あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 04話『白の、リボンのワンピース』

じんたんはぽっぽに呼ばれ、めんまが見えたという沢の方へと向かう。
バーベキューにはゆきあつが残り、つるこもそれを傍で見守る。

ぽっぽとめんまを筆頭にめんまを探す。
あなるとじんたん、さらにつるこも遅れてそれについていくが……

「めんまは一人で充分だ」

そう言い、じんたんは引き返そうとする。
そんな彼にあなるは声をかけ、先日学校に来ようとしたことの話をする。
あなるの友人たちも悪気があったわけではないのだからもう一回……そう言おうとするあなるだが、

「別に気にしてねぇよ」
と、じんたん。
しかし、それはあなるが期待していた言葉のニュアンスとはちょっと違っていた。

「お前と、お前の友達に何言われたところで、俺の人生にまったく、これっぽっちも影響ねぇし」
「な、何それ! 可愛くない!」
画像
そう言って膨れるあなるの方が可愛い(*´ω`*)

あなるは秘密基地に戻ろうとするじんたんを追うが、そこで足を滑らせてしまい――
そんな彼女の手を、じんたんがしっかり握って助けてやる。

「ふざけろよ……! バカだろ、お前……!」

彼女が足を滑らせた先はちょっとした崖になっており、その先には浅い川があった。
もし彼女がこのまま滑落していれば、かつての悪夢を再現するところであった。そうでなくとも、それを想起させてしまった。

「これで……こんなんで……お前まで、めんまみたいに……」

そのめんまは、じんたんの前に現れた。あなるはそのことについて話をする。
「めんまのことやっぱり、好き…だったんだね」

そう言うのは、じんたんが彼女のことを本当に好きだと考えられるから。
「ホントに好きだったから……実際には、見えないものが見えるんだよね」
画像

一度は信じてもいいと考えたあなる。でも本心にはそれと同等くらいに悲しさも持っていたのだろう。じんたんがめんまのことを好きなのかもしれないということは、彼をよく見てきたあなるにはわかるのだから。

「めんまが見えるならさ……優しくしてやって。 よくわかんないけど……お願い」
あなるはとっても優しい女の子だ。


結局、めんまは見つからなかった。
秘密基地に戻ると、ゆきあつは一人でくつろいでいた。

「ああ。めんまの頼みだからな」

彼の前に現れためんまは、これ以上騒ぎ立てないようにと言っていたのだという。

「願いだ何だって……勝手に騒がれて、迷惑なんじゃないか?」
「そんなことないよ!」

否定の言葉を発したのはめんま自身。

「めんまは! みんなが集まってくれて、みんながめんまのこと思い出してくれて……その方が、ずっとずっと嬉しいよ。めんまが死んじゃっても…みんなには、ずっとずっと仲良しでいてほしいから!」

しかし、彼女の声はじんたん以外には聞こえない。
他の者たちは、騒ぎ立てるのはやめた方がいいのかもという考えに移り始めようとする。
じんたんはそれに我慢が出来なかった。

「お、おい、みんな」
彼は持ってきた蒸しパンを皆に見せる。

「これ……」
ゆきあつの方を一瞥。

「めんまが作ったんだ」

(´・ω・`)

さすがのぽっぽも言葉に詰まる。
ゆきあつは笑い出してしまう。

「キモイって思われても…イカレたって思われても構わねぇよ。 めんまは言ってる……。みんなが集まってくれたら嬉しいって…忘れないでいてくれたら嬉しいって、そう言ってる」

画像
めんまの言葉を代弁するじんたんに涙がポポロ……(´;ω;`)
しかし、ゆきあつはそれを認めない。白けたと言う彼はそのまま去っていき、ゆきあつも帰ってしまう。


残ったのは3人。
つるこは、ぽっぽが見ためんまがどんな感じだったかを訊く。

「白いワンピースで……」
「この辺りに、小さなリボンがついてるんじゃない?」
と言い、胸の上の辺りを示す。
言われてみればそうかも……と思うが、つるこは何故それを知っているのだろうか。

「さぁね」
ミステリアスガールだぜ……(´・ω・`)



じんたんは自室にて枕に顔を埋める。
そんな彼に、めんまはめんマリオだとかめんまルイージだとか言って盛り上げようとする。しかし、彼は変わらず。めんまは部屋を出ていってしまう。

じんたんはゆきあつの妄想に呆れていたが……

「って、一番痛いのは俺……だよな」
傍から見ればあなたが一番妄想人です(´・ω・`)

じんたんが悶えるのも無理はないかもしれないが、彼のしたことは間違いではない。それは確かにめんまが言っていたことなのだから。

そんなところで、ぬいぐるみとこけしの妖精が現れる。
じんたんを励まそうとする可愛いそれの正体はめんま。
わかってたよ(*^ω^*)

