
宇宙的な活動がどんなものか。その興味は抱くべきか抱かぬべきか、今後わかることになるだろう。

またもピザを食べたであろうことを知った真は、エリオの顔を拭き拭きしてやる。で、その後は再び簀巻き状態に戻す、と。
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ちらりとこっち見んなw



夜。
真はエリオの指示通りに進んでいく。

「レフトサイド!」
左側。

「リライト!」
大丈夫。予約済み。

「伸びのある真っすぐ!」
『宇宙でも野球は大人気』
ディスクン星人が大好きだものね。

「サニーサイドアップ!」
どこに行けと?(´・ω・`)

そんなこんなで、無事目的地へとたどり着く。

夜の海。
真はそこではしゃぎ、エリオはその間に海へと入っていく。もちろん布団に巻かれたまんま。

「おいカニ。危機的状況下で遊ぶな」
カニさんは危機的状況下で遊ぶことのできる優れた生物なのですよー。と言ってみるが、それは無価値だろうきっと。

ともかく、真は危険だったエリオを救出し陸へと戻る。
エリオは普段から調査のためにここへ来ているという。自転車でも二時間かかるとことで、当然歩きではない。
飛んできているという。
アイキャンフラァァァァァイ!!

(´・ω・`)

エリオを連れての帰り途中、サンドイッチウーマンに出くわす。
つまりは前川さんなわけだが。

彼女の前で止まっていると、簀巻きエリオが駄々をこねる。それはとりあえず無視、と。
エリオのことは、前川さんも知っていた。彼女はそれほどの有名人であったのだから。

「こいつ半年ぐらい失踪してたから」

初耳。
エリオ曰く宇宙人に誘拐されたのだという。途中からは自分が宇宙人だと言いだし、そしていつしか退学していったと。
真がそのエリオのいとこであり一緒に住んでいるというのは、前川さんにとって興味深いことこの上ないだろう。
しかし、前川さんはこの事実を皆にはまだ言わないと言う。まだというのが気になるが、聞かなかったことにするのがいいか、うん。

真からして気になるのは、前川さんが何故こんなところにそんな恰好でいるのかということ。よくはわからないが、とりあえずユニークさだけは伝わってきたよ(´・ω・`)



家に帰ると女々がおり、真は彼女からエリオが失踪したことに関する話を聞く。

「6月。普通に学校から下校したはずのあの子は、気づいたら11月の海に浮かんでいた。この間の記憶と足取り、警察が調べたんだけど本当に何もわからなかったらしくて」

ともかく、エリオにその半年間の記憶はないという。昔から宇宙好きではあったが、それがきっかけで宇宙人信仰にはしったというわけか。
その証拠を示すために、橋から川に向かって飛んだことがあるという。結果、足の骨を折って入院。その後から布団を体に巻くようになったと。

『全然飛べてねぇじゃん!』
あらゆる意味で痛いとこ(´・ω・`)


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