世界一初恋 04話『Adversity makes a man wise.』

横澤が高野のもとを訪れたのは何故か。律にはそれが気になっていただろうが、それは相手の横澤としても同じところだろう。
深夜だというのに律は高野の部屋で何をしていたか。それには、ネームを見てあげてたと言うしかないだろう。実際、それは事実なのだし。

律が涙目であったのは仕事に関して厳しいことを言われたためだと判断した横澤だが、それに関しての事実は違う。
律はそれに反論しようとするも続かない。高野の介入があったからか、それともやはり律には言いにくいことだったからかは不明だが。

高野は部屋を後にしようとする律に言う。

「後で電話する」
キャー!(*>ω<*)


律は部屋に戻りハァハァ。
……他意はない(´・ω・`)

しっかり鍵をかけた後、律はやはり横澤のことを気にしていた。
仕事を再開しようとするも、集中できず。

『体が疼く』

高野に触られたところが熱を持ち……
それでも、仕事が中途半端にならないようにそちらへと意識を向ける。


携帯が鳴る。
しかし、律はそれに出ない。
高野もそのことを察し、静かに呼び出しをやめる。



丸川書店。
乙女部の皆がフラフラになってきた時期であるが、律はまだ元気さを保っていた。

そんな中、武藤先生からの電話を受け、アシスタントがインフルエンザで全滅ということを聞かされる。一人でなんとかというとこだが、印刷所に交渉しまくって伸ばしてもらった締切が今日の昼。とてもじゃないが間に合わない。
その情報は早くも横澤へと入り、彼は暴れグマの本領を発揮する。

武藤先生は夕方には必ずと言うため、律は乗れるであろう飛行機の時刻を調べる。
羽田に着くのは早く見積もって8時半。ギリギリと見ながらも、律は先生に作業を進めるように言う。

作家は北海道に住んでるとことで、今回は落とすようにと横澤は言う。高野もそれに納得しかけたとこだったが、律は動き出す。

「半日だけください。今から北海道行ってきます」

ここには9時に戻り、印刷所への交渉も自分ですると言うが、

「やめとけ」

高野はそう言い、代原を要求する。
作家は確かに頑張っている。それを汲みたいところだが、結果が全てのこの世界。担当編集は理想でなく現実を見て動かねば。
それでも、律は引かない。

「持ってくると言ってるんです! 俺はできないことは言いません!」

確証のない自信を横澤に軽く笑われるが……

「わかった。行って来い」

もしもの時の責任は自分がとると言い、高野は律を行かせることに。



律は北海道にて武藤先生と合流する。
未完の原稿はまだ残り15枚あるとのことで、律はできてる分の写植を貼ることに。

重装備の武藤先生ではあるものの、物凄いクマで寝ていないのであろうことはよくわかる。そうでなくとも体調は万全ではないのだろう。それでも必死になっている姿を見ると、律がどうにかしないとと思ってしまうのも納得なところである。
しかし、もしこの原稿が仮に落ちることになったらその責任をとるのは高野。律は今更になって自分がおこなってきた行為に後悔を抱き始めていた。

そんなところで、武藤先生が話を切り出す。
ネームを直してくれて大成功だと言う彼女だが、特にそう思った点は高野が指摘したところだった。
律は自分のやる気が空回りして全てが中途半端なのだと実感する。

『せめて今は、自分のできることをやろう』

二人は黙々と作業を続ける……



9時半過ぎ。
約束の時間は過ぎたものの、律はまだ丸川に戻っていなかった。

これ以上は待てない。
とことで、横澤は落とすように高野に言うが……

「すいません! 戻りました!」

ようやく律が戻ってくる。
最終チェックも3回やったというそれを渡し、何とかセーフ……

その後、律はこれまでのことを謝罪する。
ならば良し。というわけではないだろうが、律は高野や横澤にそれほど責められることはなかった。やはりこの世界は結果が全てなのだと感じる瞬間でもある。
とは言え、高野はそれだけで律に特別言葉をかけないわけではなかった。

「お前できるとかできねぇとかじゃなくて、一回やると口に出したら、何が何でも無理矢理力技でやるだろ? だから、特に心配してなかったけど」
それが、高野が律を気にする理由でもある。

「昔から、お前のそういうとこ好きだったし」
love power。
愛の力ってやつねー!(*>ω<*)

「御苦労さん」

高野は律の頭に触れ去っていく。

『高野さんの触れたところが……ジリジリと疼く』


律は顔を洗い、思考を改めようとする。
そこへ横澤がやってくる。

「お前よくのこのこと丸川に入社してきたな」
それは彼が小野寺出版の御曹司とか、そういう話ではない。

「お前のせいで政宗がおかしくなったこと知ってんのか!?」

わからない。彼が何を言っているのか。
しかし、それを訊くことができず、横澤は行ってしまう。



帰りの電車内。
高野と一緒に帰りながら、律はやはり横澤のことを気にしていた。しかしあまりにハードな仕事をして疲れたためか眠ってしまう。高野にその身を預けて……
キャー!(*>ω<*)



「よく寝た……」

律は目覚める。
すると隣には高野がいた。
しかも互いに衣服を纏わぬ状況で。
画像

万が一にも変なことはしていないか。そう心配する律だが、その必要はないのではなかろうか。律にとっては構わないはずなのだから。
彼自身はこれが恋じゃないと未だに断言するものの、どうだろうか……


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