昔と変わらぬめんまを見て、じんたんはちょっぴり元気を取り戻す。

ともかく、今日はもう寝る時間。
じんたんは部屋の灯りを消す。
ぬいぐるみとこけしは寄り添うようにしているのに対し、じんたんとめんまはそれぞれのベッドで寝る。

『なあ……。あの頃……お前は俺のこと……ホントはどう思ってた……?』

めんまへの問いかけ。
それには、彼自身への問いかけも含まれているのかもしれない。



その頃。

「胸元にリボンのワンピース」

画像
つるこはめんまの絵を描き、一息吐く。



翌朝。
じんたんの父親はいつものように出かける。

「いってらっしゃーい」
「いってらっしゃーい…っ!」
めんまにつられてじんたんも。
ついつい言ってしまったじんたんがなんか可愛い(*^ω^*)


じんたんがいつものように家にいると、誰かが訪ねてくる。
集金かと思いきや、そこにいたのはつるこだった。
文化祭にアカペラカラオケ喫茶をやるという彼女のクラス。その準備のため、早いこの時間でも学校は終わっているのだという。そんな彼女はじんたんの家に上がる。

めんまに言われた通り、お菓子を出そうとするじんたん。
カントリーマアムで無問題だが、ここでつるこは蒸しパンについて言及する。
めんまが作ったそれは、じんたんママが作るものよりも固かったという。粉の振るいが足りず、ベーキングパウダーを使えばとのことだった。

「料理なんて、レシピさえ把握すればだれでもできるもの」
「めんまできなかった!」
自信満々に言うな(´・ω・`)

つるこはめんまが蒸しパンを作ったのはやはり信じていなかった。

「でも、だからこそ、宿海君に頼みたいことがあるのよ」



あなるはいつものように友人たちとWcDonaldに来ていた。
そこで物憂げにしていると、外でじんたんとつるこが一緒にどこかへと向かっているのを発見。すぐさまそれを追おうとする。
友人たちには当然付き合いが悪くなったと認識され、ムカつかれていた……


じんたんは誰かを待っており、つるこはそれを離れた位置で見守る。あなるはその場面でつること合流する。

「超平和バスターズの活動よ。偽りの平和を、バスターするの」

光速Tシャツを着るじんたんが待っていたのは、ランニングをするゆきあつであった。
しかし、彼はじんたんを華麗にスルー。
幸いなことに信号が赤になり、そこで止まったゆきあつに話しかける。

「お前が見ためんまってどんなだった?」
その問いの答えを聞く前に信号は青になり、ゆきあつは再び走り出してしまう。

「俺のめんまがさぁ!」

“俺の”。
それを聞き、ゆきあつは立ち止まる。

「間違い。俺んちにいるめんまがさ、お前が見ためんまのこと…偽者だって言ってるんだけど」

ゆきあつはじんたんに歩み寄る。

「何調子乗ってんだ」

そして、
「気安く話しかけんな。負け犬」

ゆきあつは走り去っていく。
それを確認したつるこは……

「ナイスガッツ。宿海君」



ゆきあつは家に戻り……

「めんま。出て来いよ。 あいつに……お前のこと……見せてやろうぜ」



秘密基地。
そこにじんたん、つるこ、あなる……そしてめんまが集まっていた。

「じんたん、負け犬じゃないよ。ちゃんと勝ち犬だよ」
どちらにしろ犬ですか(´・ω・`)

めんまは、ゆきあつが見ためんまも偽者ではないのかもしれないと言う。

「だって、めんま、どうしてここにいるかとかも、よくわかんないし……」
画像

そんなところでぽっぽ帰還。
皆でコーヒーを飲む。

「そうだ。これめんまにも飲ませてやろう」

ぽっぽがそう言うのは、めんまの言葉を信じたため。
ゆきあつが見ためんまではなく、じんたんが見ためんまを。
みんなが集まってくれたら嬉しいというのは、めんまが言いそうな言葉だからと。

「忘れられたくないって…、忘れられるはずねぇのにな」

画像
そんなぽっぽの言葉に感動しためんまは、彼に抱きつく。
ゾクゾクしたぽっぽは、ションベン大解放へと向かう。

「めんまも行くよ~。連れションするよ~」
するなw


めんまを忘れられなくて…いつまでもめんまに囚われて、情けないなお前。

「ゆきあつの言ってたアレ。……全部自分のことよ」
自分=ゆきあつ……か。

そんなところで、ぽっぽが慌てて戻ってくる。
チャック全開に加え、暖簾にもビックリするほど慌てていた彼。
それは何故かというと……

「いた。いたんだよ! めんまが!」
またションベン時に発見か(´・ω・`)


ぽっぽが見たという方向へと向かう。
すると、そこでワンピース姿の何者かが逃げるのを発見する。

じんたんがすぐさまそれを追うも、見失ってしまう。
近くにはいるはずなのだが……そんなところで、つるこが声を出す。

「あーあ! そんなデカイガタイして、いくらすね毛剃っても、相当無理があるわよ! ……ゆきあつ!

その言葉に明らかに動揺した何者か。
物音を出してしまい隠れていたのを発見され、再び追いかけっこが始まる。

鍛えているのか、その何者かが逃げ切る方に分があった。かと思いきや、被っていたカツラが木の枝に引っ掛かり取れてしまう。
それを取りに戻ったところで転んでしまい……

じんたんはその者に追いつくことができた。そこにいたのは……

画像
つるこの言った通り、ゆきあつであった……




"あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 04話『白の、リボンのワンピース』"へのコメントを書く

お名前:
ホームページアドレス:
コメント: